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【つながる旅行記#410】初めての丸亀市は、愛用していたコンデジとの別れから始まる…【悲報】

前回は笠置峠古墳からの景色を眺めて、無事に日々のストレスを解消することに成功した。

みなっと

さて、そんなわけで再びやってきた休日である。

もうすぐ12月。すっかり世間はクリスマスムードに染まってきているようだ。

八幡浜駅

まあそれはそれとして、休みとなったら旅行するに決まっている。

自分は八幡浜駅に向かい、さっそく長距離移動を開始したのだった。

大洲城
塩パン

景色を眺めながら、みなっとで買っておいた塩パンを食べる。

いやはや、こういうことができるのが鉄道旅の良いところだよな……!

仕事から解放された至福の時間である。

伊予西条
観音寺

過去に行った場所これから行ってみたい場所を車窓から眺めつつ、ようやく辿り着いた目的地は丸亀駅

今までに何度か通り過ぎたことはあったが、まだ一度も降りたことがない駅である。

果たして丸亀でどんな知識や体験に出会えるのか、楽しみですね!!

というか、駅前から見えるあの存在感を放ちまくりな建物は一体なんだろう……?

(攻撃的なアンモナイト…?)

マップを見ると、どうやらあれは美術館のようだ。

美術館の名前は「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)」というらしい。


はて、『猪熊弦一郎』……?


どこかで聞いたような………


#329『高松平家物語歴史館』より
#336『四国村』より


いやめっちゃ過去の旅行記で遭遇してたわ!

そうそう、猪熊弦一郎は上野駅の絵を描いた人!!

いやはや、これは早々に是非とも行かねばならない美術館を見つけてしまったようだ。

まあ今日はもう15時を過ぎているのであれだが、本日は丸亀に宿泊予定である。

明日になったら絶対行くぞ……!!

さて、それでは本日のホテルに向かうとしよう。

そしてそのために、まずはレンタサイクルを借りなければならない。(今回は相棒のブロンプトンはお休み)


今回予約したホテルはちょっと駅から離れたところにあるので、徒歩ではちょっときつい。

自転車は夕方以降の観光の足としても使いたいし、さっそく借りに行こう。

丸亀駅の目の前にある「まるがめレンタサイクル」

「まるがめレンタサイクル」で自転車を借りた自分は、前カゴに荷物を入れて、初めての丸亀市を軽快に走り始めた。

初めて見る土地の景色はやはり新鮮で、このあとホテルに重い荷物を置き次第、すぐにまた街へ繰り出して観光したいなと思わせるものばかり。


おやおや、この土器川というのはなかなかに川幅が広くて迫力があるじゃないか。

最近由良川について学んで川に興味がある自分としては、土器川も写真に収めておかねばなるまい……!


・・・


・・・


コンデジが、無い……?



れれれれ冷静になれ!!

自分はさっき、美術館をコンデジで撮影したはずだ。

つまりは列車内に置いてきたとかではない。

要するにこれは、自転車を借りた後に何かが起きたということだ。


となれば、自転車をこいでいる最中にコンデジを落としたのではないだろうか……?


まままままずい!!!


あの中にはまだHDDにバックアップすら取っていない北海道旅行のデータが入ってるんだぞ!!?

あの旅の記録を失うのは人生レベルの損失!!


自分は落としちゃった説を採用し、速攻で来た道を戻り始めた。


(誰かがカメラを拾ってくれるだろうか……?)

(いや、拾ったとして交番に持っていってくれるのか……?)

(そもそも今日すぐに交番に持っていってくれるのかもわからないし……!)


ああもう、全ての予定が狂っていくのを感じる!!

(別に予定は組んでこなかったけど)


……そして、横断歩道に差し掛かったとき、自分は見つけた。

道路の真ん中に、見覚えのあるカメラケースを。


なおカメラケースと言っても、ただの布製の入れ物である。

これは確実に無傷では済まされないことだろう……。


自分は青信号になったのを確認すると、自転車を押して歩み寄り、今までの旅を支えてくれたコンデジを道路から拾い上げた。

何度か車に轢かれたのだろうか、ケースは所々にダメージが入っている。


自分の不注意でこんなことになってしまって、本当にすまない……。


来た道を折り返して、またホテルへと向かう。

カメラの状態確認は後回しだ。

今はひとまず冷静に、落ち着ける場所へ……。


予約していたホテルに到着し、部屋に入る。

まさか到着して早々にこんな展開になるとは思わなかったが、これもまた人生。

自分は覚悟を決めて、カメラをケースから取り出した。

……どうやら原型は保っているようだ。

しかし微妙に開いたシャッターといい、本体底面の隙間といい、以前のように使えないであろうことを予感させる。

自分は恐る恐る電源を入れてみる。

すると……

うわあああぁぁぁ……!!(絶望)


シャッターは中途半端にしか開かなかった。

そして裏にある画面を見ると……

バッキバキである。


ああ、これはもう……。


ん?


この塩パン画像が写っているということは、データは無事なのでは!?

そう、このボディはSDカードをしっかり守り抜いてくれていたのである!

さすがはソニーが誇るコンデジ、『DSC-HX90V』だね!!

ソニー最高!!!


(利尻島の旅行記が書けたのは、ここでデータが生き残っていたからである)


そしてどうやら撮影や保存もまだ一応できるようだ。

ただしシャッターがおかしなことになっているので、余裕で写真に写り込んでくる。

毎回指でシャッターをどかせばなんとかならなくはないが……これはやはりもう限界ということなのだろう。

今までの旅の記録を支えてくれた『DSC-HX90V』とは、ここでお別れのようだ。

思えば#20で購入し、盛岡回からずっと大活躍だったコンデジである。


携帯性の良さ、ズーム性能、バッテリーの持ち、軽さ
、それら全てが旅行用として最高の仕上がりのコンデジだった。

もし次のバージョンが出たら、また購入してお世話になることを誓おう。

(そして落とさないように気をつけることも……)


かくして、初めての丸亀旅行は別れとともに始まったのだった。

次回へ続く……!


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