やっぱりうざかった エジプト 後編|ルクソール|世界一周18ヶ国目
カイロの宿で急遽決まったルクソール行き

エジプト滞在4日目。
カイロの宿のリビングでのんびりしていたら、オーナーに突然「ルクソール行かないの?」と聞かれた。
正直、エジプトはピラミッド見れたら満足かなと思っていたので、「行く予定ないんだよね」と答えた。
するとオーナーが「お前はアホか。エジプト来たらルクソールも行け。旅人みんな良いって言ってるよ」と熱弁。
そこまで強く勧めるなら行ってみようかなと思い、その場でスマホを取り出して翌日早朝発の飛行機チケットを予約した。
事前にルクソールの写真をチェックしてみると、古代エジプトを感じられる壮大な神殿や遺跡がたくさん。
これは確かに見る価値ありそうだと期待が高まった。
結論から言うと、ルクソールはとても良い場所だったが、やっぱりエジプト人はうざかった。
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寝坊からの空港ダッシュ
朝6時発の便だったので、4時には起きないと空港に間に合わない。
前日にアラームを何個もセットして準備万端で寝たはずなのに...。
結論言うと寝坊した。笑
目が覚めたのは5時過ぎ。完全にアウト。せっかく予約したのにと思ったけど、ここで諦めるのももったいない。
すぐに空港へ向かい、航空会社のカウンターで次の便を予約。
お昼の便でなんとかルクソールへ飛ぶことができた。
予定より遅れたけど、ルクソールへの期待感は変わらない。
機内から見える景色も徐々に変わっていき、古代都市への入り口に近づいている実感が湧いてくる。
空港トイレで学んだエジプトの洗礼

ルクソール空港に到着してすぐ、トイレに行った。
用を足して手を洗おうとしたところ、あるエジプト人が紙ペーパーを渡してくれた。
「親切だなぁ」と素直に受け取ったら、次の瞬間チップを要求される。

断ってもかなりしつこい。しかも怒り気味で詰め寄ってくる。
カイロでも似たような経験はあったけど、ルクソールでも同じか。
もちろん本当に親切な人もいるんだろうけど、もう金輪際エジプト人の親切は安易に受けないと心に誓った。笑
さすがエジプト。相手の親切な気持ちを素直に受け取ると痛い目に遭う国。
旅の洗礼としては上出来だけど、精神的にちょっと疲れる。
ルクソールの街並みと馬車の風景

空港から市内へ向かうと、馬車が観光客を引いている光景があちこちで見られる。
古代と現代が混ざり合ったような独特の雰囲気。
ただし道には馬糞もちらほら落ちていて、これもまたルクソールらしさなのかもしれない。
下見て歩かないと普通にクソ踏みます。
観光地として栄えているけど、インフラはまだまだ発展途上。
夜のルクソール神殿が幻想的すぎた

到着が遅れたこともあり、最初に訪れたのは夜のルクソール神殿。
ルクソール神殿は古代エジプト新王国時代に建設された巨大な神殿複合施設で、アメン大神を祀るために造られた。
全長260メートルにも及ぶ壮大なスケールで、紀元前14世紀頃から建設が始まり、その後の王朝によって増築が重ねられてきた歴史ある遺跡。

入場料は大人250エジプトポンド(約1200円)で、夜間も開いているのが嬉しいポイント。
昼間の神殿も古代を感じられて良いらしいが、夜はライトアップされた神殿が神聖化されているように見えて、また違った魅力がある。
巨大な柱が立ち並ぶ中庭、細かく刻まれたヒエログリフ、ファラオの像。
すべてが黄金色のライトに照らされて浮かび上がる様子は、まるでタイムスリップしたかのような錯覚に陥る。


昼の喧騒とは違い、静かに古代エジプトの息吹を感じられる夜の神殿見学は本当におすすめ。
観光客も昼に比べると少なめで、じっくり見て回れるのもメリット。写真を撮るにも、ライトアップされた神殿は映えるし、人が少ないから撮影しやすい。
夜のルクソールはカオス
神殿見学を終えてホテルにチェックイン後、夜のルクソールの街を歩いてみた。
一言で表すならカオス。
昼間も走っていた馬車が夜も元気に動いているんだけど、目の前で停車中の車とぶつかって警察沙汰になっていた。
馬車の御者と車のドライバーが激しく口論。
すぐに警察が駆けつけて、そのまま馬車の御者がパトカーに連れて行かれるという展開に。治安はあんまり良くないなと実感。
夜道を歩くときは本当に気をつけた方がいい。
観光地だからといって油断は禁物。人通りの多い道を選んで歩くようにしたけど、それでもちょっと緊張した。
ワンピースファンなら行くしかない、ネフェルタリ王妃の墓

翌朝は早起きしてネフェルタリ王妃の墓へ向かった。
ワンピースが好きなので「ネフェルタリ」と聞くだけでテンションが上がる。
あのビビのモデルになった場所。
ネフェルタリ王妃の墓は、古代エジプト最盛期のファラオ、ラムセス2世の最愛の妻ネフェルタリのために造られた墓。
王妃の谷の中でも最も美しい墓として知られていて、壁画の保存状態が驚くほど良好なことで有名。
鮮やかな色彩で描かれた壁画は3000年以上前のものとは思えないほど美しく、「王妃の谷の至宝」とも呼ばれているらしい。
入場料は1400エジプトポンド(約6000円)とかなり高額。これは墓の保存のため入場者数を制限しているからで、1日に限られた人数しか入れない。
それでもこの金額を払う価値は十分にある。
墓の内部に入ると、壁一面に描かれた壁画に圧倒される。青、赤、黄色、緑。色とりどりの顔料で描かれた神々や象形文字、ネフェルタリ王妃の姿。

これが3000年以上前に描かれたものだなんて信じられない鮮やかさ。
勝手にサービス、勝手に請求のエジプトスタイル
墓の中でミイラの見学をしていると、案内人らしき人が近づいてきて丁寧に解説を始めた。
ちょっと怪しいなと思いながらも、まあ勉強になるかなと流し聴きしていた。
すると頼んでもいないのに懐中電灯を取り出して、ミイラを照らし始める。

元々備え付けのライトもあるので十分見えるのに、わざわざ懐中電灯で照らしてくる。
「これは親切なのか、それとも後で金を要求してくるパターンか」と心の中で葛藤していたら、やっぱり金を要求してきた。
「光で照らしただろ」「解説もしただろ」と言ってくるけど、こっちは一切頼んでない。
勝手にサービスをしてきて金を要求する姿勢。エジプト人の金に対する執念、ある意味感動するわ。笑
もちろん断ったけど、かなりしつこい。
観光地ではこういうことが日常茶飯事なんだろう。疲れるけど、これもエジプト旅行の醍醐味として受け入れるしかない。
時間切れで断念した王家の谷
本当は王家の谷も訪れたかった。
王家の谷は、古代エジプト新王国時代のファラオや貴族たちが埋葬された場所で、60以上もの墓が発見されている。

最も有名なのはツタンカーメン王の墓で、1922年にほぼ完全な状態で発見されたことで世界中に知られるようになった。
入場料は260エジプトポンド(約1100円)で、複数の墓を見学できる。
壁画の美しさや保存状態の良さから、エジプト旅行では外せないスポットとして多くの旅行者が訪れる。
岩山をくり抜いて作られた墓の数々は、当時の高度な技術と信仰心の深さを物語っている。
しかし飛行機の時間の関係で断念せざるを得なかった。
カイロ行きの便までの時間を考えると、王家の谷まで足を伸ばす余裕がない。
寝坊したツケがこんなところで回ってくるとは...。
次にエジプトに来る機会があれば、絶対に訪れたい場所としてリストに加えておく。
ルクソールで学んだエジプト人の金へのこだわり

ルクソールでの二日間は、エジプト人の金へのがめつさを実感する日々だった。
空港のトイレ、神殿での案内人、街中での客引き。あらゆる場面で「金をくれ」というプレッシャーを感じる。
もちろん彼らにとっては生活がかかっているんだろうし、観光客から稼ぐのは当然の権利だと思っている節がある。
文化の違いと言えばそれまでだけど、日本の感覚とはかなり違う。
ただそれでもルクソールは訪れる価値のある場所だった。
夜のルクソール神殿の幻想的な雰囲気、ネフェルタリ王妃の墓の美しい壁画。
古代エジプト文明の偉大さを肌で感じられる体験は、金銭的なストレスを差し引いても十分価値がある。
カイロの宿のオーナーが「行け」と強く勧めてくれたのも納得。
ピラミッドだけがエジプトじゃない。ルクソールにはまた違った古代エジプトの魅力が詰まっている。
ルクソールへのアクセス方法

カイロからルクソールへは飛行機が便利。
所要時間は約1時間で、エジプト航空が1日に複数便を運航している
。料金は時期や予約タイミングによって変動するけど、だいたい片道7000円〜10,000円程度。
早めに予約すれば安く抑えられるけど、自分のように前日予約だと高くつく可能性もある。それでも時間を節約できるので、旅程が限られている人には飛行機がおすすめ。
鉄道やバスでも行けるけど、時間がかかるのと快適性を考えると、飛行機が断然いい。
エジプトの長距離移動は想像以上に疲れるので、体力温存のためにも空路を選ぶのが賢明。
まとめ:ルクソールは必見の古代都市
寝坊からのトラブル続きだったけど、ルクソールは本当に訪れて良かった場所。
古代エジプトの歴史を体感できる貴重な機会だし、写真で見るのと実際に目にするのでは感動が全く違う。
エジプト人の金へのこだわりには正直疲れたけど、それも含めてエジプト旅行の醍醐味。
次に来る時はもっと時間に余裕を持って、王家の谷やカルナック神殿など、他の見どころもじっくり回りたい。
エジプトに行く予定がある人は、ぜひルクソールも旅程に入れてみてほしい。
ピラミッドとはまた違った、古代エジプトの奥深さを感じられるはず。
次はここ🔻
