「今週の一位」スコアに見るファンダムの戦闘力と推し活適性
「人気歌謡」BTS出演回を見てみた
Amazon Primeに、韓国の音楽番組「人気歌謡」BTS出演回をまとめた番組が来てたので見てました。
これまでは「人気歌謡」チャンネルで直接バンタンステージだけ掘り当てて見てたから、番組としてはあまり見てなかったんですが、最後に「今週の一位」を発表する際に出る獲得スコアが、ファンダムの特徴を表していて面白いなーと思いました。
K-POPの推し方って独特ですが、特に最初よくわからない「スミン・ミュス・投票」あたりの効果がよく現れているように思われますので、一緒に見てみましょう!
「人気歌謡」得点に見るファンダムの特徴
例として、2023年放送のある回のスコアをご覧ください。角が立つと何なので具体名は伏せています。

この表をパッと見ると、以下の感想が浮かびます。
アイドルA
音源とSNSが満点で、CD購入やミュスが強い。K-POPにおける推し活の基本形で、ファンダムがきちんと推しを支えている。
アイドルB
投票系から窺えるファンダムサイズと比較して、オンライン音源が非常に強い。世間で曲がバズっている状態。
BTS
投票が強く、「勝たせたい」という意志を感じる。平均的にスコアが高く、ファンダムサイズや世間の認知度が大きい。
私はこの辺の応援に関してはライト層で、流れてくる情報を参考に参加してるくらいなのですが、数字だけ見るとそういう印象です。
ちなみにこれは2023年放送分なので、最近だと配分比率がちょっと変わってます。

「リアルタイム投票」は、何故かここに表示される時とされない時があります。
どの項目が何を示すのか
以下は私の理解です。間違ってたら教えてね!
あくまで「人気歌謡」のスコアに対する説明ですが、音盤や再生については他のチャートも同条件で反映されます。
音盤:忠誠心と資金力
CD購入数
購入数がカウントされるお店で買う必要がある(居住地が反映チャートに影響する場合があるので、購入時は注意)
SNS:組織的な継続力
YouTubeでのMV再生
日々ストリーミングが必要(対象の曲がフルで使用されている公式動画が対象)
視聴者事前投票:アクティブユーザー数
投票アプリでの事前投票(「Linc」アプリ)
基本1人1アカ制限なのでファンダムサイズが出やすく、最も能動的なファンの数が出る
ON-AIR:放送局への貢献度
番組出演やラジオでの楽曲放送回
プロモーションやメディア露出が影響するので、会社の営業・企画力も問われる
リアルタイムアプリ投票:超アクティブユーザー数
生放送中の投票(「Higher」アプリ)
❸の強化版で、「今でしょ!」というタイミングを合わせる、瞬間最大風速的な火力
オンライン音源:社会的なヒット度
配信チャート成績で、Melonのような国内チャートからYouTube Music, Spotifyのようなグローバル配信まで
❶❷❻は、ファンダムの時間とお金が投入される、K-POPファンダムとしての主戦場じゃないでしょうか。
ここを伸ばすためには会社側の戦略も影響してきます。特典によるCD販促や動画のVer.違い、グローバル市場狙いだと国によってジャンルの好みがあるのでRemix違いも重要です。
ちなみに「ARIRANG」のリリース状況を見た限りでは、英語曲のヒットあたりから特に海外チャートを見据えた戦略が表面化し、蓄積したノウハウが今回大爆発してる感じです。単に売り上げを伸ばしたいというより、記録を取らせる意思を感じますね。
billboard all-kill🖐 pic.twitter.com/G5kHX0mrUs
— bts memeories⁷ (@btsmemeories) March 31, 2026
このへんはチャート側の集計ルール変更と、最前線ARMY+会社バックアップによる戦いでもあります。
ARMYがどれだけいいエンジンでも、道が狭いと走りづらいですから、そこを舗装するのが会社です。「記録は作るもの」という姿勢が窺え、今後の展開が注目されます!
❸❺の投票は、「アプリ入れてポイント貯めて投票して」みたいに最も労力を必要とするので、ここが高いところは「このアーティストを勝たせます」という意志の固いコアファンが集っているということになります。
いつもありがとう、投票戦士の皆さま……!!
❶❷❻がファンダムのHPなら、❸❺はファンダムの攻撃力、❹はヒットコンボという感じですね。
こうして見ると、音楽番組のスコアはアーティストや楽曲の魅力だけに留まらず、世界中に散らばるファンの熱量と、それらを最大化させようとする会社側の戦略が合致した時に最も強い輝きを放つ、チームとしてのパラメータを現していると言えるのではないかと思います。
イルアミの強み
ここで気になっちゃうのが、イルアミ(日本人ARMY)はどこまで貢献出来てるんだろう、という点ですね。
先日Xで興味深いポストを見かけたので是非ご参照いただきたいのですが、「リリース後9日間のストリームデータを追った結果、日本が唯一すごい持続性を発揮した」というものです。
(徒然研究室さんはnote記事もあります)
BTSさん復帰作『ARIRANG』を聴き続けているのはどこの国か?リリース日からの再生回数増減率を算出して視覚化しました。注目したいのは日本の圧倒的な持続性です。持続性スコアは-7.7%で、2位の韓国(-19.6%)に12ポイント近い差をつけて首位に立っています。72カ国の中で唯一安定型で分類され、3月22日… https://t.co/KF1RWnjOvh pic.twitter.com/HUDQKdGNvT
— 徒然研究室✍🏻 (@tsurezure_lab) March 30, 2026
私はグローバル文化の中での日本人を見るのが好きで、推し活でもイルアミ独特の行動を観察するのが止められません。
あの一糸乱れぬ拍手とか、「遠足のしおり」的な準備の念入りさとか、畑の手入れをしないものが収穫するのを許せない農耕民族の血を感じさせる心理とか、めちゃめちゃ面白いです。
本来制御不能な「運」に対し攻略法を探してしまう心理には、かつて人々が天に向けて雨を祈ったような、大きな抗いがたいものに対して1%でいいから関与したいという切実さを感じます。
チケットの当落は、推しに会うチャンスであると同時に、運命に自分自身を試される機会であるように感じる人もいるのではないでしょうか。
そんな私がこのグラフを見ると、日本人の「すぐ何でもルーチン化する」性質に納得と驚きを覚えます。農耕民族はルーチンワークのプロですからね。
他の国を見たら「リリース出たああああ!」から「お、こっちも新曲出たやん👀」みたいな興味の移動がめっちゃ早いんですよね。いや私は日本人だからそう感じますが、世界がそうならむしろそっちが普通なのかもしれません。
日本人は好きなものに対して「日常に取り入れて日々の作業化することが苦じゃないし好き」「一度ファンになると長く持続する」という行動が見えるように感じるんですよね。ロングランを支えてくれるパートナーになる印象です。
音楽市場が大きいから購買力も高いし、国内会場も多いし、正直めちゃめちゃありがたいお客様です。
持続性グループ的には「日本>>>韓国>東アジア>中南米・東南アジア>欧米」でした。
韓国人も条件的には近いんじゃないかと思うんですけど、あちらは「ウリバンタン」的な身内への強火感が凄く強いので海外推しへの持続性がそこまでじゃなかったり、競争社会や兵役もあって推しサイクルが日本より早く、結果として日本人より離脱が早かったり、というお国柄的な傾向があるように感じますね。
適性に合った推し活の楽しみ方
推し活は楽しくやりたいもの。そこには適性もあるので、毎日何か続けるのが苦じゃない人は、この機会に「スミン・ミュス・投票」にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
日常にずっと推しの曲があるのもいいですよね。記憶と結びつきやすいから、何年か後にまた聴いたら当時のことがぶわっと蘇ってくる……年を取ってくるとそんな曲はなかなか増えなくなっていくのですが、最近バンタンのおかげでめちゃめちゃ引き出しが増えた気がします。
せっかくの推し活、それぞれに合った楽しみと幸せを探していきたいですね!
ちなみに私の楽しみはこういうことを延々と考えることですw
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アプリ説明はホビサポさんのnoteをどうぞ!
イルアミについて考えているnote。
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