夜行列車明けの失敗〜ブダペスト・ハンガリー🇭🇺 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 #04-1
【Day10-11: ルーマニア→ハンガリー】
ブラショフから寝台列車でハンガリーの首都ブダペストへ。セルビアへの中継地点として今回は一泊だけ24時間ほどの滞在。
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
********************
#夕暮れの20時過ぎ、ルーマニア出発
ルーマニアのブラショフを20時過ぎに出発した夜行列車。

ブルガリアに続き今回も、2人個室に私1人しかおらず、ラッキーな個室。
しかも1等寝台とあって、個室内に専用トイレがあるという贅沢な仕様。
まぁ結構高かったからね。
料金だけのことはある。

ここまでセービングモードなのでちょっと奮発!

誰も来ずラッキー✌️
アメニティなんかも歯ブラシに石けん、身体ふきシートなどが用意されていて、一日歩き疲れた私は、快適にぐっすり眠ることができた。
本当は次はルーマニアのお隣、セルビアに入りそのまま南下したいのだが、直接セルビア国内に入れる列車が見当たらず、やむを得ず経由する形でブダペストに一旦立ち寄ることにしたのだ。

##見事な駅舎のブダペスト
夜行列車はハンガリーの首都ブダペスト東駅に朝9時前に到着。
ブダペスト東駅はいかにもヨーロッパのターミナル駅といった様相で、何本もの線路が入線する高いドーム屋根が見事な駅舎。今更ながらヨーロッパに来た!という実感が湧いてくる美しい駅だ。

早朝明るくなっていくハンガリーの車窓を楽しんだ後、ぐっすり二度寝していたところを叩き起こされ、フラフラと降車。
寝ぼけマナコのまま、駅をキョロキョロ散策してみる。
##大失態で目が覚める!
朝のコーヒーを買うにもまずはハンガリーのお金だな、ということでATMを探す。
今回の旅では、現地通貨でそのまま現金が引き出せるキャッシュカードを持ってきていて、短い滞在に必要な少額だけ引き出すようにしていた。
ここハンガリーは、また改めて戻ってこようと考えているものの、今回の滞在は本日のみ。
明日の早朝にはセルビアに向けて旅立つので、今日の食事&観光で4,000円もあれば足りるかな、と計算してATMの前に立つ。
1フォリントは0.〇〇円だからーと考えながら、引き出し額を選択して実行!
ん?なんか間違えた⁇
1桁違ってたかも⁉
違和感を覚えたものの時すでに遅し。
大量のお金が出てきてしまう。
寝ぼけ頭で、しかもブルガリア・ルーマニアとは異なる大きな通貨単位に頭がこんがらがってしまって、4万円分もの大金を引き出してしまったようだ。
しばらく呆然…
そして何とかならないものかとATMの問い合わせを見たり、近くの店を覗いたりしてみたけれど、どうにかなるわけもなく。
ショックですっかり動く気力を失い、ヘナヘナと座り込みそうになってしまった。
##駅のビジネスラウンジへ
どこかベンチはないかな?と見回すとビジネスラウンジの表記が目に入る。

確かユーレイルパスを買った時に、1等パスの特典としてラウンジが使えるという記載があったような…
そう思い出し、おずおずと重厚な扉を開けてみる。
中は落ち着いた空間にいくつかのソファー、スナックや飲み物が並んでいる。
でっかいリュックを背負った、寝起きの私は完全に場違いな感じだけれど、受付のお姉さんに私のパスと寝台列車のチケットを見せてみると、どうやら対象らしく、快く迎え入れてくれた。

お腹空いてただけかも?
さっきのATMショックから一転、優雅な空間でコーヒーを飲みながらスナックをボリボリ食べていたら元気が湧いてきた。
もう引き出してしまったものは仕方ない!
ハンガリーで豪遊じゃー!
今日はすでに民泊を予約済みだけど、次に戻ってくる時はいいホテル泊まっちゃう?
トカイに行ってトカイワイン飲んじゃうー?
とか考えているとすっかり楽しくなってきて、まずは今日何をしよう?とワクワクしてくる。
我ながら切り替えが早い。

##気を取り直して散策開始!
まずは地下鉄に乗って、宿がある街の中心部へ。
ブダペストの地下鉄はブカレストよりも更に洗練された雰囲気で、観光客向けの案内も充実していて分かりやすい。
24時間有効な1日乗車券があるということで、明日の朝出発する私にはピッタリだったのでこちらを購入。
ブダペスト地下鉄1号線は、なんと19世紀末に開業したヨーロッパでもかなり歴史がある地下鉄。世界遺産にも登録されているとか。
その駅のコンパクトさと、黄色い短い車両が窮屈そうに地下駅に入ってくる様子は、東京メトロ銀座線にそっくりですっかりテンションがあがってしまう。


地上に上がるとそこはもう洗練されたヨーロッパの大都市という感じで、石造りの重厚な建物に広々とした大通り、青々とした街路樹が素敵。
本日の民泊は大通りに面した建物の上にあるシェアルームなので、これなら夜も出歩けそうだ、と一安心。
ブダペストではやっぱり夜景を見ないと!
##観光客で賑わう週末のブダペスト
宿に荷物を預け街に繰り出す。
宮本輝の『ドナウの旅人』を読んで憧れていたブダペスト。
いつかウィーン・プラハ・ブダペストの中欧3都市巡りをしたいと長年思っていたけれど、私、今ブダペストに居る!と嬉しくなってしまう。
この日は土曜日、まだ午前中だというのに結構な人出で、ここは一大観光都市なんだと実感させられる。

花壇には色とりどりの花が溢れ、その横を可愛いトラムが行き交う様子は絵になりまくり。
まず街の全貌を把握するには高いところだ!
ということで、中心部にドドンと建っている聖イシュトヴァーン大聖堂に登ってみる。
快晴の春の空気が爽やかで、ブダペストの風に吹かれながら、あっちを見たりこっちを見たりしばらく居座ってしまった。

まだ4月後半に入ったばかりだが、天気の良い日の日差しはかなり強くて日向にいると汗ばむくらい。
ヨーロッパの日差しは日本のそれよりずっと強烈で、4月でこの調子だとこの先どうなってしまうのか少し心配になってしまうほどだ。
やっぱりこの季節に出てきて正解だったな、と自分の選択に改めて満足した。

🚊次回、ブダペストの夜景とトラムのコラボレーションに撮り鉄が止まらない
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です↓
