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テニス上達メモ527.アスリートが教えてくれる、遊ぶように戦う感覚


▶織田裕二ロスで、トラックがちょっと静か?


興奮冷めやらぬ世界陸上。

織田裕二が卒業。

何が、彼の魅力だったのでしょうか?

個人的には少年時代、古舘伊知郎のプロレス実況に熱くなった私としては、改めて「伝える大切さ」を思い知らされた気がします。

それによって、競技の盛り上がり方が全然違う

無理やり感動仕立てにもしない。

男子1600メートルリレー予選でアメリカを「あんなだらしない」と率直に言ってしまえるのだから、さすがです!

▶メダル目的? それとも楽しむ派?


昨日の続きです。

村竹ラシッドはメダルを獲ることを、「目的」にしていたのかもしれません。

しかし「目的」にすると、『努力逆転法則』なのでしたね(関連記事「愛されるのは目的ではなく『結果』」)。

一方こちらのカルロス・アルカラス。

「コートに立ったら、ただ楽しもうとするだけ。勝っても負けても関係ない」「ただ楽しんでいるだけなんだ」

https://news.tennis365.net/news/today/202507/153257.html

比較したいわけではなく、テニス贔屓したいのでもなく、ただ合理的な結果を出すための選択です。

▶ゾーンに入る前に、まず「欲望リセット」


ゾーンとは、「欲望」とのせめぎ合いと言えます。

どうしても私たちは、勝ちたい、結果を出したい、メダルを獲りたいという欲を持ってしまいがち。

そして欲を持つと、上手くいかないことに対する「怒り」が出てきます

さてどうでしょう?

私たちは怒るのは、決まって上手くいかないときではないでしょうか?

不甲斐ないフォアのミスをした。

渋滞にハマった。

美味しい料理が出てくるはずだったのに、不味かった。

あるいは、人にいちゃもんをつけられたときなども、スムーズにいくはずの日常生活が上手くいかなくなった「怒り」ですね。

欲があるから怒りが湧く。

すると、パフォーマンスは落ちるのです(関連記事「大谷翔平は怒らない──怪我やデッドボールさえ進化の糧にする『見方』の話」)。

▶跳んだら即メモ! オリスラガースはノートも金メダル級の速さ


女子走り幅跳びの決勝を制したのは 、オリスラガースでした。

跳んだのち、すぐさま緑のノートにメモする姿が話題になりました。

自身の跳躍について助走や踏み切りなど8項目を10点満点で採点」すると、再現性が高まる話はこちら

感情や痛みなども点数化すると、客観視できて、乗り越えやすくなります

▶雨も接触も言い訳なし!マフチフと三浦龍司、強さの理由


眠れる森のマフチフにとっては、2メートルに挑むタイミングで雨が強まるなどする勝負の綾もあったのだと思います。

先に2メートルを跳んだオリスラガースに、文字どおり水をあけられたのでした。

とはいえ3000メートル障害で接触があった三浦龍司もそうでしたが、それも陸上のうちとして「言い訳しない」姿勢が、やはり強さの理由かなと思います(関連記事「テニスは『言い訳』するほど不利になる」)。

▶速く走るコツ? ヤフコメの方が刺さる


陸上関連、昨日はこんな記事も見かけました。

Yahoo!版
https://news.yahoo.co.jp/articles/137318fcae0e1296b4e9b037575f65ae2ddd1e3d

配信元の讀賣オンライン版

感心したのは本文ではなく、またヤフコメです(関連記事「理屈ではなく感覚についての深い造詣」)。

以下、引用させていただきました。

gre********
1日前

こんなの読んでも、耳から聞いても絶対ムリ
末續慎吾さんも言ってるけど、子供はまず本能を引き出す他無い。こんなこと言われて速く走れる子は元々速い。
付け焼き刃で足が速くなるなんて幻想だと思った方がいいし、仮にそれで速く走れるとしても大した効果は無いです。
人には好き嫌いや得て不得手がある。好きなことに夢中になれるなら足なんて速くなくたっていいんですよ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/137318fcae0e1296b4e9b037575f65ae2ddd1e3d

私たちとしては、まったくの同感。

何者かになんて、ならなくていいん(関連記事「何者にもならないでいると、ひとかどの者になる」)。

それで速くなるとすれば、走ってたら走らない子よりは、速くなる程度のこと。

私がなぜ、こんなにフォーム指導に批判的な目を向けるのかというと、階段ですら意識すると、イップスになりかねないからです(関連記事「意識するから『トムとジェリー』になる」)。

ただしこの記事が救いなのは、外向的なところ

高く上げるヒザを意識させるのではなくて、浮かんでいるお化けを意識させているのは、よいのです。

太ももを高く上げる内向的な身体動作を意識させる指導は、とても危険です(関連記事「運動能力の差はこれ! あなたは『外向的or内向的?』」)。

▶リレー侍もルフィポーズ! アニメが世界を走らせる


最後に、日本のアニメは偉大でした。

アメリカのノア・ライルズといい、ハードルの中島ひとみといい、女子砲丸投のC・ジャクソンといい、日本一速いオタクの鵜澤飛羽といい、リレー侍といい、キャラクターのポーズを決めたり、ネイルでおしゃれしたり、刺青を入れたり、楽しみ方は人それぞれ。

アウトドアなアスリートと、インドアなアニメファンとの境界線を溶かしたのではなかったでしょうか?(関連記事「テニスができる人は仕事もできる」)。

『ワンピース』や『ドラゴンボール』、『刃牙』に力をもらって、苦しむのではなく、スポーツを楽しむ時代が到来したかのように思えた東京2025世界陸上でした。

即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)

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