サロン楽屋話013:「体育の授業はトラウマ。運動神経に見放された女」を救う術(副題:歌のおねえさん、実は天才?はいだしょうこに秘められたテニスの才能」)
▶どんな情報を入れるかで人生は決まる
6月11日に放送された『上田と女が吠える夜』。
最新回は、フリーで視聴できるようです。
https://tver.jp/episodes/epfoq77z9xx?p=0
テニスゼロの話に触れていらっしゃる方であれば「RAS(網様体賦活系)」が活性化して、「気づき」となるいろんな情報が引っかかってくると思います(関連記事「どんな情報どんな情報を入れるかで人生は決まる」)。
▶体育授業が「運動嫌い」の温床?
テーマは「体育の授業はトラウマ。運動神経に見放された女が大集合」でした。
番組が紹介した調査データによると、20代30代の約3人に1人が、「体育の授業で運動を嫌いになった」といいます。
だから言いました。
「腕を振って足を上げて!」などとフォームを意識させる指導の弊害は、その人のスポーツ人生を完膚なきまでにスポイルするのだと(関連記事「常識的なテニス指導だと、テニスを始めた初日からつまずく」。
体育とは、運動の楽しさを教える授業ではなかったか?
それを「嫌い」にさせてどうする!(関連記事「『10倍超速い』英会話習得法」)。
▶「動楽」と書いて体を育め!
体育は音楽みたいに「動楽(どうらく)」と書いて、動くことを楽しむ体験が、体を育むためのファーストステップ。
その第一歩目から、つまずいているのです。
逆に、嫌いにさせているのです。
大学を出たての文系女子、あるいは男子が、悪いと言っているわけではありません。
とはいえスポーツ指導について習ったことも教えたこともない担任に、子どもが生涯に渡って直面する「運動音痴」の責任を負わすのは、酷だと思うのです。
しかもその時期、ゴールデンエイジのど真ん中ですよ!
▶意識するから「トムとジェリー」になる
そんな才能をだめにされて大人になった街の人たちに話を聞くと、「渋チカ(渋谷地下)のエスカレーターは速すぎて乗るタイミングがつかめない」のだとか。
元うたのおねえさん、はいだしょうこさんが同意。
「引き込まれたらペラペラになる」と恐怖を訴えます。
呼応して「トムとジェリーみたいにはならないから!」とMCの上田にツッコまれていたのでした(笑)。※1
とはいえそんなの、乗り方を「意識する」から、乗れなくなるのは「当たり前」です。
意識させる体育の授業は、「階段イップス」の温床にすらなりかねません(関連記事「イップスに関する記事 」)
※1
あえて呼び捨てにして上田さん“らしさ”を、(敬称を付けたり取ったりすることで)お伝えしているつもりです(他者・以前・以後とも、各同)。
▶クロールは広背筋と体幹をねじるの?
続きます。
ポップピアニストのハラミちゃんいわく「体育の授業は絶対に笑われるから、自尊心がズタズタになる」と顧みました。
振り返れば今は微笑ましいエピソードかもしれないけれど、当時の心境を思うと、悔しさを禁じ得ません。
仮病を使い休んでいたのだけれど、単位が取れないから座学のレポート提出を迫られたハラミちゃん。
結果、「クロールは広背筋と体幹をねじると進む」など“ 知識”は、めっちゃ詳しくなったと言います。
「分かってるんだったらやれ!」と、ツッコむ上田。
だけど、「分かるとできなくなる」のが運動なのです(関連記事「分かろうとすると、できなくなる?」。)
▶ボールの行方が“運任せ”の人、いませんか?
「一段だけ段差が違うとつまずく」(山口もえさん)理由については、拙著『ベースメソッド』でご説明しているとおりです(関連記事「階段をくだっているとき、最後の1段だけ段差のピッチが違っていたら?」)。
同様に「現実に対するイメージのズレ」があるとテニスでも、打点のところでボールに食い込まれたり、体が泳いだりして、「つまずく」のです。
前出のはいだしょうこさん。
「トットットットッ」と階段を下っていくと、どっちの足か分からなってきて、「地上に着くのは運任せ」になる。
(意識しない)普通の人からすれば、「そんなの分からなくて当然」なのだけれど、それらを分かろうと「意識する」から運動神経に見放されました。
あえて“普通の人”と書きました。
しかしことテニスに関してはなぜか、多くの人がそれを「意識する」から、打球の行く先が“運任せ”になっています。
▶5人組ボーカルダンスユニットM!LK・佐藤勇斗さんの“指摘”
再び山口もえさん。
簡単なボールをキャッチするだけの挑戦です。
ここで「早く・速く動きすぎる問題」発生。
ゲストの佐藤勇斗さんに投げられる前から、ボールの行く先に視線を飛ばす「目飛ばし」になっていたのです(36分52秒)。
佐藤さんが手元にあるボールを見せて「まだここにありますよ」と確認を促したのは、とても高度な指摘。
みんな笑っていたけれど、テニスコートでは非常に多くの人が“これ”をやっているのです。
今度、前衛でプレーするときなどに、一度ご確認ください。
▶これで運動神経に「見放されない」
バラエティ番組だからライトなテイストで伝えていますが、先述したとおり生涯に渡るスポーツ人生をスポイルし、自尊心をズタズタにする話。
そしてその温床が、3人に1人を運動嫌いにする「体育の授業」という顛末。
pecoちゃんの表情に滲む悔しみ&怖れ。
そうならないためには繰り返しになりますが「意識しない・させない」こと。
とはいえ「意識しないように」とすればするほど「意識的になってしまう」のは、脳の構造的欠陥なのでしたね(関連記事「『食べてはだめ』と思うと、食べたくなる」)。
意識したらダメ
↓
ダメだと思うと意識する
↓
意識するとダメ
↓
ダメだと思うと意識する
上記悪循環の根拠となる関連記事はもちろん、「努力逆転の法則」です。
▶あら簡単。「運動音痴脱出法」
蟻地獄から脱出するには、どうすればよかったのでしょうか?(関連記事「『鶏と卵の関係』が『いたちごっこ』に拍車をかけ、やがて『蟻地獄』に堕ちるまで」)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero
