テニスゼロサロン032:何者にもならないでいると、ひとかどの者になる
▶今永昇太の「打たせて取るピッチング」
カブス・今永昇太の持ち味は、「打たせて取るピッチング」なのだそうですね。
確かに、三振を奪う豪快なピッチングは、世間軸では華やかかもしれないけれど、自分軸ではどうでもいいこと(関連記事「『世間軸』ではなく『自分軸』で生きる」)。
陸上競技で言えば、100メートル走が花形だと決めたのは誰?
三種や五種、あるいは七種、十種に活躍の場を移して、すべてを極めなくてもアベレージが高まれば、トップにいける可能性は十分あります(関連記事「活躍できる『場』を選ぶ」)。
奪三振を、狙わなくていい。
今永は今永だから、活躍できて、魅力的です。
▶何者かになろうとするから、何者にもなれない
ビッグサーバーが、ラファエル・ナダルにならなくていいし、ラファエル・ナダルが、伊藤あおいにならなくていいし、伊藤あおいが、大坂なおみにならなくていいし、大坂なおみは、伊藤あおいのテニスが「私には絶対にできない」と言っています。
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https://news.tennis365.net/news/today/202508/153906.html
何者にも、ならなくていい。
こういうと、「そうはいっても、自分にはビッグサーブも、エッグボールも、フォアスラも、フィジカルもない」という読者諸氏も、いらっしゃるかもしれません。
それは、(自分ではないほかの)何者になろうとするから、そう思うのです。
何者かになろうとするから、自分の才能が埋もれてしまい、見つからないだけなのです。
伊藤あおいが、「自分にはビッグサーブも、エッグボールも、フィジカルも、何も武器がない」といって、大坂なおみのようなテニスを目指していたら、今のような活躍はなかったでしょうね。
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