テニス上達メモ511.ミスに不機嫌、手に油汗──それでもテニスを愛したいあなたへ(副題:苦行からライフワークへの3ステップ)
▶理想と現実のあいだで揺れるテニスライフ
テニスというと私たちはいきおい、 楽しかったり、勝って喜んだり、流す汗が爽やかだったり、あるいは男女の素敵な出会いの場だったりを、想像するかもしれません。
しかしテニスコートを俯瞰してみると少なくない人が、実際には楽しいどころかイライラしているし、実力を出せないまま試合終了し、体力は温存せずとも不完全燃焼(関連記事「足が攣るのは望ましい兆候?」)。
はたまた流す汗は油汗(笑)、みっともないプレーをさらすあまり、100年の恋も冷めてしまうのです。
▶愛もラリーも、続けるのが難しい!?
楽しむために始めたテニスなのに、こうなる原因は何でしょうか?
「現実に対するイメージのズレ」なのです。
現実のテニスは、実際にプレーしてみると分かりますが、楽しいどころか上手く打てないから残酷だし(関連記事「テニスは『残酷』」)、勝って喜ぶどころかミスしないだろうかと戦々恐々。
顔では笑っていても、心は泣いていたりする。
仲睦まじいはずのカップルがミックスダブルスでも組もうものなら、親しいゆえにミスの責任をなすり付き合って、険悪にすらなりかねないのがテニスといえば、言い過ぎでしょうか。
▶楽しさ、爽やかさ、そして運命の出会いまで──それがテニス!
いえ、そんなはずはありません。
やっぱりテニスは楽しいし、勝つと嬉しいし、爽やかな汗を流せるうえ、老若男女がハンデなしに同じ条件のもとプレーできる稀有なスポーツだから(関連記事「『テニスに力は不要』論」)、生涯スポーツとしていくつになっても出会いを求めることのできるのが現実なのです。
ではなぜ、そんな素敵なイメージどおりのテニスにならないのかというと、やっぱり「現実に対するイメージのズレ」が原因なのですよ。
これがあるせいで、本当は楽しくて爽やかで出会いの場でもあるはずのテニスが、つらくて惨めで自己否定に苛まれる苦行になってしまうのです。
▶ミスした時、顔に出てますよ
テニスは諸に、人間性が出るスポーツです。
不甲斐ないプレーをして不機嫌になる本心は隠せませんからね。
練習後まで、ふてくされてはいませんか(苦笑)。
しかしだからこそ、試行錯誤するかけがえのないプロセスの中で、私たちは自分の心の醜さに気づき、変化するきっかけを与えてくれるのもまた、テニスなのです(関連記事「テニスを通じて自己肯定感を育む 」)。
▶「誰とでも対等に」——テニスが教えてくれること
テニスは取り組み方しだいで、人生の苦行にもなれば、ライフワーク&ライクワークにもなるでしょう。
老後に取り沙汰されがちな孤独問題や認知症の予防にもなる(関連記事「考えることで人は呆ける(認知症予防にテニスがいいワケ)」)。
何しろ「ルールの知識」と「打てるスキル」さえあれば、年齢や、性別、言葉の壁すら取っ払って、世界中どこへ行っても一緒に楽しめるのがテニスですからね。
また役職や身分の壁も越えます。
社長だから、取引先だから、ランキング772位の地元コーチだからといって手加減するのはディスリスペクト(関連記事「『最高の物語』byフェデラー」)。
テニスほど「人は対等だ」と教えてくれる競技が、ほかにあるでしょうか?
▶その悩み、たった「3原則」で晴れるかも?
苦行になるか、ライフ&ライクワークになるか?
両者の差は一体何?
いつも言っていますが、運動神経や体力などではありません(関連記事「テニスに運動神経は必要ない!」)。
私の知り合いには、クラスで徒競走がビリだったからテニスを始めたら、全日本テニス選手権の単複で準優勝した女子プロもいますよ。
努力も必要ありません。
さすがに、コートに立つ最低限の努力くらいは必要でしょうけれども、かつての私のように、休むことを許されず、笑うことも止められて、おまけに水も飲むなと禁止された不自由なんて、しなくていい(関連記事「『夢の中へ』行ってみたいと思いませんか?」)。
ご自身の中にあるイメージを書き換える「3原則」にならうだけ。
それによってテニスは、楽しかったり勝って喜べたり(負けても清々しかったり!)、はたまた素敵な出会いの場ともなるでしょう。
そのきっかけを、今まさに手に入れようとしている「またとない瞬間」なのです。
即効テニス上達のコツ TENNIS ZERO
(テニスゼロ)
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テニスゼロ代表
吉田無型(よしだ・むけい)
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スポーツ教育にはびこる「フォーム指導」のあり方を是正し、「イメージ」と「集中力」を以ってドラマチックな上達を図る情報提供。従来のウェブ版を改め、最新の研究成果を大幅に加筆した「note版アップデートエディション」です 。https://twitter.com/tenniszero