サロン楽屋話004.赤沢大臣の「へりくだり」とテニス
▶「格下」などと意識して「対等」な交渉ができるか?
散々ニュースにもなっていますが、赤沢亮正経済再生担当大臣は「格下も格下」とへりくだる。
トランプ米大統領に会えて、舞い上がった?
格下などと意識して、対等な交渉ができる?
それはテニスも同じこと。
▶だから「自滅」する
戦前に、「対戦相手は格上だから」と思うと、萎縮します。
「相手が格下だから」と思うと、油断します。
だから足元をすくわれて、「自滅」します(関連記事「相手の弱点を『意識』してしまう」)。
よく、「上手な人にまじって練習すると、緊張して上手く打てない」などという人がいるけれど、やっていることは同じテニス(関連記事「不安な気持ちを取り除くには?」)。
むしろ練習では上手な人ほど安定したボールを返してくれるのだから、「上手な人」などと意識しなければ、いつもより上手く打てるはずなのです。
▶勝負はやってみるまで分からない
錦織圭のコーチを務めたマイケル・チャンは、ロジャー・フェデラー戦を前に「尊敬しすぎるとベストなプレーができない」と言ったけれど、それはそういうこと。
トランプ大統領に「温かさ」を感じたそうだけれど、「気分・機嫌・気持ち」は、その時々で変わるから決めつけられません(関連記事「『気分・機嫌・気持ち』が大事」)。
自分の調子でさえ、日によって波があるのだから、相手の調子も同じこと。
そうやって無常の波と波とがぶつかり合う以上、勝負はやってみるまで分からないのです。
戦う前から「格上」「格下」などと意識する姿勢が、萎縮したり、油断したり、あるいは侮ったりする心の動揺を誘い、プレーヤーの実力を発揮できなくなる原因になる。
▶それは「失礼」にあたる
うーん、社内では多少あるかもしれないけれど、少なくともテニスコートでは、「社長だから」「先輩だから」「年上だから」「ベテランだから」「格上だから」という区別は、なくていい。
「平社員だから」「後輩だから」「年下だから」「ビギナーだから」「格下だから」という区別も、なくていい。
もちろん、練習でビギナーや格下相手に手心を加える場合もあるかもしれないけれど、それを試合でやると、失礼にあたります。
▶屈辱の極み
卓球では、大差がついたマッチポイントの時、リードしている選手がわざとサーブをミスする習わしがあったそうだけれど、相手にしてみれば「屈辱の極み」では、なかったか?
テニスに限らずこんな「大逆転」も、あり得るのですから(関連記事「『高さ』と『長さ』、テニスで最後に勝つのはどっち?」)。
https://youtu.be/VzvfAI1y9pU
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