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妻とイタリアを旅して、人生で本当に持ち帰れるものを知った|ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、そして再びローマへ

おはようございます。
天豆(てんまめ)です。

結婚25周年の記念に、妻とイタリアを旅してきました。

ローマから始まり、フィレンツェへ行き、ヴェネツィアを歩き、そして最後にもう一度ローマへ戻る旅。

コロッセオも、ウフィッツィ美術館も、ヴェネツィアの運河も、バチカンで目の前に現れたローマ教皇も、どれも忘れられない景色でした。

けれど、日本に帰ってきた今、胸の奥にいちばん静かに残っているのは、有名な観光地の名前だけではありません。

暑さで少し無言になりながら、妻と石畳を歩いた時間。

ひと皿のパスタを分け合いながら、「おいしいね」と笑った夜。

ホテルの部屋で荷物を整えながら、「もう帰るんだな」と思ったこと。

テルミニ駅の窓から、ふと見えた虹。

旅の終わりに見た虹。イタリアで受け取った光を、日本へ持ち帰るような朝でした。

そして、旅の最後に妻が言った、

「もう一度、コロッセオを見たい」

という声。

旅の最後に、妻ともう一度見上げたコロッセオ。始まりの感動と、終わりの余韻が、ここで静かにつながりました。

旅は、どこか遠くへ行くことだけではないのだと思いました。

いつもの自分から少し離れて、もう一度、自分の人生に戻ってくること。

大切な人と歩いてきた時間を、そっと確かめること。

そして、まだこれからも一緒に歩いていけるのだと、静かに思えること。

それもまた、旅なのだと思います。

若い頃のように、勢いだけで歩ける旅ではありませんでした。

暑さもありました。

疲れもありました。

足も痛くなりました。

予定通りにいかないこともありました。

でも、それも含めて、今の私たちらしい旅でした。

25年という時間を一緒に歩いてきた夫婦が、ローマの街を歩き、フィレンツェの芸術に触れ、ヴェネツィアの水辺を眺め、最後にまたローマへ戻ってくる。

その時間の中で、私は何度も考えていました。

人生で本当に大切にしたいものは何なのか。

限られた命の時間を、誰と、どんなふうに使いたいのか。

何を見て、何を感じて、何を自分の中に持ち帰りたいのか。

今回のイタリア夫婦旅は、ただの観光の記録ではありません。

私にとっては、旅の記録であり、夫婦の時間であり、これからの人生への手紙のようなものでした。

この旅で見た景色と、心に残ったことを、全4章の記事に残しました。

旅が好きな方にも。

イタリアに憧れている方にも。

大切な人と、もう一度ゆっくり時間を過ごしたいと思っている方にも。

そして、日々の暮らしの中で、自分の人生を少しだけ丁寧に味わいたいと思っている方にも。

ゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。

妻がとても気に入ったムラーノ島の静かな街角。初めて来た場所なのに、なぜか懐かしい。旅には、そんな不思議な出会いがあります。

ここからは、今回の旅を「ローマ前半」「フィレンツェ」「ヴェネツィア」「再びローマ」の4つに分けて書いた本編をご紹介します。

それぞれの記事には、写真をたっぷり載せながら、実際に歩いた道、食べたもの、心に残った会話や出来事まで、一つひとつ丁寧に残しました。

このページだけでも、旅の全体像は伝わると思います。

でも、ローマの石畳、フィレンツェの美しさ、ヴェネツィアの水辺、そして旅の終わりに再び戻ったローマの光は、ぜひ4つの本編でも味わっていただけたら嬉しいです。

気になる街からで大丈夫です。

よろしければ、それぞれの記事を開いて、ゆっくり旅するように読んでみてください。

① ローマ編|人生のご褒美みたいな旅が始まった


最初の舞台はローマでした。

長いフライトを経て到着したローマ。

テルミニ駅近くのホテルに荷物を置き、スペイン広場、トレビの泉、コロッセオへ。

初日から、街全体が歴史と美しさでできているような場所でした。

ローマは、ただ歩いているだけで、突然、何百年も前の時間に触れてしまう街です。

石畳。

教会。

広場。

遺跡。

そして、ふとした食事の時間。

旅の最初から、私たちは「本当にイタリアに来たんだ」と何度も確かめるように歩いていました。

結婚25周年。妻と念願のイタリアへ。ローマ初日と2日目で、いきなり人生のご褒美みたいな旅が始まった〜イタリア🇮🇹夫婦旅①ローマ編
※本編の記事はこちら↓


② フィレンツェ編|美の都で、心がほどけた


2つ目の街は、フィレンツェ。

中央市場、メディチ家礼拝堂、ドゥオーモ、ウフィッツィ美術館、ヴェッキオ橋。

フィレンツェは、街全体が美術館のようでした。

ローマのような圧倒的なスケールとはまた違い、フィレンツェには、静かに心をほどいてくれるような美しさがありました。

ボッティチェリの絵を前にしたとき。

教会の空気に包まれたとき。

夕方のヴェッキオ橋を歩いたとき。

旅の中で、少しずつ自分の心がやわらかくなっていくのを感じました。

美しいものを見ることは、贅沢ではなく、心を整える時間なのかもしれません。

そんなことを思わせてくれた街でした。

美の都フィレンツェで、夫婦25年分の心がほどけた。中央市場、メディチ家、ドゥオーモ、ウフィツィ、ヴェッキオ橋まで|イタリア🇮🇹夫婦旅②フィレンツェ編
※本編の記事はこちら↓


③ ヴェネツィア編|水の都で、夢みたいな2日間を過ごした


3つ目の街は、ヴェネツィア。

駅を出た瞬間に、目の前に運河が広がる街。

車の音がなく、水の音と人の声と船の動きだけがある街。

ヴェネツィアは、本当に不思議な場所でした。

現実に存在しているのに、どこか夢の中にいるような感覚がありました。

サン・マルコ広場。

リアルト橋。

ゴンドラ。

細い路地。

水面に映る建物の光。

どこを歩いても、物語の中に迷い込んだようでした。

旅の中には、効率よく回ることより、ただその場所に身を置くことが大切な時間があります。

ヴェネツィアは、まさにそんな街でした。

水の都で、夢みたいな2日間を過ごした|イタリア🇮🇹夫婦旅③ヴェネツィア編
※本編の記事はこちら↓


④ ローマ再訪・バチカン編|旅の終わりに見た光


そして最後は、再びローマへ。

バチカン、サンタンジェロ城、パンテオン、ナヴォーナ広場。

旅の終わりが近づく中で、もう一度ローマの街を歩きました。

そして、最終章で思いがけない出来事がありました。

バチカンのサン・ピエトロ広場で、ローマ教皇が目の前に現れたのです。

本当に、目の前でした。

もともとは大聖堂の中に入りたくて朝早くから並んでいたのですが、この日は一般謁見の日。

予定していた形ではありませんでした。

でも旅は、ときどき予定していたものとは違う形で、忘れられない景色を見せてくれます。

大聖堂の中には入れなかった。

けれどその代わりに、世界中から集まった人たちの祈りと歓声の中で、忘れられない瞬間に立ち会うことができました。

そして最後の夕方、妻のひと言で、もう一度コロッセオを見に行きました。

旅の始まりに圧倒された場所を、旅の終わりにもう一度見る。

それは、何かが静かに一周したような時間でした。

ローマ教皇が、目の前に現れた。バチカン、サンタンジェロ城、そして最後のコロッセオへ|イタリア🇮🇹夫婦旅④旅の終わりに見た光
※本編の記事はこちら↓


旅は終わる。でも、光は持ち帰れる


旅は、いつか終わります。

どれだけ楽しくても、どれだけ美しくても、帰る日が来ます。

でも不思議なことに、旅は終わってからも続いていくのだと思います。

写真を見返したとき。

日本でカルボナーラを食べて、ローマの味を思い出したとき。

駅のホームで列車を見て、テルミニ駅の虹を思い出したとき。

日常の中で少し心が疲れたときに、

「ああ、自分はあの場所まで行ったんだ」

と思えること。

それはきっと、これからの人生の中で、静かな灯りになっていくのだと思います。

結婚25周年で訪れたイタリア。

若い頃のように、ただ勢いだけで歩ける旅ではありませんでした。

暑さもありました。

疲れもありました。

足も痛くなりました。

予定通りにいかないこともありました。

でも、それも含めて、今の私たちらしい旅でした。

25年という時間を一緒に歩いてきた夫婦が、ローマの街を歩き、フィレンツェの芸術に触れ、ヴェネツィアの水辺を眺め、最後にまたローマへ戻ってくる。

その時間の中には、派手な言葉では言い表せないものがありました。

夫婦は、どれだけ長く一緒にいても、別々の人間です。

だからこそ、礼儀がいる。

リスペクトがいる。

相手が疲れているときに、少しだけ待つこと。

自分がしんどいときに、ちゃんと言葉にすること。

同じ景色を見ながら、同じ速度で歩こうとすること。

旅の中で、そんな当たり前のことの大切さを、あらためて感じました。

人生は、いつも完璧ではありません。

旅も、予定通りには進みません。

でも、歩いていれば、思いがけない場所で虹を見ることがある。

最後にもう一度見たいと思える景色に出会うことがある。

大切な人と、同じテーブルで、同じ一皿を分け合う夜がある。

それだけで、人生は十分に美しいのかもしれません。

読んでくださるあなたへ


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。

このイタリア夫婦旅レポは、私にとって、旅の記録であると同時に、人生をもう一度見つめ直す時間でもありました。

どこへ行きたいのか。

誰と生きたいのか。

何を大切にしたいのか。

残りの人生の時間を、どんなふうに使いたいのか。

イタリアの街を歩きながら、そんなことを何度も考えていました。

もし、この4つの記事を読んで、

いつかあの国へ行ってみたい。

大切な人と、もう一度ゆっくり旅をしたい。

日々の暮らしを、少しだけ丁寧に味わいたい。

そんな気持ちが、心のどこかに灯ったなら、とても嬉しいです。

遠くへ行くことだけが旅ではありません。

いつもの道を、少し違う気持ちで歩くこと。

家族と食卓を囲むこと。

大切な人に「ありがとう」と伝えること。

自分の人生に、まだ見たい景色があると信じること。

それもまた、旅の始まりなのだと思います。

ローマに、ありがとう。

フィレンツェに、ありがとう。

ヴェネツィアに、ありがとう。

イタリアに、ありがとう。

そして、この旅を一緒に歩いてくれた妻に、心からありがとう。

良き旅でした。

本当に、良き旅でした。

天豆(てんまめ)


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