見出し画像

結婚25周年。妻と念願のイタリアへ。ローマ初日と2日目で、いきなり人生のご褒美みたいな旅が始まった〜イタリア🇮🇹夫婦旅①ローマ編

おはようございます。
天豆(てんまめ)です。

いよいよ、結婚25周年の記念に、妻と2人で念願のイタリアに出発しました。

今回の旅は、ただの海外旅行ではありません。

結婚25周年。

人生の節目に、妻と2人でイタリアへ行く。

そう書くだけで、少し胸が熱くなります。

ずっと行きたかった国。
映画や本や写真の中で何度も見てきた街。
ローマ、フィレンツェ、ベネチア。

その名前を聞くだけで、どこか遠い物語の中にあるような場所へ、ついに自分たちが向かうことになりました。

夜の成田から、フィンランド経由でローマへ


出発当日は、夜のフライトでした。

妻は夕方まで仕事。
僕も午前10時くらいまではnoteを書いたり、受講生さんへの対応をしたりしていました。

でも、それも悪くありません。

noteを書き、ひと区切りつけてから旅に出る。

自分の仕事と人生が、そのまま旅の入口につながっているような感覚がありました。

午前中に仕事を終えたあとは、最終のパッキング。

久しぶりの長時間フライトなので、近くの接骨院でマッサージも受けました。

これ、やっておいて本当に良かったです。

長距離移動の前に身体を少しでもほぐしておくことは、かなり大事です。

夕方、妻が仕事から帰ってきて、2人で最後の準備を整えました。

忘れ物はないか。
パスポートはあるか。
スマホの充電器は入れたか。

旅の前のあの少し慌ただしい時間も、振り返るともう旅の一部です。

そして、成田空港へ向かいました。

今回は、当初はカタール航空やエミレーツ航空など、中東経由の便も候補に入れていました。

ただ、中東情勢のこともあり、最終的にはフィンランドの航空会社、フィンエアーで行くことにしました。

成田からヘルシンキへ。
そして、ヘルシンキからローマへ。

フィンランド経由でイタリアに入るルートです。

出発は夜中の23時5分。

成田からヘルシンキまでは、およそ12時間半のフライトでした。

長かったです。

本当に長かった。

飛行機の中では、たぶん4、5時間くらいは眠れたと思います。

でも、やはり長距離フライトは身体にきます。

座っている時間が長い。
足もむくむ。
眠れたようで、眠れていない。
映画を観たり、うとうとしたり、また目が覚めたり。

それでも、少しずつ日本から遠ざかっていく感覚は、やっぱり特別でした。

ヘルシンキ空港で、ムーミンの国を少しだけ味わう


朝、ヘルシンキ空港に到着しました。

早朝5時半のヘルシンキ空港。長いフライトを終えて、ここからローマ行きへ乗り継ぎます。

ヘルシンキ空港が、また良かったです。

空港全体がとても綺麗で、落ち着いていて、北欧らしい清潔感がありました。

空港内のショップには、北欧らしい雑貨やぬいぐるみが並んでいました。乗り継ぎ時間も、少しだけ旅の寄り道になります。

乗り継ぎの時間はそこまで長くなかったのですが、それでもムーミンショップに行くことができました。

フィンランドといえば、やっぱりムーミン。

妻は靴下。
僕はTシャツを購入。

旅の始まりに、ムーミンの国でTシャツを買う。

それだけで、なんだかもう少し楽しい。

ローマ行きの便を待ちながら、ヘルシンキ空港でひと休み。長旅の途中に飲む一杯は、妙に身体に沁みます。

ヘルシンキからローマまでは、約3時間半。

ヘルシンキからローマへ。表示板に“Rome”の文字が出た瞬間、いよいよイタリアに向かう実感が高まりました。

このフライトはかなり快適でした。

機内では、Netflixで再放送されていた『古畑任三郎』を観ながら過ごしました。

ヘルシンキからローマへ向かう飛行機の中で、古畑任三郎を観る。

なかなか不思議な時間です。

でも、こういう旅先の妙な組み合わせも、後から思い出に残るものです。

ローマ到着。初めての街で、まずはテルミニ駅を確認


そして、ついにローマに到着しました。

到着したのは午前10時頃。

空港は、正式にはローマ・フィウミチーノ空港。
レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港とも呼ばれています。

まず驚いたのが、入国後の流れでした。

スーツケースを受け取るまで20分ほど待ちました。

そこまでは普通です。

そこから、保安検査や税関など、いろいろあるのかなと思っていたら、スーツケースを受け取ったあと、そのまますっと外に出ることができました。

え、もう外?

と、少し拍子抜けするくらいでした。

初めてのローマ到着だったので、このあっさり感には驚きました。

当初は、空港から電車でローマ市内へ向かおうと思っていました。

ただ、長旅で疲れている。
スーツケースもある。
初めての場所で、乗り換えもある。

ここは無理せずタクシーにしよう、ということになりました。

ローマ・フィウミチーノ空港からローマ中心部までは、公式の白いタクシーで定額55ユーロ。

空港の認定タクシーは白い車体で、屋根に「TAXI」の表示があります。

日本円にすると、だいたい1万円弱。
チップも含めると1万円を少し超えるくらいの感覚でした。

でも、これは本当にタクシーにして良かったです。

運転手さんも感じが良く、車内も快適。

そして、最後に少し番地を間違えたことで、ホテル周辺をぐるりと回る形になりました。

これが、むしろ良かった。

本当にちょっとした観光タクシーのようになり、ホテルに着く前からローマの街並みを味わうことができました。

ポポロ広場のあたりだったと思いますが、街角に現れる建物、石畳、広場、古い壁。

ああ、イタリアに来たんだ。

そう思うには十分すぎる景色でした。

ホテルに着いたのは、まだ午前11時半頃。

チェックインは午後2時だったので、まずは荷物を預けました。

今回のホテルは、妻が取ってくれました。

ホテルミラニ。とっても居心地よかったです。

場所は、ローマ最大の駅であるテルミニ駅から徒歩5、6分ほど。

東京でいうと、東京駅のような中心駅の近くです。

これは本当に便利でした。

3日目にはフィレンツェへ移動する予定だったので、鉄道を使うにも地下鉄を使うにも、テルミニ駅近くのホテルはかなりありがたいです。

チェックインまで少し時間があったので、まずはテルミニ駅周辺を確認することにしました。

ホテル近くのRoma Termini駅。地下鉄も鉄道もここから動けるので、今回のローマ滞在の心強い拠点になりました。

地下鉄のメトロはどこから乗るのか。
フィレンツェ行きの鉄道はどのあたりから出るのか。
駅の雰囲気はどうか。

旅先では、こういう事前確認がかなり大事です。

駅の使い方が少しわかるだけで、翌日以降の安心感がぜんぜん違います。

ローマ最初の食事で、いきなり心をつかまれる


そして、その後はいよいよローマ最初のランチへ。

妻がGoogleマップで見つけてくれた、ホテル近くの高評価のお店へ向かいました。

イタリアに来たら、まず食べたかったものがあります。

本場のカルボナーラ。

そして、マルゲリータ。

この2つは、やっぱり最初に食べたい。

お店に着くと、すでにかなり混んでいました。

驚いたのは、日本人やアジアの観光客がほとんど見当たらなかったことです。

周りはほぼイタリアの地元の方。

これは期待が高まります。

ただ、店員さんに聞くと、予約で満席とのこと。

1時間20分ほど後、午後2時過ぎなら入れるかもしれないと言われました。

どうしようかと、店の前から少しずれたところで妻と相談していると、店員さんが声をかけてくれました。

テラス席なら、1席だけ用意できますよ。

このひと言で、無事に入れることになりました。

今回の旅のはじまり、こういうラッキーが本当に多かったです。

予約で満席でしたが、テラス席をひとつ用意してもらえました。ローマ初日から、旅の幸運が始まっていました。
ローマ到着後、最初のランチへ。地元の方で賑わうお店に入れた時点で、もう期待が高まりました。

そして、ここで食べたカルボナーラとマルゲリータが、もう最高でした。

本場のカルボナーラ、マルゲリータ、モッツァレラとトマトのサラダ。イタリアに着いて最初の食事で、もう完全に心をつかまれました。

濃厚。
クリーミー。
でも、ただ重いだけではない。

太めのパスタに、ソースがしっかり絡んでいる。
ブラックペッパーの香りがきいている。
カリカリのパンチェッタのような肉の旨みと塩気もある。

ひと口食べた瞬間に、これは日本で食べてきたカルボナーラとは別物だと思いました。

今まで知っていたカルボナーラも美味しかったけれど、本場のそれは、もっとシンプルで、もっと力強い。

チーズと卵と黒胡椒と肉の旨み。

余計なものがないのに、満足感がすごい。

そして、マルゲリータ。

これも本当に美味しかったです。

僕が今まで食べたマルゲリータの中でも、一番美味しかったかもしれません。

生地の香ばしさ。
トマトの酸味。
モッツァレラチーズのまろやかさ。
バジルの香り。

シンプルなのに、ぜんぜん飽きない。

むしろ、シンプルだからこそ、素材の強さがわかる。

妻は赤ワイン。
僕はお酒が飲めないのでコーラ。

さらに、モッツァレラチーズとトマトにジェノベーゼソースがかかったサラダも注文しました。

これも妻が食べたいと言って頼んだのですが、さっぱりしていて、とても美味しかったです。

イタリアにたどり着いてすぐ、地元の人たちに囲まれながら、本場のカルボナーラとマルゲリータを食べる。

もう、この時点でかなり満たされていました。

ローマ、すごい。

まだ観光らしい観光をする前から、胃袋をつかまれました。

午後2時にホテルへ戻り、無事チェックイン。

部屋は簡素ながら、とても居心地の良い空間でした。

長旅の疲れを切り替えるため、僕はまずシャワーを浴びました。

荷物を少し整理して、しばらくリラックス。

この日は、日差しがかなり強く、おそらく30度近くあったと思います。

風はあるけれど、やはりローマの太陽は強い。

夕方のスペイン広場へ。映画で見た景色が目の前にあった


少し休んでから、夕方4時前頃に再出発しました。

向かったのは、スペイン広場とトレビの泉。

テルミニ駅から地下鉄に乗ります。

翌日もコロッセオへ行く予定だったので、24時間乗り放題のROMA24Hチケットを購入しました。

料金は8.50ユーロ。

ローマ市内のメトロやバスなどを24時間使えるので、観光にはかなり便利です。

テルミニ駅からスペイン広場の最寄り駅までは、たしか3駅ほど。

駅を出て、少し歩くと、あのスペイン広場が現れました。

夕方のスペイン広場へ。映画で何度も見てきた景色が目の前に広がり、ローマに来た実感が一気に高まりました。

ローマの休日で有名な場所。

そして最近では、映画『ミッション:インポッシブル』のワールドプレミアで、トム・クルーズがレッドカーペットを歩いた場所としても印象に残っていました。

世界的な名所です。

実際に行ってみると、本当に人が多い。

でも、映画で見たままのあの階段が目の前にあるというだけで、やっぱり感動します。

暑さはありましたが、階段の途中の日陰に少し座って、しばらくローマの空気を味わいました。

スペイン広場の下には、バルカッチャの噴水があります。

船のような形をした噴水で、1620年代にピエトロ・ベルニーニによって作られたものとされています。

周りには人がたくさんいました。

写真を撮る人。
座って休む人。
話している人。
ただ眺めている人。

ローマの観光地は、人が多いのに、それでもどこか絵になります。

バルカッチャの噴水

スペイン広場は、下から見るのと、階段の途中から見るのと、一番上まで登って見下ろすのとで、印象がかなり変わります。

下から見ると、広場と階段と教会がひとつの舞台のように見える。

途中まで上がると、人の流れや街の広がりが見えてくる。

一番上まで登ると、ローマの街並みを見下ろすような開放感があります。

スペイン階段を上まで登ると、ローマの街並みが一望できます。下から見る景色とはまた違う、開放感のある眺めでした。

妻は、上からの眺めが良かったと言っていました。

僕も同じです。

石畳の小道を歩いて、トレビの泉へ

スペイン広場を上まで登ったあとは、小道を歩いてトレビの泉へ向かいました。

スペイン広場からトレビの泉へ向かう途中の小道。何気ない通りにも、ローマらしい色と光があふれていました。

スペイン広場からトレビの泉までは、歩いて5、6分ほど。

小さな通りを抜けていく時間も楽しかったです。

ローマの街は、移動中の景色まで美しい。角を曲がるたびに、歴史ある建物と青空が目に飛び込んできます。

トレビの泉へ向かう途中、広い通りに出るとまた雰囲気が変わります。ローマは、広場も小道も大通りも、それぞれに表情がありました。
ローマの街で印象的だったのは、建物の色。オレンジ、ベージュ、白い石、青空。その組み合わせだけで気分が上がります。

そして、トレビの泉。

ついにトレビの泉へ。写真や映像で何度も見ていたはずなのに、実物の迫力と美しさはまったく別物でした。

ここも人は本当に多かったです。

でも、すごかった。

思っていた以上に大きい。
思っていた以上に白い。
思っていた以上に彫刻が美しい。

妻に感想を聞くと、

「思ったより綺麗だった」

とのこと。

その言葉が、妙にしっくりきました。

トレビの泉は、写真や映像で何度も見ているので、知っている気になっていました。

でも、実物を見ると違います。

水の音。
彫刻の立体感。
建物の壁面と一体化した迫力。
そこに集まる世界中の人たちの熱気。

ただの泉ではなく、ひとつの劇場のようでした。

ただ、あまりにも人が多かったので、ここは早朝にも来てみたいと思いました。

人が少ない時間に、もう一度じっくり見てみたい。

トレビの泉のすぐ近くでは、ジェラートも食べました。

トレビの泉のすぐ近くにあるジェラート屋さんへ。ローマの夕方に、冷たいジェラートがたまらなく嬉しい時間でした。
ベリー系の甘酸っぱさと、レモンの爽やかさ。ローマ初日の疲れた身体に、このジェラートが本当に沁みました。

ベリー系の甘酸っぱい味と、レモンの爽やかな味。

歩き疲れた身体に、このジェラートが本当に沁みました。

甘いのに重くない。
酸味が気持ちいい。
ローマの夕方の暑さに、ぴったりでした。

ただ、このあたりで一気に疲労が来ました。

ローマ時間では夕方6時頃。

でも、日本時間では深夜1時頃です。

普段の僕は、日本では夜9時くらいに寝てしまうことも多いので、身体の感覚としては、かなり限界に近い時間でした。

飛行機でもそこまで深く眠れたわけではありません。

トレビの泉から帰る頃には、もうかなりフラフラでした。

近くの地下鉄駅からメトロに乗り、テルミニ駅へ戻り、ホテルへ。

その日は、シャワーを浴びて、夜8時前には眠ってしまいました。

ローマ初日。

到着して、ランチでカルボナーラとマルゲリータに感動し、スペイン広場へ行き、トレビの泉を見て、ジェラートを食べる。

かなり充実した初日でした。

そして、その疲れもあってか、夜はぐっすり。

普段は5、6時間睡眠の日も多いのですが、この日は9時間くらい眠りました。

ローマ2日目。朝カフェから始まる一日


翌朝、ローマ2日目。

早寝したこともあり、朝5時過ぎに目が覚めました。

シャワーを浴び、荷物を少し整理していると、5時半過ぎには妻も起きました。

せっかくなので、朝のテルミニ駅周辺を散歩しながらカフェに行こう、ということになりました。

妻がGoogleマップで見つけてくれたのが、Black on White Barというカフェ。

ローマの朝は、ホテル近くのカフェからスタート。街に少しずつ活気が戻っていく時間も、旅の楽しみのひとつでした。

朝6時20分頃に着いたのですが、すでに次から次へとお客さんが来ていました。

地元の人。
仕事前らしきビジネスマン。
観光客。
朝から店内に活気があります。

こういうカフェ、好きです。

外の席で、カフェラテやアイスラテ、クロワッサンをいただく朝。何気ない朝食なのに、ローマだとそれだけで特別に感じます。

僕はピスタチオクロワッサンとアイスラテ。
妻は、砂糖が乗ったシンプルなクロワッサンとホットラテ。

ピスタチオクリームの入ったクロワッサンと、ひんやりしたアイスラテ。暑いローマの朝にぴったりの組み合わせでした。
甘いクロワッサンとふわっとしたカフェラテ。観光前に少し気持ちを整える、穏やかな朝の時間でした。

これがまた美味しかった。

ピスタチオのクロワッサンは、朝から幸せになる味でした。

甘さと香ばしさ。
バターの香り。
そこに冷たいアイスラテ。

イタリアの朝、良すぎます。

妻のクロワッサンも美味しそうでした。

カフェラテもとても良かったです。

店員さんの感じも良く、ここはまたローマに戻ってきた時に行きたいね、と妻と話しました。

朝のサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ

その後、テルミニ駅近くのサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ行きました。

朝食のあとは、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。青空の下に立つ壮麗な外観に、まず圧倒されました。
中に入ると、天井の装飾や柱の連なりが本当に見事で、外とはまったく違う静かな空気に包まれました。
奥へ進むと、ドームや祭壇まわりの装飾がさらに華やかに。ローマの教会建築の豊かさを、全身で感じる時間でした。

朝の教会は、本当に特別です。

中に入ると、外の街のざわめきがすっと遠のきます。

静けさ。
荘厳さ。
高い天井。
美しい装飾。
祈りの空気。

神父さんが祈りを捧げていて、それを静かに聞いている方々もいました。

また、映画で見たことがあるような、小さな扉の向こうに神父さんがいて、懺悔や告白をする場所のような空間もありました。

観光地として見る教会ではなく、今も人が祈りに来ている場所。

それを朝に感じられたのが良かったです。

ホテルに一度戻り、いよいよこの日のメインイベントへ。

地下鉄を出た瞬間、目の前にコロッセオが現れた


妻が一番楽しみにしていた、コロッセオです。

テルミニ駅から地下鉄で2、3駅。

コロッセオ駅に着いて、地上へ出た瞬間。

目の前に、いきなりコロッセオがドーンと現れました。

そして、ついにコロッセオへ。写真で見慣れていたはずなのに、実物は想像以上の大きさと迫力でした。

これは、本当に衝撃でした。

地下鉄の駅を出た瞬間に、いきなり世界遺産級の巨大建築が目の前にある。

あまりに突然で、思わず声が出ました。

妻も感動していました。

後で感想を聞くと、

「夢にまで見たコロッセオ。駅から出た時にすぐ見えて、泣きそうだった」

と言っていました。

その気持ち、よくわかります。

コロッセオの近くには、コンスタンティヌスの凱旋門も。歴史の重なりを感じる景色が、すぐ隣に広がっていました。

コロッセオは、正式にはフラウィウス円形闘技場。

1世紀、フラウィウス朝の皇帝たちによって建てられ、古代には剣闘士の試合や猛獣狩りなど、大衆向けの見世物が行われていた場所です。

世界中の人が写真で知っている建物。

でも、実物は写真の何倍も迫力がありました。

外側をぐるりと歩いているだけでも、巨大さに圧倒されます。

午前10時半から内部に入れる予約をしていました。

これは妻が事前に取ってくれていたのですが、本当に予約しておいて良かったです。

おそらく、予約なしではかなり厳しいと思います。

コロッセオは外から見るだけでも十分すごいのですが、せっかくなら中に入るのがおすすめです。

内部では、木馬の展示にも遭遇。古代遺跡の空間に現れるこの存在感が、どこか不思議で印象的でした。
石造りの奥行きある通路を見ると、この場所がどれほど長い時間を生きてきたのかが、少しだけ伝わってくる気がしました。
内部の回廊を歩くだけでも圧巻です。観光客で賑わっていても、遺跡そのものが放つ重みは変わりませんでした。

内部に入ると、外観からはわからない立体感があります。

観客席の高さ。
中央のアリーナの広がり。
地下構造の複雑さ。
壁の厚み。
階段の角度。

内部に入って最初に広がる景色。巨大な円形構造と地下の遺構が一度に見えて、思わず見入ってしまいました。

ここにかつて何万人もの人が集まり、歓声を上げていた。

そう想像すると、少し怖いくらいです。

少し高い位置から見下ろすと、コロッセオの構造がより立体的に見えてきます。想像していた以上に広大でした。

今回は、地下部分まで行けるフルアクセスの予約は取れませんでした。

地下に入れるチケットは本当に人気で、あっという間に埋まってしまうようです。

いつかまた来る時には、地下まで見られるチケットを取って、さらに深く見てみたいと思いました。

それでも、今回入った範囲だけでも十分すぎるほど素晴らしかったです。

上から見下ろすコロッセオ。
中段から見るコロッセオ。
通路を歩きながら見るコロッセオ。

見る角度によって、印象が変わります。

ぐるりと見渡すたびに表情が変わるコロッセオ。どこを見ても、古代ローマのスケールに圧倒されます。
壮大な遺跡の中で、ふと現れたカモメ。歴史の重みの中に、少しだけユーモラスな瞬間が混ざった一枚です。

そして何より、ここは単なる「すごい建築」ではありません。

人間が熱狂し、権力が民衆を惹きつけ、生と死が見世物になっていた場所。

美しい。
でも、少し残酷でもある。

だからこそ、胸に残るのだと思います。

地下の構造がよりはっきり見える場所まで進むと、コロッセオが単なる観光地ではなく、巨大な“装置”だったことがよく伝わってきました。

最後にもう一度、全体をしっかり眺めました。写真では伝わりきらない迫力を、自分の目で見られたことが嬉しかったです。

コロッセオを眺めながら、ローマらしすぎる昼食を


コロッセオを見終えたあと、目の前のリストランテへ行きました。

お店の名前は、Bistrot della Salute。

ここも妻が見つけてくれたお店で、Googleマップでも高評価でした。

見学のあとは、コロッセオ近くのレストランで昼食。にぎわうテラス席にも、ローマらしい空気が流れていました。

そして、ここでもまたラッキーが起きました。

かなり混んでいたのに、コロッセオが目の前に見えるテラス席に座ることができたのです。

これはもう、最高でした。

目の前にコロッセオ。
その前で、イタリア料理を食べる。

幸せしかありません。

注文したのは、ボンゴレのスパゲッティと、トマトソースがかかったグリルチキン。

妻はレモネード。
僕はキウイなどが入ったグリーンジュース。

コロッセオを眺めながらいただくランチは、旅ならではの贅沢な時間。締めのティラミスまで、しっかりローマを味わいました。

ボンゴレは、魚介の旨みがしっかりパスタに入っていて、とても美味しかったです。

グリルチキンも、トマトソースとの相性が良く、肉の旨みと酸味のバランスが素晴らしかった。

そしてデザートにはティラミス。

イタリアで食べるティラミス。

もう、その響きだけで強いです。

もちろん、美味しかったです。

食事そのものも良かったのですが、やはり一番は景色でした。

コロッセオを見ながら食べるランチ。

これ以上ないくらい、ローマらしい昼食でした。

今回の旅、本当にツイています。

コロッセオ以上に心を持っていかれた、フォロ・ロマーノ


その後、フォロ・ロマーノへ向かいました。

正直に言うと、この日のメインはコロッセオだと思っていました。

でも、実際にフォロ・ロマーノへ行ってみると、コロッセオに負けないくらい、いや、人によってはコロッセオ以上に心を持っていかれる場所かもしれません。

それくらい、すごかったです。

フォロ・ロマーノは、古代ローマの政治、宗教、商業、司法、市民生活の中心だった場所です。

もともとは沼地だった谷を整備し、紀元前7世紀後半頃からローマの公共生活の中心として発展していったと言われています。

今は遺跡として残っていますが、ただ古い石が並んでいる場所ではありません。

ここは、かつて世界の中心だった場所です。

元老院があり、神殿があり、凱旋の道があり、演説があり、裁判があり、人々の生活がありました。

石のひとつひとつに、人間の野心や祈りや争いや誇りが染み込んでいるようでした。

妻にフォロ・ロマーノの感想を聞くと、

「昔の世界の中心だったっていうのが、なんか納得できる。壮大だった」

と言っていました。

本当にその通りです。

壮大でした。

まず入口付近で目に入ったのが、ティトゥスの凱旋門。

白っぽい大理石の大きなアーチです。

コロッセオ周辺を歩きながら、次はティトゥスの凱旋門へ。ローマの遺跡群の中でも、ひときわ存在感のある門でした。

これは、皇帝ティトゥスを記念して建てられた凱旋門で、エルサレム攻略の勝利とも関わる建築です。

ただ美しいだけではありません。

勝利の記憶。
帝国の力。
そして、その勝利の裏側にあった人々の痛み。

そういうものまで、石に刻まれているようでした。

凱旋門の近くからは、フォロ・ロマーノの広がりが見えてきます。遺跡と街並みが重なり合う景色に、ローマらしさを感じました。

そこからフォロ・ロマーノの広大な遺跡群を見下ろすと、本当に言葉を失います。

崩れた柱。
草に埋もれた石。
赤茶けた壁。
遠くに見える現代のローマ。
空を飛ぶ鳥。
観光客のざわめき。

古代と現代が、同じ空の下にある。

ローマでは、過去が博物館の中に閉じ込められていません。

街の中に、普通にある。

歩いていると、2000年前の沈黙と、今日のざわめきが同時に聞こえてくるようでした。

さらに歩くと、広々とした遺構が姿を現します。かつてここにどんな建物があったのか想像するだけでも楽しい場所でした。
整然と残された発掘跡を見下ろすと、古代ローマの暮らしの断片が少しずつ浮かび上がってくるようでした。
遺跡の中を実際に歩いていく時間も、とても印象的でした。アーチをくぐるたびに、少しずつ別の表情が見えてきます。
巨大なアーチと遺跡群の組み合わせに、古代ローマのスケールを改めて実感。見渡すだけで胸が高鳴るような景色でした。
大きな柱が印象的な神殿跡へ。古代の神殿が、後の時代に教会として受け継がれていることにも歴史の奥行きを感じました。

写真をたくさん撮りましたが、この場所のすごさは、写真だけではなかなか伝えきれません。

それでも、少しでも雰囲気が伝われば嬉しいです。

歩きながら振り返るたびに、また違った景色が見えてきます。ローマの遺跡群は、本当に見飽きることがありませんでした。
精巧な彫刻が残るセプティミウス・セウェルスの凱旋門にも立ち寄りました。近くで見ると、その細やかさと迫力に思わず見入ってしまいます。
遺跡のすぐそばに教会が建っているのも、ローマならでは。時代の違う建築が自然に溶け合っていました。
最後は木陰スポットでひと休み

フォロ・ロマーノを歩いていて思ったのは、人間は何を残したくて建てるのだろう、ということでした。

権力はいつか朽ちる。
王も皇帝も、いつかいなくなる。
でも、石に刻まれた物語は、2000年後の旅人の心をまだ揺らしている。

それがすごい。

そして、少し怖い。

僕たちは何を残せるのだろう。

そんなことまで考えてしまう場所でした。

夕方は、テルミニ駅近くの教会へ


フォロ・ロマーノを見終えたあとは、地下鉄でテルミニ駅へ戻りました。

そして、テルミニ駅近くの教会にも立ち寄りました。

名前は、サクロ・クオーレ・ディ・ジェズ教会。

正式には、イエスの聖心教会とも呼ばれる場所です。

フォロ・ロマーノの後は、テルミニ駅近くのサクロ・クオーレ・ディ・ジェズ教会へ。外から見ても存在感のある、美しい教会でした。

テルミニ駅の近く、カストロ・プレトリオ地区にある教会で、19世紀後半に建てられました。

ローマ統一後の歴史や、聖ヨハネ・ボスコの功績とも関わる重要な教会です。

短い時間でしたが、中に入ってみると、館内の装飾がとても美しかったです。

中へ入ると、外観とはまた違った荘厳さが広がっていました。高い天井と奥へ続く空間に、自然と気持ちが引き締まります。
アーチや天井の装飾も本当に見事で、どこを見てもため息が出るほど。ローマの教会建築の豊かさを改めて感じました。

また、壁画もとでも美しかったです。

ひとつひとつが細かく、色も美しく、見上げるだけで静かな気持ちになります。

最後に目に留まったのは、堂内に立つ印象的な像。旅の終わりにふさわしい、静かで心に残る締めくくりでした。

朝はサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂。夕方はサクロ・クオーレ・ディ・ジェズ教会。

考えてみると、ローマ2日目は教会で始まり、教会で締める一日でもありました。

コロッセオ。
フォロ・ロマーノ。
教会。

古代ローマの熱狂と、キリスト教の祈り。

この両方が、ひとつの街の中にある。

ローマという街の奥深さを、少しだけ感じた気がします。

その後はホテルへ戻り、シャワーを浴びてリラックス。

夜は、妻が前から行きたかったイタリアの大型スーパーへ行きました。

旅先のスーパー、大好きです。

その国の人たちが何を買っているのか。
どんな食材が並んでいるのか。
どんなお惣菜があるのか。

観光地とは違う、その街の日常が見えます。

夕食は、スーパーで買ったチキン、ピザ、サラダ、生ハムなどをホテルの部屋でいただきました。

外食ももちろん最高ですが、旅先の部屋でスーパー飯を食べる時間もかなり好きです。

疲れた身体には、これくらいがちょうどいい。

たった2日で、もう何度も「来てよかった」と思った


ローマ2日目は、本当に濃い一日でした。

朝カフェから始まり、サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂へ。

地下鉄でコロッセオへ行き、駅を出た瞬間に圧倒される。

コロッセオの壮観な内部を歩き、古代ローマの熱狂の跡を感じる。

コロッセオを眺めながらランチを食べる。

午後はフォロ・ロマーノを歩き、世界の中心だった場所の壮大さに言葉を失う。

夕方は教会へ寄り、夜はスーパーで買った食事をホテルで楽しむ。

これ以上ないくらい、ローマらしい一日でした。

そして、明日はいよいよフィレンツェへ向かいます。

朝8時過ぎにホテルを出て、8時50分のローマ発の電車でフィレンツェへ。

ローマはまだまだ見切れていません。

バチカンもある。
まだ行けていない場所もたくさんある。

でも、今回の旅では、フィレンツェ、ベネチアを巡ったあと、またローマに戻ってきます。

だから、ローマとの時間はまだ続きます。

最初の2泊だけでも、すでに胸がいっぱいです。

成田を出発し、ヘルシンキを経由し、ローマに着く。

本場のカルボナーラとマルゲリータに感動する。
スペイン広場でローマの街を見下ろす。
トレビの泉でジェラートを食べる。
朝のカフェでピスタチオクロワッサンを食べる。
コロッセオの駅を出た瞬間、妻が泣きそうになる。
フォロ・ロマーノで、2000年前の世界の中心を歩く。

結婚25周年。

妻と2人で来たイタリア。

この旅は、始まったばかりなのに、もう何度も「来てよかった」と思いました。

人生には、がんばってきた自分たちに、ちゃんと見せてあげたい景色があるのだと思います。

ローマの石畳を歩きながら、そんなことを考えていました。

また次回は、フィレンツェ編を書きます。

天豆(てんまめ)

PS.フィレンツェへ出発前に、また妻が新たに発見したローマのカフェで朝食を食べた後、このレポを完成しました♪

アイスカフェラテとパンオショコラやクロワッサン🥐が美味しすぎました!

まもなくフィレンツェ出発です!

イタリア🇮🇹夫婦旅第2弾フィレンツェ編はこちら↓

ヴェネツィア編はこちら↓是非ご覧ください。

再びローマ・バチカン編はこちら↓最終章ぜひご覧ください。


いいなと思ったら応援しよう!

天豆 てんまめ もし、私を応援してくださる方がおられましたら、サポートしていただけるととても励みになります☆彡 いただいたものは、クリエイター活動で使わせていただきます!