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安心と信頼と話し合い

割引あり

いちおう連作のつもり?
地獄の中で『愛』を知る
だって社会は残酷だから
で、これが3つめ。

とりあえず、里親登録に関しては
7月の審議会に向けて
児童相談所の保護司さんと
やれるだけの打ち合わせはした。

後は成るべくして、生る。


『トイレに行ってもいいですか?』


妻と婚前、同棲していた時に
心底驚いた。

彼女は、聞いてくるんだ。
トイレに行っていいか?と

たぬきは笑いながら答える。

良いに決まってる。
許可はいらないよ。
好きな時に好きなだけどうぞ?

でも、そんなやりとりは重ねられて
余裕がない時はイライラしてしまった。

許可はいらない
勝手にどうぞ?

言葉も少し雑に
強く速くなる。

そうすると萎縮してしまう。
難儀だ。


たぬきがではなくて
彼女の生きづらさに
頭を抱えた日々もあった。


たぬきが最初に試みたのは
対話。話し合いだ。
お互いの気持ちや価値をすり合わせたい。

ねぇ?
少し話し合わない?



話し合えない不思議


たぬきは、話し合いが好きだ。
互いが理解のために歩み寄り、
協力関係を築く上で
欠かせないものだ。

話し合えるか?
それはたぬきの人間関係構築において
とっても大切な評価項目。

で、小タイトルのままだけど
結果として
あの頃のぼくらは
話し合えなかった。


解決した今となっては
理由はシンプルだったけれど

とにかく
彼女の意見が出てこない。
彼女の意思を最大限尊重できる!
そんなたぬきを前にして?!

尋ねても
問うても
確認しても

オープンクエスチョンを避けて
クローズクエスチョンでも

次第に、話す気を感じさせない拒絶が
たぬきを蝕んでいく――
話し合いの空気は壊れてしまう。

それを数カ月に幾度となく繰り返した。
こんな有様でも、彼女は人生で一番尊重されている状態が、出会ってから更新され続けているというのだから……かつては本当に理解に苦しんだ。意志の疎通が図れないからだ。



話し合えなかった理由①


先ずは、会話のテンポ。
たぬきは、会話のテンポが速い。
いざ、話し合いになれば、『相手の話を聞く』という意識が強めに働くので、幾分マシになるが、せいぜい2分くらいの沈黙が続くと、質問が的外れか?問いかけが悪いか?どこかにヒントや言語にならないシグナルはないか?と思考が留まることはない。うずくまるように丸まると、会話をする人のソレでもない。

だから、話し合いにおける2分の沈黙は
『言語化できる答えを有していない』
という仮定で、助け舟を出そうとする。

かたや、(心の)第二里子。
もとい、現妻。当時の彼女は……
「はい」「いいえ」に回答するのに30分以上は沈黙することもある。

明日の仕事が……
家事が、空腹が……
流れる時間にイラ立つことも
少なくはなかった。


なぜだ?
ただ「YES」「NO」に
なんでそんなん時間がかかる?

たぬきには理解できなかったけれど
理解するために話し合うから
理解しないと前に進めないから
必死に考えた。



話し合えなかった理由②


数カ月たった時に
あまりに不毛に思えたたぬきは
彼女を泣かせてしまった。

話し合いは、分かり合うために
お互いが協力し合うために
時間をかけ合う。
より良い未来を一緒に目指すための最初の行程だ。キミはそれを拒むのか?キミの不自由を全て、ノーヒントでこちらが汲み取り、事前に備え、有事の際の対応をコチラが何でもできるとでも?
(たぬきは神様じゃねぇんだよ!)

睡眠も、お金回りも、
色々限界で、遅々として進まない。
何十時間、もしかしたら百時間越えの
『話し合い』に嫌気がさして、声を荒げ、
明らかな攻撃姿勢になってしまった。

彼女の過呼吸やパニックを
謝りながら、なだめて……

たぬきも泣いた。
分かり合いたいだけなんだ……と

そんなに話し合いが怖いのかい?
と、促すと彼女は頭を縦に振った。
反応が、早い。

二つ目の理由。
「話し合い」の定義だ。

ココカラていねいに時間をかけて
『話し合い』について話し合った。

目からウロコだった。


彼女は、話し合いを
養育された環境から

理論武装した相手の意見で
ボコボコにされて
相手の意見に従うものだった

で、でも
話し合おう?って
提案したら、いいよって言うよね?
分かり合うために話し合おう?って

彼女は目を合わさないまま
断ったら怒られるかもしれないから
と答えた。

分かり合いたいは、便宜上のもので、
内実は支配のための儀式。
避けられない決定。
そんな恐ろしいものだった。
答えが既にある。
それに従わなければならない。
そのための、話し合い。

たぬきも毒親育ちだから分かる。
発言権も主導権も決定権も
お粗末な中で育ち
尊重とは程遠い環境にあった。
けど……

愕然とした。


そもそも
話し合いの場ですらなかった。

話し合いは、分かり合うために
お互いが協力し合うために
より良い未来を一緒に目指すための最初の行程

それが、たぬきがしたい
話し合いだと……

たぬきの意見に従うためではなくて
より良い未来の提案は、たしかにたぬきの意見が多くなったり、お金のこととか他の要素で叶えてあげられないこともあるけど、それをふまえて、どうするか?をお互いに納得する事なんだ……
答えを探す行程なんだ。


愛の定義がすれ違うように
『話し合い』の定義すらすれ違う
それが人間。

愛の定義のすれ違いについてはコチラ



話し合えなかった理由③


話し合いが設けられるタイミング

価値観のズレに愕然としながらも
もう一つ大切なコトがある。

それは
話し合いが特別感があり過ぎることだ。
儀式と言われてしまっても致し方ない。

非常ではなく、日常。
日常の寄り添いで補えない時に

たぬきは、
非常時として話し合いを促す構図
になっていたことだ。

より一層。
断れない空気感や
私が悪い事をしたかもという不安
緊張感が発生していたことに気が付く。

反省



話し合えなかった理由の考察①


恐怖の否定。

何を言っているか?
ピンと来ない人の多いと思う。

たぬきは、すっごい丁寧に丁重に
彼女と向き合っているつもりだったけど

たぬきはずっと
自分の色眼鏡で判断していた。

①「話し合い」は「相互のため」
②「話し合い」に同意している

この価値観が
彼女の回答への遅延行為や
どうすればいいか?の悩みを
無意識で否定していた。


も少し詳しく言えば

あれから話し合えて
(今はまた変容しているけど)
当時の彼女の価値基準は
「怒られないこと」が絶対条件
だと、分かった

けど、
話し合い=怒られること

なので、発生した時点で彼女は敗戦処理に移行する。つまり、「より軽度な怒り」で済むためには?だ。で、彼女が言葉に詰まる理由は、ここのエラーだった。

先ず、これまでの話し合いと違い
たぬきは、こう思うを言われない。
言ってくれれば、そう思うと言える。
あなたの意見は?
と問われれば、これまでの家庭環境は
相手の望む答えでなければ
烈火のごとく反論が来る≒怒られる

怒られる
≒責められる
≒反論される
≒言葉が強い
全てが、彼女の中で防御対象だ。
結果委縮して防御反応
つまり死んだふりだ。
怒りの持続時間が切れるのを待つ戦法だ。

~って、こと?
の確認すら、彼女にとっては恐怖だ。
その後、確認を取られた後の展開が読めない
≒怒られる可能性もある

嫌だ!!
その姿勢が今思うと合点がいく。

難儀だ(´;ω;`)
振りかえるだけで、難儀な人さ
さぞ、生きづらかろう。


たぬきは、
話し合うというのに目を背け、黙る。
前向きな話し合いから逃げる姿勢ばかりを自分の都合で、判断して、時間を蝕み、何も前に向かわない繰り返しにイラ立った。

何度繰り返す?
それは、繰り返される理由が盲点だったからだ。


ぼくは、大切にしたい人に
自分の価値観だけで判断して
ただ、恐怖を押し付けていたことに
気が付いていなかったんだ。



話し合えなかった理由の考察②


ぐるぐるや、もやもや。

人生の停滞の多くは、価値観の盲点にある。

たぬきの格言だね(^^)

スピリチュアルや心理学だと
メンタルブロックや
認知の歪み
とか表現されるもの
と、たぬきは定義している。

価値観の盲点は
=無意識
になる。

無意識を調節する。
それが、たぬきの得意技だ。
今回もそれが功を奏した。
(あ。脱線した。)

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