見出し画像

【参考にならないソロキャンプ】夜の森で覚えた心細さをあずきで癒す太い人

さて、キャンプだ。

春になり、明確にキャンプ・車中泊回数が増えているのがうれしい。今回も前回に引き続き、記事執筆のための写真撮影という大義名分があり、「仕事を置き去りにして遊び呆けている」という罪悪感も少なめだ。

多少の強制力がないとほかの仕事に追われてなかなかがっつり外出できない私にはありがたいことである。

忙しさアピールをしたところで早速タネ明かしだが、実際は1年近く継続で執筆させていただいていたメディアが解体され、毎日の業務時間の3分の1ほどを費やしていた仕事がなくなってしまった。

新たな仕事を探す気持ちを醸成するためにも一度キャンプで心を休め、潤いを与えておこう。(お仕事だれかください)

↓今回のキャンプの記録をYouTubeでも公開しています。

道の駅に寄り道。うまいかりんとう饅頭を買う

道の駅「北はりまエコミュージアム」

本当は、8-10時まで仕事をして、一仕事終わらせてから出かけるつもりだった。

しかし、私は先に予定があるとすっごくソワソワしてしまうのだ。デスクについたものの案の定背中をソワワとさすられ続けている気がして、ままよと9時に家を飛び出した。もちろん仕事は終わってなどおらず、キャンプから帰ったらやらないといけない。

まぁ出かけてしまったものは仕方ないじゃない。早く出かけたからこそ道の駅に寄り道する時間が生まれたのだからいいさ。いや、そもそも10時もかなり余裕を持たせた時間設定だから普通に寄れたのだが。

道の駅の池。ハーブガーデンもあるようだ。

道の駅「北はりまエコミュージアム」で食べ物を物色。時間がたっぷりあったので【道の駅に必ずあるであろう「黒にんにく」「瓶詰め肉そぼろ」「小花のあしらわれた手作りコースター」の3点を見つけよ】というミッションを自らに課したが、血眼にならずとも一巡目であえなく発見された。

池もあり、のどかだ。桜はほとんどが散ってしまったが、持久力高めのやつがまだ残っている。春の終わりを告げるようでいて、ここからが春の始まりなのだ。今日は一抹の肌寒さもなく、暑いくらいである。

14時くらいにはキャンプ場入りする予定だったので、おやつを買っておきたい。かりんとう饅頭と板かりんとうなるものを購入した。知らぬ間に手の中がすべてカリカリである。

道の駅の脇にあった播州ラーメン屋も気になるところだ。また次回。

異動をした呑気な友人に会いに

本当は海方面にキャンプに行きたかったのだが、今やどこもかしこも高級で困る。

以前訪れた気比の浜キャンプ場がロケーション抜群で気に入っていたのに、3,000円が4,000円に値上がりしているようだった。個人的にキャンプの宿泊代は3,000円以内には抑えたい…。3,000円と4,000円の間には明確に境界線がある。

どうしようかとうんうん唸っていると名案が浮かんだ。キャンプのついでに友人の呑気マンに会いに行くプランだ。今年の2月に3年ぶりに再会したのに財布も持たずに現れた男だ。

この4月から呑気マンは私の住む丹波から1時間ほど南下したところに異動してきた。忙しいだろうから共にキャンプをするのは難しいだろうが、昼休みに飯を食べるくらいはできるのではと連絡を取ってみる。

読み通りOKをもらい、加東市バスターミナルにあるうどん屋「孫心」でランチ。外派の私たちは迷わずテラスに繰り出す。予想以上に確かなコシがあるうどんで満足だ。イトヨリ天があるのもなんだかうれしい。

菜の花天が食べたかったが、それはちょっと見た目が残念だったので妥当になす天にしておいた。私はなすに目がない。

ついでに道の駅で購入したかりんとう饅頭を捧げておいた。お土産を渡すのが好きである。

深煎りがうまい

代わりに隣の「CINEMA COFFEE TERMINAL」でアイスコーヒーを奢ってもらった。こんな洒落たカフェがあったとは知らなかったし、倹約人間に奢ってもらうコーヒーは深みが違う。

アイガーでパンを買い、キャンプ場へ

アイガー。名前がいいじゃない

呑気マンと別れ、キャンプ場を目指す。しかし、思いの外暑い。セカストでゲットした「TEXAS HELLWEEK 2007」と書かれた謎のスウェットを脱がないといけないではないか。残念である。夜になったらまた着よう。

朝ごはんを考えていなかったので、道中の「アイガー」でパンを購入。なんだかパン屋にパンを買いに行くのがとっても久しぶりである。アイガーという名前も冒険心を掻き立ててくれる。

鴨池キャンプ場に到着。良いサイトをゲット

ナイスビュー。バス釣りも楽しめるようだ

今回訪れたのは兵庫県小野市にある鴨池キャンプ場。無料で利用できるが、事前に市の観光協会に電話をして使用許可を得る必要がある。

はじめて訪れたが大きな池でナイスビュー。残念ながらキャンプサイトと池の間には林があり、サイトから池を臨むことはできないが、区画がきちんと分けられていてプライベート感がある。なかなかいいサイトをゲットできたぞ。

セカストでゲットしたチェコアーミーバッグ

そして今回は新しいテントの初張りである。約12年使ったスノーピークのアメニティドームはさすがにシームテープの劣化などが激しくなってきた。まだ使い続けるけれど、もう1つくらいテントを買ってもいいんじゃないかと思ったのだ。

新幕。いい感じだ

最近キャンプの荷物が多いのがしんどいので、軽量コンパクトなアイテムに。なかなか渋いし悪くないじゃない。パップテントも考えたが、またしてもドーム系にした。

晴れてよかった

テントを張り、荷物を整えて15時前。あとは夜が来るまでゆっくり過ごそうではないか。今日は谷川俊太郎著「詩を書くということ」を読みながら巨体に風を通す。しかしここの小鳥は囀り強めだな。囀りの範疇を少し超えている気がする。

あんぱん、かりんとうまんじゅう、板かりんとう。

道中でゲットした白い系あんぱんの小さいの、かりんとうまんじゅう、板かりんとうと共に。あくまでレギュラーサイズあんぱんではなくミニサイズだからね。これくらい食べてもいいよね?

表面に粉を吹いている白いあんぱんがなかなか好きだ。ナッツが入っていて食感も小気味いい。かりんとうまんじゅうも油感強めでかなりうまい。これは呑気マンも喜んでいるに違いない。

思いがけず姿形を変えたかりんとうが重複したが、この板かりんとうもすごくいいぞ。軽く、ほのかな甘みが絶え間なく手を伸ばさせる。通常かりんとうよりも断然好みだ。

チェアの粉砕。

10年以上使用してきたヘリノックスチェアの先端のラバー部分が砕けた。

100kg近い巨体を10年間も支えてきたのだから無理もない。さまざまなキャンプギアが寿命を迎えつつある。歳月の経過を思わせ、センチメンタルな気持ちになるが、「もう少し耐えやがれ」と再度座り直し、耐荷重ハラスメントを継続する。また修復を試みよう。

↓ソロキャンプのはじめ方の記事をブログで公開しました。一応キャンプ歴長く、インストラクターの資格も持っていますので、ぜひ参考にしてください。

夜を開始。今夜は惣菜パーリィ

ブルーモーメント

そうこうしているうちに夜は訪れる。空に翳した木々がシルエット化しはじめたところでランタンに火を灯す。

約1,000円で購入したメッキ感溢れるカメヤマランタンも使い込んでいい雰囲気を纏い始めている。夜がメッキ感を覆い隠し、闇を照らす様はさながらヴィンテージランタンだ。

カメヤマランタン。もうこれでいい

今日は凝った料理は作らず、ぼんやり過ごそうと決めていたので、セブンイレブンでカップデリを買ってきた。

3種のカップデリ。お気に入り

冷たいまま食べるだし巻き玉子、オレンジチキン、コールスローだ。プラス呑気マンを待つ間スーパーで購入した春巻きも。

このカップデリが普通においしくて、キャンプにいいぞと思っている。2〜3種用意すると飽きないし楽しい。ピクニック感にうれしくなるし、クーラーボックスへの収まりもいいのだ。

香るエールで夜を開始!
焚き火開始。いい火だ

松の葉・松ぼっくり・小枝もたくさん落ちているので、焚き火にも困らない。松の葉をたくさん焚べたらすぐに火がついた。京都のお気に入り喫茶「六曜舎」のマッチで始める焚き火は格別だ。

京都のお気に入り喫茶「六曜舎」のマッチ

電話ではたくさん予約が入っていて隣合わせになるかもという話だったのに、実際は私のほかに1人のおじさんしかいなかった。残りの人々は何処へ。

そのおじさんすら20時ごろにテントに入ったきり出てこなくなった。完全な静寂が訪れ、急速に心細くなる。しかも思いがけずここは圏外だった。

2時間に一度くらい5分ほど歩いて電波のある位置まで行き、何か重要なメッセージが来ていないかを確認した。LINEを何度読み込んでも表示されるのは辻ちゃんの第5子の性別のニュースだけだというのに。

豚ハラミ。悪くない

心細さを打ち消すようにセリア鉄板で豚ハラミを焼き、音を鳴らす。うっかり前回のキャンプの残りの冷凍焼き鳥を持ってくるのを忘れてしまった。

焚き火に直接この鉄板を突っ込んで少量ずつ肉やソーセージを焼くのが好きだ。

2杯目は檸檬堂

心細さが手伝って、どうにも落ち着かない。圏外だし和めそうな動画や本などを見ることもできないし…。そう思って写真フォルダに保存されている息子の写真や動画を見ていたら、もっと複雑な感情になってしまった。

チャパグリ。これはあまり好みじゃなかった…

またしても感情をかき消すためにチャパグリに湯を注ぐ。こういう韓国ライクなものはあまり買わないが、 血迷って購入していた。しかしこれはちょっといまひとつ…。辛さのなかにもうひと深みほしい。

ちょっと違うが自分で作った「ミーゴレン」が食べたい。

22時に本日最後のLINEチェックをしに池が見える場所まで歩いたが、案の定待っていたのは辻・杉浦夫妻だけだった。完全に空と一体化した池と辻ちゃんにおやすみを言ってテントに戻り、こもる。

池の方から時折ピラルクーの捕食音めいたものが聴こえてくるし、野犬の遠吠え的なものが聴こえてくる。怖い。真逆のエロいことを考えようとするがうまくいかない。2時頃にようやく眠りについた。

朝靄の中でパンを貪る

靄過ぎる池

6時半頃に目が覚めた。めちゃくちゃホーホケキョが聞こえてくる。朝のLINEチェックに池のほとりまで歩いていくととんでもない靄だった。辻すらもう靄にかき消されていなかった。

いつもはカップ麺を食べることが多いが、今日は昼に播州ラーメンを食べるつもりだったのでパンにしたんだ。

アイガーで買ったあんバター塩パンとソーセージのパンを食べる。ちゃんとしたパン屋で買うパンはやっぱり違うなあ。どちらもバランスがいい。

ソーセージパンとあんバター塩パン
抹茶ラテ

抹茶ラテと一緒に。いい朝食だった。朝はパンもいいな。パン屋でパンを買う機会が少ないので、キャンプに出かけたら地方のパン屋を巡るのもいいかもしれない。

さらばだ

心細さはあったものの、終わってしまえば楽しかったという感想しかない。またすぐにキャンプをしたい。次はまた少し料理を楽しみたいな。

白雲谷温泉「ゆぴか」で回復

白雲谷温泉ゆぴか。いい湯だった

今日の風呂は白雲谷温泉「ゆぴか」。風呂の数も多く、しっかりリフレッシュできた。

大好きな播州ラーメンでさらに回復

なんだかんだキャンプというのは疲れる。風呂に入ったことで、回復しつつより疲労感を実感する。

昼は播州ラーメンを食べると決めていた。数多くのラーメンを食べてきたが、播州ラーメンが甘くてほっとする味で一番好きなのだ。

事前リサーチで「好きやめん総本店」のルックスが気になったので行ってみたがすでに駐車場が埋まっており断念。アイガーを訪れたときに目の前にあった「らんめん」を訪れることにした。

いい外観である

いわゆる私の好きな播州ラーメンとは少し違うがとてもおいしい。優しいというよりは一口目に醤油がしっかりキリリと来る印象。満足感あるぞ。

たっぷりチャーシュー

チャーシューメンにしたら麺が見えないほどたっぷりチャーシューが乗ってきた。脂身多めだと結構きついのだが、こちらはしっかり噛みごたえのあるややパサタイプでさっぱり食べられる。

活気ある雰囲気もいいし、レジで複数の駄菓子から好きなのをひとつ選べるのも結局うれしい。

逆方向だけど…あずきミュージアムに足をのばす

あずきミュージアムにやってきた!

ラーメンを食べてまだ12時。今日はまだまっすぐ帰る気にはなれない。
とはいえ帰り道に寄り道できるようなところもない。Google mapを見て、近くにピン留めしていたところがないか探す。

逆方向にはなるが、30分ほどで「あずきミュージアム」に行けるではないか。やや腰は重いが、思い切って行ってみよう。

あずきの歴史などを学ぶのは純粋に楽しい。途中ビッグあずきや御座候のオブジェなどもあり、1人静かに楽しんだ。

ビッグ小豆

シアターで「あずき物語」という20分ほどの映像を見たが、裏の楽しみ方をしてしまった。庭師役の役者の方の棒読みすぎる「赤?」というセリフが刺さった。

あんこたっぷりだなぁ
いいことわざだ

あずきに関することわざなども紹介されている。いいなと思ったのは「木にぼた餅がなる」だ。

思いがけない辛い出来事に出会ったときも木にぼた餅がなっていると思えば少しやわらぐ気がする。

庭園もきれいだ
あずきソフト

あとはショップでお土産に白・赤それぞれ御座候を購入し、焼き上がりを待つ間、あずきソフトのミニを食べる。うまいなぁ。

名残惜しく食べるお気に入りの「紫川ラーメン」

クラシックな見た目がいい

満足して帰路につくが、どうもまだ何かをやり残しているような気がしてならない。せっかく来たのに播州ラーメン1杯でいいのかと町ぐるみでそそのかしてくる。

このとき16時ごろであり、お気に入りの「かおるちゃんラーメン」はまだ開いていない。19時まで通しでやっているもうひとつのお気に入り「紫川ラーメン」に滑り込んだ。

紫川ラーメンは2年ほど前にビジネスマッチングアプリで知り合った西脇出身のマルチ勧誘師がめちゃくちゃうまいと言っていたので訪れてみて、気に入った。怪しげなマルチ勧誘師の意見もすべてが嘘ではないのである。マルチ話には目もくれず、飯情報だけを吸収する我が選球眼も良好だ。

1日に複数杯食べてはじめて違いがわかる。らんめんとはまた違う味わいで、麺も全然違う。一口目は豚骨臭さが香るのに飲み進めてもくどくなく、思わずスープを全部飲み干してしまった。好きだ。

いいなと思ったら応援しよう!