神様、水戸黄門暗殺事件なんて起こりませんようにーーパコ崎ミャ子さんによる、髙市早苗総理擁護賞讃エッセイ 代筆:jullias suzzy【パラノイア・リアリズムの練習】その6
髙市早苗さんは、神戸大学で経営学を学ばれた人だけれど、
より重要なのは、その後松下政経塾に入塾なさったことではないかしらん。
時まさに1984年、1ドルが240円になって、
翌1985年には1ドル120円になって、
当時は円高亡国論が叫ばれながらも、
しかし、「バブルへGO!」の数年間の狂騒に至った激動の時代。
松下政経塾は、創業者の松下幸之助さんが作った政治家養成虎の穴。
ここで「かわいいが正義♡」の髙市さんは、国家論を学ぶ。
松下政経塾は、経営の天才・松下幸之助さんが、
右翼でもなく、もちろん左翼でもなく、
日本国をいかに儲かるように経営してゆくかに主眼を置いて、
未来の政治家たちを教育していった。
ただし、その理念には「伝統と志の継承」が含まれていて、
なぜならかれは、日本の歴史や文化、道徳的価値観の中にこそ、
国家の調和と繁栄の源泉を見出していたから。
松下幸之助さんは明治27年生まれ、
下駄屋の息子さんなんだけれど、
おとうさんは商才がなく、ご苦労なさった人なのよ。
貧しいナリで祇園へ行って、切れた電球の球を取り替えたり、
床下に潜って、配線を直したりね。
会社創業は、ソケット屋からだもの。
成功は戦後になってから。
当時の松下電器のテレビ提供番組は『水戸黄門』、
お気づきになったかしら?
水戸黄門は松下幸之助さんなのよ。
水戸黄門ってね、
あれは時代劇じゃない。
日本人の集合的無意識なのよ。
印籠は国家予算なの。
「この紋所が目に入らぬか」
あれは財政出動なのよ。
もっとも私自身は、バランスを取るために、
『遠山の金さんによる冤罪事件』みたいな連続ドラマもまた、
作るべきとは思うけどネ、
だって、日本だって近代国家でしょ♡
いずれにせよ、水戸黄門は一人じゃないの。
日本人が窮地に陥るたびに、
必ず誰かが新しい水戸黄門として現れる。
だから、私は選挙が怖い。
他方、私は思うの、
アメリカがヴェトナム戦争で無駄ガネを使いまくった挙句、
にっちもさっちもゆかなくなって、
変動相場制なる奇策を導入してからというもの、
一国経済学は崩壊したでしょ。
同様に、こんなことを申し上げて恐縮ですけど、
本当は後期昭和の松下政経塾流の国歌経営学もまた、
いささか時代錯誤なものだったのではないかしらん。
いずれにせよ、いまだ日本の時計は、昭和六十三年で止まってるの。
でもね、止まった時計は、一日に二回は正しい時を伝えるでしょ
そしてね、これが良いことか悪いことはなんとも言えないけれど。
とっくにテレビから水戸黄門は消えてしまったけれど、
でも、私たちはいまなお、心のどこかで
水戸黄門を求めているのではないかしらん。
私はいま、本気で心配してるの。
アメリカではケネディ暗殺事件があった。
日本では安倍晋三暗殺事件が起こった。
次は水戸黄門暗殺事件が起こるかもしれない。
え? 水戸黄門は実在しない?
バカね、そういうことを言う人が、一番危ないのよ。
もっとも、たとえ暗殺されようとも、けっして水戸黄門は死なないの。
ただ配役が変わるだけ。
つづく
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