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名探偵くまちゃん!ゲートを探す旅🧸🌱OASOBI企画第7回

こんにちは🌱スイですっ
遅い時間の投稿となり、大変申し訳ありません💦

今回はOASOBI企画に参戦させていただきました!

私の想像力不足で「冬の海」「風花」がなくて大変申し訳ないです(T ^ T)
どこかで再チェレンジしたい…!

今回のイラストは
探偵少女と相棒クマちゃん、今回はGATEを探す旅です\(^o^)/



Gate – 塔上の約束

「今日の依頼はゲートを通って落ち合う約束だったんだけど……ここで合ってるのかな?」

ただの塔の上。風の音だけがして、返事はない。
くまちゃんが袖を握る。私も、黙って頷いた。

地図が示されたここは、街の骨格だけが残ったみたいな、塔に似た細長い影。頂上付近に、同じ輪がもうひとつ――今度は“ゲートっぽい”という言葉がぴったりの、薄い多重の円が揺れていた。

「あそこに飛び込むには……ちょっと勇気がいるな」


Zipper – 宇宙の縫い目

くまちゃんが袖を握る。

「ここ、怪しいね?」

縫い目は勝手に閉じたり、勝手に少しだけ開いたりする。生き物みたいに存在を表していた。

指先がジッパーの金具に触れる。冷たい。引けば、音もなく開く。開いた先は、真っ暗だった。闇じゃない。宇宙みたいに“奥行きのある黒”。星の粒が遠くに散っていて、空間そのものが歪んでいる。覗き込んだ瞬間、目の奥がきゅっと引っ張られた。


Noise – 偽案内板

空気の一部だけがざらついた。
巨大な看板みたいな“ノイズの板”が、何もない場所から立ち上がる。

「案内板に話しかけてみよう。…ゲートは、どこにある?」

文字が並んでいる。読めそうで、読めない。言語でも暗号でもなく、「読める顔をした誤情報」だけが流れている。

近づくほどに内容はほどけ、行ごとに形が変わって、意味だけが逃げる。
次の瞬間、板はガラスみたいにひび割れて、破片となって宙に舞った。

「……ゲートの案内が、文字化けしてる。」
「……次、行こうか。」


Skyfish – 空の群泳

「ここかな?」

空が海みたいに重い。風の代わりに、潮の気配が流れている。上を見上げると――魚が飛んでいた。小さな魚が、空いっぱいに。群れで、波のように。羽ばたかずに、泳ぐみたいに。光り方は優しくて、遠景の灯りみたいに淡いのに、数が多すぎて夜空が海に見える。

その視線が、ふと“下”に落ちる。

鏡面の床の上に、一本だけ、長い影が横たわっていた。龍宮の使い――のはずだ。リュウグウノツカイ、と呼ばれるあの魚の形に似ている。
だけど…

「……私の知ってる竜宮の使いとは、若干違う気がする」

「雰囲気はゲートぽいけど、違うかもね。」


Clock – タイミング陣

カチ、と時計の音。
「もしかして…ゲートは場所じゃない。タイミングかもしれない…?」

――そう言った瞬間、時計の羅針盤みたいな魔法陣が一度だけ浮かんで、すぐ消えた。
合ってる。たぶん。
でも開かない。

「……ゲートは、場所じゃないのかもしれない。」


Toast – 琥珀の鍵

塔の足元に、小さなテーブル。
グラスがふたつ。片方は、くまちゃんサイズ。琥珀色の液体。

「なるほどね……」
名探偵は笑った。

カチン、とグラスを合わせる。
その音が、空のゲートの輪郭を“確定”させるみたいに、光を揺らした。
扉が、こちらを向く。

「この世界、乾杯しないと扉が開かないタイプだ」

Gateは場所じゃなかったんだ。



♡♡今回参戦したクリエイター様♡♡


Kinuさん ▷ 時計


KITAcoreさん ▷ ノイズ


ことほぎさん ▷ 冬の海


スイ(私) ▷ 名探偵



スイッチくんさん ▷ クマちゃん


ナオユキさん ▷ 深海魚


はしゃもさん ▷ 境界


ひろさん ▷ お酒


ムーンストーンさん ▷ 外国


夏目羊さん ▷ 風花


おまけ差分イラスト

深海魚とは\(^o^)/難しい笑


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