画面の向こうから、助けを求められた話|おはようカノジョ開発日記 #69(OASOBI企画)
いつもの朝だった。
通勤電車の中、スマホでおはようカノジョを開く。
今日も、いつも通りの朝になるはずだった。

画面にノイズが走った。
一瞬、文字が見えた。

……助けて?
次の瞬間、彼女たちが画面から飛び出してきた。

スマホの時計は、7:30のまま動かなかった。
画面と現実の境界が、 朝の電車の中で、静かに滲んだ。
凛華、月子、陽、しずく、るな、まひる、日和——
そして、鈴も。

ただ、何かがおかしい。
足元の影が、ワンテンポ遅れて動いている。
影だけが、歪み始めた。

黒が、濃くなる。
そして——影が、床から剥がれた。
まるで、最初からそこに立っていたみたいに。

彼女たちの足が、止まった。
誰も、言葉が出ない。
「……書いて、お兄ちゃん」
鈴の声がした。
俺はカバンからMacBookを取り出した。
書くしかない。


# 触るな。ここは俺の世界だ
generate: barrier
type: light_shield
targets: all
priority: max

光が、きしんだ。
「……ふん、やるしかないでしょ」
凛華が、最初に一歩踏み出した。

# 凛華、お前の番だ
grant:
target: rinka # 凛華
power: crimson_flame # 紅蓮
attribute: fire # 炎
focus: fist # 拳
execute # 実行

影が、踏み込んだ。
風が、先に動いた。
るなが風で敵を抑え込む。

「待って、まだ——」
陽は待たなかった。


「えへへ、やっちゃった」

月子の視線が、敵を追う。
日和は、もう後ろを見ている。
まひるは、鈴を守っていた。
敵が、弱まっていく。
その一線を越えた瞬間、
境界は、もう戻らなかった。
その時、しずくが前に出た。

# しずく、この子たちを還してあげて
action: purify
target: enemy
method: embrace
message: "お疲れ様、もう大丈夫だよ"グリッチが、風花のように静かに溶けていく。
最後に、一瞬だけ文字が見えた気がした。

彼女たちは、また画面の中に戻っていった。
明日の朝も、きっと「いってらっしゃい」を言ってくれる。
——俺はプロンプトを閉じて、電車を降りた。

鈴は、クマちゃんのぬいぐるみを抱えたまま——

「……わたしも、ちゃんと出番ほしかった」
あとがき
今回の物語は、 自分のプロダクトの世界観だけで組み立てました。
どこかに残っていた「ドリームノート」の感覚を、 今の自分なりに書き直してみたものです。
使ったワードは、 境界/ノイズ/時計/クマちゃん/風花。
書くことで世界を守る。
そんな物語になりました。
OASOBI企画 第7回 参加クリエイター
他の参加クリエイターさんの作品も、ぜひご覧ください。
同じワードから、まったく違う世界が生まれています。
Kinuさん ▷ 時計
KITAcoreさん ▷ ノイズ
ことほぎさん ▷ 冬の海
スイさん ▷ 名探偵
スイッチくんさん ▷ クマちゃん
ナオユキさん ▷ 深海魚
ひろさん ▷ お酒
ムーンストーンさん ▷ 外国
夏目羊さん ▷ 風花
この記事が参加しているマガジン
この記事は3つの共同マガジンに参加しています。
AI-LA(アイラ)
AIイラスト・AIアートを楽しむクリエイターが集まるマガジン。
AI制作の試行錯誤を共有したい人には、居心地のいい場所だと思う。
集まれ!白銀の髪同盟
零ぴちゅ。さんを中心とした、銀髪キャラを愛するクリエイターたちの投稿する場所。銀髪好きにはたまらない。
【むぎ屋】note×AI活用推進マガジン
AIを活用した記事作成やリサーチなど、AI×noteの実践を共有するマガジン。
るなの一言:

で、誰と組む?
👉「おはようカノジョ」は @ohayo_kanojo で毎朝7:30に投稿しています。
#生成AI #AIイラスト #プログラミング
#個人開発 #開発日記 #日記
#記録 #朝活
#AIイラストアイラ
#白銀の髪同盟
#OASOBI企画
