【家電恋愛小説】スマホが壊れたので整備済みのiPhoneを選んだら、なぜか恋までついてきました──節約ガジェットと、サイドボタンみたいな彼の話
今気になる家電を、ラブコメ風のショートショートでご紹介。
「説明が難しい」「機能がよく分からない」——そんな声に応え、
シンプルで心にすっと届く“ときめき家電紹介”、はじめました。
お買い物のヒントに、どうぞお楽しみください。
☑ 本ストーリーはフィクションです。(※商品説明部分を除く)
☑ 掲載画像はイメージです。(※商品写真以外)
☑ 本記事はソノギオサムのオリジナル作品です。
☑ 掲載画像は商用利用可能な写真素材のみ使用しています。
☑ 本記事を経由して商品が購入された場合、店舗から送客手数料を頂くことがあります。
雑貨店をひとりで営むわたしにとって、スマホはお店の相棒みたいな存在。
でもある日、うんともすんとも言わなくなってしまって――。
選んだのは、新品じゃなくて“整備済み”のiPhone。
節約のつもりだったけど、それがきっかけで現れたのは、いつもそばにいてくれる“サイドボタンみたいな人”でした。
スマホと一緒に、少しずつ再起動していく恋のお話です。
音のない午後に、こわれたままの画面

「また、動かなくなっちゃった……」
雑貨店「たんぽぽ日和」のレジ奥。
店主のたんぽぽは、手のひらに載せた古いスマホを見つめて、困ったように眉を下げた。
電源は入らず、バッテリーもすぐに切れる。
それでも、ずっと一緒にいた“この子”を手放すのは、少し寂しい。
「……なでたら直るとか、ないよねえ」
おっとりした声とともに、小さなため息が漏れる。
そんな店内に、ドアベルがカランと軽やかに鳴り響いた。
「たんぽぽさん、またスマホ、機嫌悪いんですか?」
現れたのは尚也。
以前、Fire TV Stick 4K Max きっかけで仲良くなれた人。
友達以上だけど、(まだ)恋人とは言えない微妙な間柄。
いつも外回り帰りにふらりと寄っては、たんぽぽと他愛のない話をしていく。
「うん。朝もマップが開かなくて、ちょっと迷子になっちゃって……」
「ですよね。もうけっこう古い機種でしょ?」
尚也は笑いながら、レジに置かれたスマホをひょいと手に取った。
整えられたものは、静かに語りはじめる

「それなら、Amazonの整備済み品って知ってます?」
尚也は自分のスマホを操作しながら、たんぽぽに画面を見せた。
そこに映っていたのは、Apple iPhone 14 スターライト SIMフリー(整備済み品)。
「整備済み品っていうのはね、新品じゃないけど、ちゃんと検査されて、クリーニングされて、機能も保証もバッチリなやつ。箱も綺麗だし、付属品もついてるんです」
「へえ……知らなかった。新品じゃなくても、ちゃんと使えるんだ」
「うん。それに、地球にも優しいですよ。電子廃棄物、けっこう問題になってて」
尚也の話す声は、理屈っぽいのに不思議とやさしい。
画面の中のスターライト色が、やわらかい光を放っていた。
「この色……なんだか、好きかも」
たんぽぽはぽつりと言った。
「……うん。たんぽぽさんに似合うと思った」
尚也の言葉に、たんぽぽの心がふわっと揺れる。
スマホのことなのに、胸の奥がじんわりあたたかかった。
星の名前をした箱が、届いた日

数日後の夕方。店のカウンターに、新しいスマホが置かれていた。
スターライト色の、iPhone 14。
「それ……!」
尚也が目を見開いた。
「届いたの。Amazonの整備済み品。えへへ、頑張ってポチッとしてみたの」
たんぽぽは照れくさそうに笑った。
「箱も綺麗だったし、動作も問題なくて。ほんとに、ちゃんと“整えられてる”って感じだったよ」
尚也はほっとしたようにうなずいた。
「たんぽぽさん、やればできるじゃないですか」
「でもね……」
彼女はそっとスマホを手に持ち、困ったように微笑んだ。
「サイドボタンだけ、ちょっと硬くて。うまく押せなくて……」
尚也は無言でスマホを受け取ると、優しく指を添えて、カチリと押した。
「これで大丈夫。再起動、成功です」
スイッチを押したのは、わたしじゃなかった

たんぽぽは尚也をじっと見つめた。
「……尚也くんって、サイドボタンみたい」
「え?」
「いつもそばにいて、必要なときにそっと助けてくれる。目立たないけど、大事なところでちゃんと支えてくれる人、って感じ」
尚也の耳が赤くなるのを見て、たんぽぽはくすっと笑った。
「……じゃあ、僕も押していいですか? たんぽぽさんの“再起動スイッチ”」
「うん、やさしくね」
店の奥には、夕方の光が差し込んでいた。
スターライトのように、ほんのりあたたかく。
メッセージひとつ、星をひとつ

閉店後、静かになった店内。
たんぽぽはカウンターの椅子に座って、そっとスマホを取り出す。
手の中のスターライト色は、どこか頼もしく、やさしい。
画面を起動すると、今日届いたLINEがひとつ。
「サイドボタンなら、いつでも押しに来ます」
読み返すたび、胸の奥がふわりとゆるむ。
スマホも心も、きっと新品じゃなくても大丈夫。
ちゃんと整えて、そっと押してくれる人がそばにいれば。
そう思えた夜。
たんぽぽの指先は、小さな “お気に入り登録” の星を、そっとタップした。
読んでいただき、ありがとうございました。また次回もお会いしましょう!
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