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【家電恋愛小説】「コンパクトにしまえない、この気持ち」〜理系オタクの彼と静音扇風機が気になる件〜【ショートショート】

今気になる家電を、ラブコメ風のショートショートでご紹介。
「説明が難しい」「機能がよく分からない」——そんな声に応え、
シンプルで心にすっと届く“ときめき家電紹介”、はじめました。
お買い物のヒントに、どうぞお楽しみください。

 ☑ 本ストーリーはフィクションです。(※商品説明部分を除く)
 ☑ 掲載画像はイメージです。(※商品写真以外)
 ☑ 本記事はソノギオサムのオリジナル作品です。
 ☑ 掲載画像は商用利用可能な写真素材のみ使用しています。
 ☑ 本記事を経由して商品が購入された場合、店舗から送客手数料を頂くことがあります。


chapter 1: 休日の午後、訪問の理由


総合家電メーカーに勤める私は、休日の午後、なぜか後輩でSEの一ノ瀬くんの部屋にいた。

きっかけは社内チャット。
扇風機、例の新型、買いました」 の一言に、「見たい」と冗談で返したら、真に受けたらしく、数分後には「では、今週末にでも」と返信が返ってきた。


「え、本当に行くの? 私」


玄関をくぐった瞬間、空気が変わった。無機質な整理整頓と静けさ。床にはコード一本落ちていない。部屋着はグレーの襟付きシャツに、ジャストサイズのスラックス。


「組立工程をスライドにまとめてます。あと、冷蔵庫に炭酸水を3種類冷やしてあります」

「ねえ、これプレゼンじゃないからね?」


それでも、口元は楽しそうだった。静かな場所にだけ、感情の熱が溜まっていくタイプ。私は、そういう人に昔から弱い。



chapter 2: DCモーター、そしてこだわりの空気感



部屋の中は、几帳面に整えられたモノトーンの世界。無駄な装飾はなく、グレーのラグとガラスのローテーブル、壁際には無印の収納ボックスが整然と並ぶ。 それなのに、どこかやわらかい空気が流れていて、なんだか落ち着く。彼が選んだ“風の通る空間”だった。

リビングの中央に置かれた扇風機。 山善の“AHX-FGD301”。 空気を震わせる前から、彼のテンションが微かに振動していた。


山善 AHX-FGD301
楽天市場(山善 家電店)


「これが、僕の選んだモデルです」

「そう、じゃあ改めて。こだわりポイント、どうぞ?」

風量は8段階DCモーター搭載で静音性と省エネ性を両立。左右の首振り角度は30・60・90・120度の4段階。リモコン付き。操作は上部ヘッドパネルでかがまずに済みます」


山善 AHX-FGD301
楽天市場(山善 家電店)


「語り口が完全に展示会仕様……」

「収納時は支柱・アダプター・リモコンすべてベースに格納可能。サイズは38×38×28cm、A3用紙2枚分の設置面積です」


山善 AHX-FGD301
楽天市場(山善 家電店)


「ほんとに家電オタクだよね。……でも、なんか、楽しそうに話すの見てたら、ちょっと癒される」

「はい。プレゼンで褒められるより、こうして話を聞いてもらえる方が嬉しいかもしれません」


私はわざとにやっと笑って、彼の真正面に座り直す。 「へぇ。じゃあ、次は“オタクの顔して語る家電男子”、私の推しにメモリーしとこっかな」

一ノ瀬くんは、目をぱちくりさせたあと、瞬時に耳まで真っ赤になった。 その顔があまりにも反応よすぎて、思わず笑ってしまう。 「……ねぇ、それ、照れるとこ?」 「す、すみません……不意打ちで……」 「ふふ、可愛い」

いつもクールで無表情に近い彼の、素直すぎる反応。 わたしの胸の奥が、ふわっとあたたかくなった。



chapter 3: 風の向きは、変えられる




「今日は首振り……30度の固定にしています。先輩の方向です」

「ふふ、それってつまり“わたし専用モード”?」

「いえ……そういうわけでは……物理的な仕様上……」

「赤くなってる時点で説得力ゼロね。可愛い」


山善 AHX-FGD301
楽天市場(山善 家電店)


彼は反論すらできず、手元のリモコンに視線を落としたまま、小さく唇を結んだ。 でも、その耳の先まで染まる赤が、なによりも雄弁だった。

風が静かに、彼の手元からわたしの頬をなでるように吹きつけた。 ふわっと柔らかく、でも確かに届く風。 そのやさしさが、いちばん彼っぽかった。


山善 AHX-FGD301
楽天市場(山善 家電店)


「昔から、好きなものには一直線だったよね。私のことも、説明資料つけてくれたら分かりやすいのに」

「……つけたら、読んでくれますか?」

「うーん、気が向いたらね。添付ファイル、10MB以内で。」



chapter 4: メモリーされる距離


「このモデル、メモリー機能があって。前回の風量や首振り角度を記録して、再起動時に再現されるんです」

「へぇ。じゃあ今日の設定、“わたし向け”もちゃんと記録されるのね?」

「はい。“風量5、角度30、方向固定”。記録済みです」

「……ほんとに記録してそうなのがすごい」

「その……先輩の笑い方とか、ちょっとしたコメントとか、そういうのも……できれば、全部」

「それは……恋のメモリー機能ってこと?」


言いながら、自分の声にドキッとした。 冗談のつもりだったのに、口に出した瞬間、まるで本音がにじんでしまったようで。 彼もまた一瞬、息をのむように固まった。 リモコンのボタンを押す指が、微かに震えていた。


「名前は未定ですけど、はい」



epilogue: コンパクトには、しまえない


玄関で靴を履きながら、リビングのほうをちらりと振り返る。 コードレスの整った空間に、たしかにあった、やさしい風の記憶。


「じゃ、また。次はオフタイマー、なしでいいよ」

「……自動延長、ONにしておきます」


山善 AHX-FGD301
楽天市場(山善 家電店)


設定以上の言葉は、照れくさくて残さなかったけど。 部屋を出る直前、ふいに振り返ったら、彼の手がドアの近くでずっと止まっていた。

わたしがもう一度振り返ると、彼がそっと言った。


「……また、来てくれますか?」

「うん。次は、扇風機じゃなくて……あなたに会いにね」


彼の目元がふわりとほころんで、ようやく手が動いた。 ドアを閉める音すら、やさしい風みたいだった。

──たぶんもう、この気持ちは収納できない。 次に来るときは、コンセントなしで、直接、つながっていられたらいいな。




そして数日後。

社内チャットに、彼から一枚の画像が送られてきた。 そこには、風量8でこちらに向けられた扇風機と、その隣に並ぶ予備のグラス。


「次回も、同じ設定でお待ちしています」



モニター越しに笑ってしまった私は、ゆっくりとキーボードを叩く。


「了解。“再起動”、準備中」


ふたりの風は、もうずっと、同じ方向を向いている。






読んでいただき、ありがとうございました。また次回もお会いしましょう!



◇ 【PR】今回ご紹介した家電です ◇


[山善] DCモーター搭載 リビング扇風機 AHX-FGD301(GR)


DCモーター採用:静音&省エネ。微風〜しっかり風まで8段階調整
首振り角度調整(30/60/90/120度):狭くも広くも、思いのままに
コンパクト収納(38×38×28cm):オフシーズンも省スペース
メモリー機能搭載:前回の“好き”を、そのまま次回へ
オフタイマー(1/2/4/6時間)&リモコン操作:くつろぎながら最適な風を
上部操作設計:かがまずスマートにコントロール




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