【松江城】桜舞う漆黒の国宝天守とお城まつり🌸

松江城を訪れると、折しも桜の見ごろに合わせて開催される「お城まつり」の真っ最中だった。満開の桜がライトアップされ、夜にはぼんぼりが灯るという。
知らずに松江城に来たのに嬉しすぎる。
露店もいっぱい、お城で気軽に食べ歩き
前日4月4日は、堀尾吉晴公・松江武者行列があったらしいが、4月5日もなかなか豪華なイベントがあるっぽかった。
戦国プリンセス博士ちゃんトークライブに吉田栄作の公開録音!?めっちゃいい。

13時30分からは、戦国プリンセス博士ちゃんこと・諸星天音ちゃんとまつえ時代案内人・堀尾忠氏が、松江城をガイドするイベントの参加者を募集していた。参加したい!と思ったが、帰りの列車の時間があるのでムリそうだった。

大手前広場では、山陰のクラフトビールや地酒が楽しめるイベントが開催されていた。「松江ビアへるん」や「大山Gビール」など、地ビール好きにはたまらないラインナップだ。

露店もいっぱい出ていて、お祭り雰囲気の中、城内散策を開始した。
満開の桜と国宝松江城

松江城は全国に12城しか残っていない現存天守の1つで、彦根城、姫路城と並び、近世城郭最盛期を代表する天守として国宝に指定されている。

高さは13メートルで、松江城で一番高い城壁
会場のさくらステージでは、高さ13メートルを誇る松江城最大の石垣を背に、伝統芸能「石見神楽」が披露されていた。

島根県西部(石見地方)を中心に伝わる石見神楽を歴史ある城内で見ると、いっそうの迫力をもって迫ってくる。

関ヶ原の戦いの後、出雲・隠岐24万石を与えられた堀尾家は、当初「月山富田城(安来市)」に入った。しかし、吉晴公は政治や経済の拠点としてより適した場所を探し、湿地帯であった松江を開拓。現在の松江城とその城下町の基礎を築いた。


満開の桜の向こうにそびえる国宝松江城。漆黒でかっこよすぎる。

足元を支えるのは、有名な石積み職人集団「穴太衆」が手掛けた石垣である。

松坂城で穴太衆の石垣にうっとりしたが、松江城も同じ職人集団の手によって作られていたことに驚いた。
吉晴公はかつて近江国の佐和山城主を務めていたことがあり、その縁で穴太衆を呼び寄せることができたそうだ。
和と洋が隣り合う独特の風景


初代藩主・松平直政
二の門跡を過ぎると、風景は一変する。そこには、葵の御紋が輝く松江神社と、ミントグリーンの爽やかな洋館・興雲閣が隣り合っていた。

出雲地方の神社では多く見られるそう
和と洋が隣り合う独特の風景だ。

この建物は、明治時代の文明開化の雰囲気を今に伝える非常に貴重な建築物らしい。

入館無料だったので、魅かれて中に入ってみた。
本丸で、城中いきなり時代劇

お城の最上段、本丸まで上がってくると、武士の格好をした男性に、「11時から時代劇をやるので、よかったら見ていってください」と話しかけられた。

ポーズをとってくれたので一枚
天守に上ろうと思っていたが、時代劇開始まであと10分程だったので、先に時代劇を見ることにした。

国宝のお城の前で時代劇を鑑賞する機会などなかなかない。桜の木の下で劇が始まるのを待つ。
こういう、のんびりしたのがいいぞ、一人旅。

「コノシロ」という魚を釣ったぞ、
と言っているシーン
松江城の切ない人柱伝説を元にした時代劇「松江城天守ーコノシロ伝説」が始まった。桜の下で繰り広げられる熱演に、いつの間にか物語の世界に引き込まれる。

松江城築城の際、石垣をうまく積み上げることができない部分があったため、人柱を立てることとなった。
城下で盆踊り大会が催され、その中で一番美しく踊りのうまい娘が生きたまま人柱にされた。そのため、いまでも松江城近くでは盆踊りは行われていない…そんな冒頭だった。

誰にも渡さない」というので
宍道湖で捕れる「コノシロ」をあげているところ


時代劇の後に、戦国プリンセス博士ちゃんが飛び入りで登場。12時からステージでクイズをやるとのことだったので、さきほどのステージを観に行くことにした。




クラフトビールを飲みながら、戦国プリンセス博士ちゃんトークライブを観る。

トークライブで話題にあがった隊長を見てハッとした。彼は、松江駅で「WEST EXPRESS 銀河」を迎えてくれるあの男性だったのだ。昨日はイベント出陣でお会いできなかったが、まさかここでお会いできるとは!
武士の暮らしを間近に見れる武家屋敷
松江城のお城の周りはお堀がある。ぐるっと散策しながら、武家屋敷を目指してみることにした。



松江城の北側、内堀に面した「塩見縄手」と呼ばれる通りには、江戸時代の風情が今も色濃く残っている。

この通りは、かつて中級武士の屋敷が軒を連ねていた一角で、松江藩の町奉行などを務めた「塩見小兵衛」がこの地から輩出されたこと、また縄のように真っ直ぐな道であることから「塩見縄手」と呼ばれているそうだ。

現在公開されている武家屋敷では、当時の武士の暮らしを間近に見ることができた。

公式な行事の際にのみ使用される
屋敷内は、来客を迎えるための格式高い「表」と、家族が生活する質素な「奥」に明確に分かれている。





武家屋敷の並びには、松江の地をこよなく愛し、日本の精神文化を世界に紹介した文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の記念館があった。
「耳なし芳一」や「雪女」といった物語は、妻のセツが語り聞かせた日本の伝説や民話を、八雲が独自の解釈で再構成したものだと初めて知った。


夢中になり、遠くまで歩いて来てしまった。電車の時間もあるので慌てて駅に戻る。


駅前で「舞茸の天ぷら」とそばのセットを頂き、いよいよ帰路へ。

特急を乗り継いで京都に帰った。

▼帰りの乗車記はこちら
[Matsue Castle] The Jet-Black National Treasure Keep and Castle Festival with Dancing Cherry Blossoms
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