映画『ホールドオーバーズ』で描かれた置いてけぼりの時間の価値|AC✖️HSPの私の映画感想文
やまねです😊
先日、ブログで映画『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』についての記事を書きました。
↓ブログの記事はこちら↓
👉『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』が描く70年代の対話ーー分断の時代に何を教えてくれるのか
ブログでは、70年代の人々を描いた本作が、現代の私たちに教えてくれることは何かということを中心に書きました。
でも、ブログに書ききれなかったもう一つ大事な要素があるんですよね。
それは、アレクサンダー・ペイン監督の作品って、横道にそれたり、定年退職後の話だったり、置いてけぼりにされたり、人生の余白みたいな時間を描いているものが多くて、そこに人間愛があるなってこと。
だから、アレクサンダー・ペイン監督の作品って、ただその場で感動したというだけで終わらずに、自分の人生を見つめ直すような時に、大事な視座を与えてくれるんじゃないかなと思うんですよね。

置いてけぼりの時間
考えてみれば、私自身、人生の8割くらいが迷走している感じで、置いてけぼりになっている感覚で生きてきた気がします。
でも、孤独で暗い人生かというと案外そうでもなくて、割と明るく楽しく生きている。
それは、迷走して置いてけぼりになる中で、素直になることができたり、心を分かち合える人との絆に恵まれることが多々あったからなんですよね。
アレクサンダー・ペイン監督の映画ほど素敵なものではないかもしれないけど、映画と同じようなことが実際に人生の余白みたいなところで起こったりする。
だから、人生って面白いなと思えます。

置いてきぼりの時間の中で、見えるもの
そんな置いてけぼりの時間の中で見えてくるのは、条件とか属性を超えた人間の心根みたいなものじゃないかと思います。
今の社会の中では、効率的にマッチングアプリのような条件や属性によって人を判断したり、判断されたりすることが多いですよね。
でも、人間には、そういうものでは測れない複雑さがあって、そこに置き換え可能な存在としてではない、人間の心根みたいなものがあるんじゃないかと思うんです。
コスパの悪い人生では、その心根が触れ合うような機会に恵まれることが多い。
まさに、この映画の登場人物たちも、クリスマス休暇中に置いてけぼりの人生の余白のような時間の中で、そういう触れ合いに恵まれ、お互いの違いを超えて絆を作っていくんです。
この映画を観ることで、今現在人生の余白みたいな時間の中にいる人も、今は順調な人であっても、いつか立ち止まる時が来た時のために、その時間が自分の人生に与えてくれる意味を考えることができるんじゃないかと思います。

おわりに
アレクサンダー・ペイン監督の映画って、大事な視座を与えてくれるものでありながら、コミカルで笑える要素がたくさんあるんですよ。
人間の間抜けなところとか、情けないところとか、カッコ悪いところ、ダメなところが面白おかしく、そして温かく描かれている。
その温かさにも人間愛を感じてしまうんですよね。
とっても楽しい映画なので、まだ観てないよという方は是非チェックしてみてください。今はNetflixで観られますよ!
そして、よかったら、こちら↓もチェックしてみてください🐹
👉『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』が描く70年代の対話ーー分断の時代に何を教えてくれるのか
