見出し画像

映画『でっちあげ』不確かな社会で自分を見失わないために大切なものは何か|AC✖️HSPの私の映画感想

やまねです😊

先日、ブログに新しい記事を掲載しました。

👇こちらがその記事です!
映画『でっちあげ』は、どうしようもない社会で起きた奇跡の話

映画『でっちあげ』(監督:三池崇史、出演:綾野剛・柴崎コウ・他)は、福岡市で起きた実際の事件を元に書かれたルポルタージュを原作とした映画で、小学校教師による体罰があったという告発を巡る話です。

その告発は、マスコミを巻き込み、裁判にまで発展していくのですが、この記事では、この物語が司法によって真実が明らかになり正義が回復されたという話に留まらないところに恐怖があるという話を書きました。

今日は、その記事に書くことのできなかった映画の感想について書いていきたいと思います。

⚠️ネタバレも含まれますので、ご注意ください🙇‍♀️

歯を食いしばって頑張って書いている様子です。

本当にどうでもいいことなんですが、気になったこと・・・

扱ったテーマの重みを考えると、本当にものすごくどうでもいいことなんだけど気になった演出がありまして、不思議だったので、ここで書かせてください🙇‍♀️

それは、映画のラストの方なんですけど、一連の事件がある程度収束してから10年後の状況が描かれるんですよね。

その時の綾野剛さんが背中が少し曲がって、話し方もゆっくりになり、だいぶ歳を取って、おじいさんになったような演出になっています。

でも、10年前は30代後半か40代くらいの設定だと思うので、恐らく50代くらいのはずだし、まだおじいさんみたいにはならないのではと思ってしまいました💦

10年かかって、ようやく「でっちあげ」によって作られた痕跡、行政の処分が取り消されて、完全に痕跡を無くすことができたという場面なので、失われた時間がいかに長いものだったかを表すための演出なのかな…🤔

それとも、想像を絶するような苦労をした結果、人より早いスピードで老化が進んでしまったということなのかもしれません。

もしくは、波平も50代くらいだし、そもそも50代くらいというのが、おじいさんとして描写されてしまう年齢なのか。

ただ、その演出の意図ははっきりとはわからないんですが、「でっちあげ」による全ての影響がなくなるまでに10年もの時間がかかったというのは、本当に長い戦いだったんだなと思います。

波平風です。

真実の大切さ

弁護士さんから、行政処分が取り消されたという通知を受け取った薮下先生がこんなセリフを言うんですよね。

いつからか ずっとふたをして
見ないように生きてきました
私の中では
もう過去のことだと思うように生きてきたんです
でも・・・
こんなにもうれしいものなんですね

映画『でっちあげ』より薮下先生のセリフ

このセリフを聞いて、心の底から「そうだよなぁ」と感じました。

行政処分自体は、体罰を理由とした停職処分なので、すでに終わったものなんですが、それでもこの処分があったという事実がそのまま残っていることで、真実が歪められたままになってしまう。

「真実は一つじゃない」とよく言われますし、人によって物事の捉え方って異なるものですから、真実ってそんなに明確なものではないのかもしれないんですが、それでも自分が自分であることの証というか、自分を見失わないために本当に大切なものなんじゃないか。

だからこそ、処分が終わったものだとしても、この処分が取り消されるという手続きは、自分を取り戻すために不可欠なものだったのだろうと思います。

本当の自分はどんな人間だったかを見失ってしまう。

不確かな社会で自分を見失わないために

この事件が起きたのは20年近く前。

今は、SNSが当時より普及して、更に一層、情報が速く広く波及する社会になっていますよね。

完全なるでっちあげの情報だったとしても、それが真実か嘘かを見極めるためのストッパーが乏しく、また真実か嘘か自体があまり重視されない傾向もあることから、とめどなく波紋を広げてしまうような不確かな社会。

そういう社会で自分を見失わないようにするためにも、真実というのは曖昧なものかもしれないけど、大事にしていかなければいけないよなと思います。

嘘でも本当でも自分の信じたいことを信じるみたいな構えの中には、良識というものは生まれないだろうし、自分自身を完全に見失ってしまう。

だから、今のような社会においてこそ、薮下先生のように真実のために戦う価値というのは、大きいんじゃないかと思いました。

とはいえ、情報が多すぎて真実がどうかをいちいち確かめるのは非常に難しいですが・・・😭

おわりに

ブログにも書いたんですが、事件の恐ろしさもすごいんだけど、私はこんな立派な先生がいるんだということへの感動が大きかったです。

この事件の後も、先生として復職されたことを喜び、お父さんの苦労を知っているはずのお子さんが大人になって先生になられたという場面を観て、自分だったら薮下先生や先生のお子さんと同じ選択ができるだろうかと考えてしまいました。

でも、この映画を通して、人間にはそういう選択ができるのだという事実を目撃できたことで、もしかしたら自分にも同じようなことができるかもしれないという勇気をもらえたような気がします。

👇よかったら、ブログの記事も読んでくださいね!😊
映画『でっちあげ』は、どうしようもない社会で起きた奇跡の話

📚関連記事のご紹介

いいなと思ったら応援しよう!