親の介護、まさか100%嫁にさせてます?
親の介護、誰がする?
義理親の介護、嫁がキーパーソン?
介護は嫁の仕事なの?
その人は誰の親なの?
私の思考にはない、世代間ギャップのハナシ。
おばあちゃん、お帰り!
アラ100のおばあちゃん。とある病気が落ち着き、施設に戻ってきた。
生命力すごすぎる。
無事退院、みんな拍手で『お帰りなさい!』を言った。
温かい気持ちで満たされてた玄関。
しばらくして全身状態をみるため、私はおばあちゃんの部屋へ。
そこには息子さん夫婦もいた。
ここ、息子夫婦というより、『嫁夫婦』。
初見のとき、おばあちゃんの娘さんが旦那を
連れて面会に来たと思った。
息子さんの影はとても薄い。あえて薄くしているようにも見える。
痛みや、不快がないかをおばあちゃんに聞く。
その間ずっと、おばあちゃんの近くにいるのはお嫁さん。
お嫁さんに入院中のことを質問する。
食事は摂れてたか、車椅子に乗れていたかなど。
ちゃんと答えてくれる。
『よく面会に行かれてたんだろうな』と分かる。
で、その間息子さんは、部屋の壁側に立って、たまに微笑む。
たまにうんうん頷く。
壁紙くらい気配を消していた。
嫁の立場ってなに
実のお母さんですよね?
自分の母親なのに、面倒を見る役を嫁に任せっきりなのが
初見で分かる。
押し付けてる?
いや、でもお嫁さんの想いは上っ面じゃないことも言葉の
端々から伝わってくる。
この世代では当たり前なのかも。
それともこの家だけ?
私はずっと不思議だったけど、効率がいいからお嫁さんとばかり
会話する。
正直、心の中で思ってしまった。
「もう、お嫁さんだけ来ればよくない?」と。
私、冷徹ですよね。自覚あります。
だって私も同じ『嫁の立場』だから。
もし旦那に義理親の介護を任されるようなら
「自分がやりなよ」って言いますね。
こっそりと聴取
2人が帰ってから、おばあちゃんにこっそり言った。
「お嫁さん、〇〇さんのことよく分かってらっしゃいますね、
本当の娘さんみたい」
おばあちゃんは、いつもの笑顔で返す。
「そうなのよ。ほんとによくしてくれるの。助かってるよ」
こんな想いで、元気な時もお嫁さんと関わってきたのかな。
そしたら、このお義母さんの介護します、ってお嫁さんも思えるかも。
このおばあちゃんは、愚痴や文句を言わない。
最後はいつも「ありがとう」。
こういう人、戦時中を生きた世代に多い。
静かだけど芯がとても強い。
介護する側、される側。
実はそれまでの関わりの積み重ねが、世話をする側には
如実に出るんじゃないかな。
介護拒否、面会に来ない家族、毎回数分で帰る家族…
たぶん、そういうこと。
私も嫁だけどね
…とかキレイにまとめたいけど、私も義理の母がいる身として
思うことはある。
私は「率先してお世話したい」とか、全然思わない。
夫がすればいいし、夫の兄弟姉妹がするべきと思ってる。
だって夫の親だもん。私にも親がいるもん。
私は自分の親をみるもん。
いいお義母さんですけどね。
『嫁が頑張るのが当然』みたいな空気、私はニガテです。
『男だから介護なんてできない』なんて言わせない。
介護の世界、男性職員はたくさんいます。
男女で仕事は分けておりません。
帰り際、本心に触れた
毛糸ものは、施設の委託クリーニングに出すと縮むことがある。
この日、お嫁さんに自宅での洗濯をお願いした。
するとお嫁さん、
「どうせ、いらなくなるセーターだから。縮んで戻ってきたら捨ててください。業者でいいです」
(え?そうなの?冷たい…)と思いつつも、
先は長くない、期限付きだからこそ親身に関われるのかもなぁ、と
妙に納得した。
でも、せめて「嫁の負担」だけは、当たり前にしないでほしい。
ね、息子さん。
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