【実力テスト対策】Gemini Sparkに予想問題とフォーム作成を丸投げして作ってみた!
「Gemini Sparkが実装されたけど、何やろう?」
「仕事場のパソコンはセキュリティが強いし、あまり意味がない機能じゃないのかな。」
そう思っている先生方も多いんじゃないでしょうか?
どうも、なぎ太です。普段は中学校で理科を教えながら、授業DXや生成AIの活用について発信しています。
前回「消えた!?」と話題にしたGemini Sparkですが、
ついに手元の環境(実機)でしっかり動かせるようになりました!
そこで今回は、全国の先生方もきっと、喉から手が出るほど欲しいであろう「テスト業務のAI効率化」をガチ検証してみることにしました。
まずは、全国の受検生もきっと夏に頑張っているでしょう。受験勉強。
その受験勉強を助ける実力テストの予想問題(理科)を作成してみます。
検証するテーマはズバリこれです。
「実力テストの内容を読み込ませて予想問題を作成し、さらにそれをGoogleフォーム化して生徒に解かせることまで自動でできるか?」
さっそく、やってみましょう!

📝 実際に投げたプロンプト
まずは、Geminiと作戦会議です。
GeminiSparkに以下のことをやらせたい。
「実力テストの内容を読ませて、予想問題を作成させる。できれば、それをフォームにして解かせてみたいけど、そこまでできる?」
あなたは、GeminiSparkへのプロンプトを出すプロとして、伝わる言葉に変えて、検証して、どのように出せばいいか提案をしてほしい。
自分のなかで何度も練り直し、合格したものを提案してください。
Gemini Sparkを使って「実力テストの分析から予想問題を作成し、Google フォームまで落とし込む」という活用は完全に可能です。
Gemini Spark(Google Workspace)の最大の特徴は、Google ドライブ(ドキュメントやPDF)との直接連携と、Google フォーム生成ツールの活用ができる点にあります。
プロとして何度も検証・ブラッシュアップを重ね、一発で思い通りの成果物を出すための最適化プロンプトセットを提案します。
🤖2ステップで実行するのが最も確実!
Geminiさんの出した答えはこちらです。
Gemini Sparkに「テストの分析・問題作成」と「フォーム作成」を同時に指示すると、問題の精度が落ちたり、フォーム生成でエラーが起きやすくなります。 そのため、
【ステップ1:テスト分析と予想問題の作成】 ➔
【ステップ2:Google フォームへの変換】 の2段階で指示を出すのが最もクオリティが高くなります。
ステップ1:実力テストの分析と予想問題の作成
まずは、実力テストのPDFや画像をGoogleドライブに保存(またはチャットに添付)した状態で、以下のプロンプトを入力します。
指示プロンプト(コピーしてそのまま使えます。)
あなたは中学校の理科のプロ講師および教材作成のエキスパートです。
添付(または指定のGoogleドライブ内)の実力テストの過去問データ([ファイル名.pdf])を読み込み、以下の手順と条件に従って「次回の実力テスト向け予想問題」を作成してください。
【手順】
1. 添付ファイルの出題傾向、頻出分野、問われている思考力・知識レベルを分析してください。
2. 分析結果に基づき、次回テストで出題される可能性が高い予想問題を【全5問】作成してください。
3. 各問題には「問題文」「選択肢(4択)」「正解」「解説」を含めてください。
【条件】
・難易度:添付のテストと同等レベル
・構成:基本知識を問う問題3問、実験・観察結果から考察させる思考力問題2問
・形式:あとでGoogleフォームに移植しやすいよう、各問題の要素(問題文、選択肢A〜D、正解、解説)を明確に分けて記述してください。
まずは分析結果の要約と、作成した予想問題一覧を出力してください。
早速動かしている画像がこちら


その間に私はヘッダーのイラストを作成します。
お!

―数十分後―
さて、できたかなー?!

フォルダを検索じゃ難しいのかな。やり直し。
直接入れてみます。


どうやら、フォルダ内のPDFを探すのがわからなかったらしい。
それは苦手なんですねφ(..)メモメモ
ステップ2:Google フォームへの書き出し
ステップ1で作成された予想問題の内容に問題がなさそうなので、同じチャット内で続いて以下のように指示します。
指示プロンプト
ありがとうございます。作成してもらった予想問題を、Google フォーム(テスト形式)でそのまま生徒に解かせたいです。
以下のいずれかの方法で、Google フォーム化するためのデータを作成してください。
1. 【Gemini Sparkから直接生成できる場合】
上記で作成した予想問題をもとに、そのままGoogle フォーム(テスト形式:自動採点・正解と解説つき)を新規作成するリンクまたは共有出力を生成してください。
2. 【Google フォーム作成アドオン(App Script等)を使用する場合】
Google フォーム作成用スクリプト、またはGAS(Google Apps Script)で一括インポートできる形式(またはコード)を出力してください。
Sparkさんからの返答
直接のGoogle フォーム自動生成API(ファイル作成API)は、Google ドキュメントやスプレッドシート等に限定されているため、Google Apps Script(GAS)を使用した一括自動生成スクリプトをご案内いたします。
以下のGASコードを実行していただくと、全5問の問題文・選択肢・配点(各20点/計100点)・正解・解説(フィードバック)が自動設定された「テスト形式のGoogle フォーム」が即座に作成され、ご自身のGoogle ドライブ内に保存されます。
一応、コードはこちら。 長くなるので、ドキュメントに貼りました。
GASの作り方が知りたい方いれば、作成しますね(^▽^)/
気軽に言って下さい😊
できた問題はこちら↓
意外と難しい? ちょっと解いてみて下さい(o^―^o)
🧑🏫工夫したポイント
役割(ペルソナ)の明確化
「理科のプロ講師・教材作成エキスパート」と指定することで、単なる文面の作成ではなく、学習指導要領やテストの文脈に沿った適切な問いかけ・解説を生成させています。「知識問」と「思考力問」の配分指定
実力テスト特有の「実験データやグラフの読み取り問題(思考力問)」が含まれるよう、構成比率を明示しています。Google フォームを意識した構造化
あらかじめ「問題文」「選択肢A〜D」「正解」「解説」を分離して出力させることで、フォームへの転記(あるいは自動生成)が極めてスムーズになっています。
⚠️ 検証結果:見えてきた「3つの限界」
実際に動かしてみた結論から言うと、「やっぱりフル自動化には、まだ早いな(限界が来るのが早い)」というリアルな現実が見えてきました。
具体的には、以下の3つの壁にぶつかりました。
① ファイルへの自動連携がうまくいかない
フォルダにPDFを入れて、探して作ってって言うのは、難しい様子です。
ファイルの工夫や、フォルダの工夫が必要。
② 作成された問題の性能(クオリティ)は「そこそこ」
提出したテストの傾向を踏まえ「予想問題」を自動で作成してくれるのはとてもよかったです。
出題範囲は、3年で習うものが6割、2年で習うものが4割でした。
難易度は、教科書よりも少し難しい問題も入っていて、私(理科の先生)が「定期テストに出しても良いかな?」と思う問題もありました、
しかし、オリジナル問題はなく、ありきたりな問題ってイメージでした。
③ 連続タスクでの「息切れ」が早い
「分析 ➔ 予想問題作成 ➔ フォーム形式への変換」といった複数のステップを一度に要求することができれば、自動化って言えそうです。
その都度、指令を出すとなると、結局ヒトがつきっきりじゃないとできないってイメージ。
💡 考察:現時点での「AIとの賢い付き合い方」
今回の検証で痛感したのは、「AIにテスト業務をフル丸投げ(完全自動化)するのはまだまだ無理」ということです。
ネットやSNSでは「AIでテスト作成が一瞬で完了!」といった夢のような話が流れてくることもありますが、現場で実際に叩いてみると、まだまだ発展途上であることがよく分かります。
ですが、だからと言って「AIは使えない」と切り捨てるのも違います。
❌ ダメな使い方: 分析からGoogleフォーム化までを一括で丸投げする
⭕️ 賢い使い方: 「予想問題のアイデア出し(ブレスト)」や「選択肢のダミー作成」など、作業を細かく分解して「下請け」として手伝ってもらう
「夢のツール」として過度に期待するのではなく、「限界(現在地)を知った上で、どこを任せるか見極める」ことこそが、教員に必要なAI活用術だと改めて実感しました。
📝 まとめ
今回はGemini Sparkを使って、実力テストの予想問題作成&フォーム化をガチ検証してみました。
期待通りのパーフェクトな結果とはいきませんでしたが、こうやって実際に手を動かして「あ、ここはまだ無理なんだな」「ここまでなら使えるな」と限界値を知ること自体が、すごく良い教材研究になりますね!
今回の作業ではGASを使った生成でしたが、途中にドキュメントなどで出力させれば、フォームまでオートで作れるのかな? と感じました。
また、フォームの裏設定を私が手動で実はやりました。
細かいところまでの配慮はできていないので、そこまで指示を出さないと難しいと思いました。
今度は、問題の質を上げるのはもちろんのこと、
★文章中のH⁺がH+になっているような、上付き、下付き文字を書けるようにすること。
★挿絵や図を見て答える問題をNano Bananaさんに発注して問題に取り込んでみること。
★小問題の塊だったのを、大問題4問+小問題など、入試の形に近いものにするなど
どうすれば、よりよくなるのかをしっかり考え、使ってみたいと思います。これからも最新AIを忖度なしでバシバシ検証していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
↓なぎ太ってこんな人。よかったら読んでみてください(^▽^)/
