【名著とスタンダード】『思考の整理学』は”ふつう”だった
『思考の整理学』は間違いない名著(スタンダード)である。
世の中には、
その分野のスタンダードと呼ばれる本がある。
発想法や思考法において、
『思考の整理学』
は間違いなくその一冊なのだろう。
▶こちらの投稿で6月の購入本に挙げました!
この本が間違いなくスタンダードだと思ったのは、
この本に書かれている内容が、
以前読んだ
『アイデアのつくり方』や
『知的生産の技術』とも重なっていたからだ。
いずれももちろん名著である。
僕は昔から、
「何かを学びたければ、まず入門書を3冊読め」
という考え方を信じている。
1冊では著者の個性なのか、本質なのかがわからない。
しかし3冊読むと、
共通して語られる本質が見える。
その共通項こそ、
その分野で広く受け入れられている事実と言える、という考えである。
そういう意味で、
『思考の整理学』はまさにスタンダードだった。
アイデアを寝かせること。
横断的な発想法。
「一つのテーマを追い続けるより、三つほど並行して持っていた方が思考は活性化する」
という指摘。
詳しくは本書に譲るが、
「なるほど」と膝を打つような示唆が何度も現れる。
その一方で名著は、退屈だ。
本当に素晴らしい本である。
その一方で、読み進めるうちにあることに気づく。
この本は、面白い。分かりやすい。間違いなく良書である。
しかし、目を疑うような新説はあまりない。
むしろ、「どこかで読んだことがある」と感じる内容が多い。
しかし、それこそが『思考の整理学』が
偉大なスタンダードである証左なのだ。
革新的なアイデアは、人を驚かせる。
一方で、スタンダードは人を驚かせない。
何度も語られ、何度も試され、
生き残ったものだけがスタンダードになるからだ。
だから、
この本が「普通」に感じられたことは、むしろ価値の証明なのだ。
僕が発想法について何冊か読んできたからこそ、
この本の内容は既視感に満ちていた。
そしてその既視感は、
「この考え方は多くの知識人がたどり着いた本質なのだ」
という安心感に変わる。
新しい知識を求めるなら、最先端の本を読めばいい。
しかし、土台をつくるなら、まずスタンダードを読むべきだ。
頑強な土台にこそ、堅牢な城が経つ。
そんなイメージが頭に浮かんで、一冊読み終えた自己満足に浸る。
またひとつ、時間のふるいにかけれれても、なお残る良書に巡り合えた。
発想法を学ぶなら、まずはこの一冊を。
と胸を張って言える素晴らしい本であった。
『思考の整理学』に最大限のリスペクトをもってあえて言おう。
「『思考の整理学』は”ふつう”だった。」
※この投稿はアマゾンアソシエイトに参加しています。
【おすすめの投稿】入門書を読むという娯楽のススメ
【僕の読書セット】
・Kindle Paperwhite
・Kindle Unlimited
【自己紹介】初めての方はこちらもどうぞ
【マガジン】
・ファッション
・本紹介
