SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは——新卒社会人にも効く理由
SST。Social Skills Training、社会生活技能訓練。
リワークや精神科デイケアのプログラムでよく出てくる言葉だ。でも、これは「障害のある人だけのもの」じゃないと思っている。
SSTって何をするのか
SSTは、日常生活や職場で必要なコミュニケーションのスキルを練習する訓練だ。
具体的には、こういったことをロールプレイで練習する。
「上司に作業の進捗を報告する」「困ったことを同僚に相談する」「断りにくい依頼を断る」「会議で意見を言う」。
参加者が役を演じて、グループで振り返る。「あの言い方は伝わりやすかった」「もう少しゆっくり話すと良かった」という具体的なフィードバックをもらえる。
なぜ新卒に有効だと思うか
社会人1年目が詰まるのは、技術より「報連相」「断り方」「相談のタイミング」だと思う。
こういうことは、学校では習わない。多くの人が「なんとなく」を積み重ねて覚えていくしかない。SSTはそれを「意識的に練習する場」として提供している。
失敗しても安全な場所で練習できる、というのが大きい。
受けられる場所
SSTは精神科デイケアやリワーク施設でプログラムとして実施されている。
就労移行支援事業所にもSSTを取り入れているところがある。診断や手帳がなくても利用できるケースがあるので、気になる場合は直接問い合わせてみるといい。
練習できる場を持つこと
コミュニケーションは「才能」じゃなくて「練習できるスキル」だと思っている。
練習できる場が増えると、職場での失敗が減る。SSTはそのための場所のひとつだ。
シツカン / リワーク・アベール
博物館学修士(University of Leicester, Merit)| エンジニア | リワーク経験者
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