あるリワークの1日——どんなことをしているのか
「リワークって、1日何をしているの?」
よく聞かれる。説明しづらかったので、書いてみる。施設によって違うけど、参考になれば。
午前中
だいたい9時〜10時ごろに開始する。
まず「今日のコンディション確認」のような時間がある。体調・気分・昨日の睡眠時間を短く共有する。
その後、午前のプログラムに入る。認知行動療法のワークシート、ストレスマネジメントの講義、グループでの話し合いなど。テーマはその日によって違う。
昼
昼食は自分で持参するか、外で食べる。参加者同士で話しながら食べることが多い。
ここが意外と大事な時間で、「雑談の練習」になっている。プログラム外のゆるい会話が、コミュニケーションのリハビリになっている。
午後
午後は作業系のプログラムが多い。
軽い事務作業、読書、創作活動など。「集中して何かをする」という練習だ。パソコンを使った作業を設けているところもある。
SST(社会生活技能訓練)が午後に入ることもある。「上司への報告の練習」「電話対応のロールプレイ」など、職場を想定したシミュレーションだ。
夕方・終了
15時〜16時ごろに終わる施設が多い。
終わりに「今日の振り返り」を短く共有して解散する。
「今日は午前中に集中力が続いた」「グループの発言が思ったよりできた」。小さな変化を言葉にすることが、回復の記録になっていく。
毎日同じことをする意味
リワークは「通勤の練習」でもある。
毎日決まった時間に起きて、決まった場所に行って、決まった時間に帰る。それだけで、生活リズムが整ってくる。
「何かを成し遂げる場所」じゃない。「リズムを取り戻す場所」だ。
シツカン / リワーク・アベール
博物館学修士(University of Leicester, Merit)| エンジニア | リワーク経験者
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