恐れていた夏休みが、ほんの少し楽しみになった #139
少し前、
次女と同い年の子どもがいる、
学生時代からの友だちが、
家に遊びに来てくれた。
もっぱら話題は子どものこと。
その子は2人目を産んだばかりで、
夏休みをどうしようと、途方に暮れていた。
事情は違えど、夏休みをどうしようかと
悩む気持ちは同じだった。
暑くて、
外ではなかなか遊ばせられない。
室内遊び場と言っても、
いつも大体同じで、あまり目新しさもない。
毎日何をしよう。
どこへ連れて行こう。
そんなことを考えているうちに、
夏休みが近づいてくる。
だから毎年、身構えてしまう。
「夏休み、お互いの家で遊ぼうよ」
どちらからともなく言った。
その瞬間、
肩の力がふっと抜けた気がした。
今まで地元を離れていた私は、
家を行き来するほどの友だちはいなかった。
だから、
その言葉がすごく嬉しかった。
今までずっと悩ましかった夏休みが、
少しだけ楽しみになった。
夏休みって、
子どもにいかに充実した生活を送らせるか。
いかに楽しい思い出を作るか。
そんな親にとってのミッションみたいに思えて、つい構えてしまう。
でも、
本当はそんなに大げさなことじゃないのかもしれない。
子どもが笑っていて、親も笑っていて、
一日が無事終わる。
それだけでも十分なのかもしれない。
昔、
「ママ友は戦友だ」
と聞いたことがある。
今やっと、その意味を理解できた気がする。
一人じゃどうしようもないような時でも、
一緒に戦っていける人がいる。
「うち来る?」
「じゃあ次はうちね」
そんな何気ない言葉に、
どれだけ救われることがあるだろう。
恐れていた夏休みは、
まだ始まってもいない。
きっと大変な日もあると思う。
それでも、一人じゃないと思えるだけで、
今年の夏は少し違って見える気がしている。
◯関連記事
