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人と関わると消耗するのに、なぜ人と関わりたいのか #86

人と関わると消耗するのに、
なぜ人と関わりたいのか。

これは、
私がずっと自分に対して抱いていた疑問。

人と関わるのが下手で、
自分から話しかけるのも苦手で、
上手い返しもできない。

そんな日は、家に帰ると反省会が始まって、
何も手につかないくらいぐったりしてしまう。

じゃあ、いっそ一人で生きていく?

そう考えたこともある。

でも、それだけは絶対に嫌だった。


じゃあなぜ、こんなにも消耗するのに、
人と関わりたいと思うのだろう。

そう考えて気づいたのは、
私にはもともと「人と関わりたい」という気持ちがある、ということだった。

関わりたいからこそ、
その関わりをうまくやりたいと思う。

相手の表情を読んで、
気持ちを考えて、
言葉を選んで。

そうやって気を配りすぎて、消耗している。

消耗するのに関わりたいのではなく、
関わりたい気持ちが強いからこそ、
消耗してしまう。


じゃあ、
どうしてそこまで人と関わりたいのか。

考えてみて思ったのは、
きっと私は、人が好きなんだと思う。

人との関わりがうまくいかないと、
深く落ち込む。

何気ないチクッとした一言が、
グッサリと胸に突き刺さることもある。

でもその分、
誰かの優しさに触れたときや、
ふとした思いやりに気づいたとき、

本当にあたたかい気持ちになる。

世の中、捨てたもんじゃないなと思えたり、
自分はこんなにも優しい世界の中で生きているんだと感じたり。

それだけで、世界が少し輝いて見える。


人と関わると消耗するのに、
関わりたいと思うのは、
一見、矛盾しているように見える。

でもそれはきっと、人が好きで、
大切に思っているからこそ生まれるものなのかもしれない。

だからもし、消耗してしまったときは、

「こんなことで引きずってしまう自分はダメだ」と思うのではなくて、

小さなことにも気づけるくらい、
自分は人のことを大切にできるんだと、
思えたらいいし、そう思っていたい。


そんな自分の心を、
大切に抱きしめて生きていけたら。

これからもきっと、世界はやさしく、
輝いて見えるのかもしれない。


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