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他人からの見え方を気にしてしまう#55

嫌われるのがこわい。

だから、他人からの見え方を
気にしてしまうのかもしれない。

私だけじゃなくて、
きっと多くの人がそうなんだと思う。

自分はどう見えているんだろうか、
浮いていないかと、常に考えてしまう。


「嫌われる=集団から追い出される=死」

太古の昔、
集団で暮らしていた頃の人間はそうだった。

私たちの脳は、今もその名残を持っている。

でも、今は違う。

人に嫌われたからといって、
それがそのまま“死”に繋がるわけではない。

だから本来、嫌われることを、
過剰に恐れる必要はないはず。

それでもやっぱり、気になってしまう。 

じゃあ、どうしたらいいんだろう。

それは、何かを選ぶとき、
“他人からどう見えるか”ではなくて、
“自分は本当はどうしたいか”で選ぶこと

なのかなと思う。

他人軸ではなく、自分軸で選ぶこと。

例えば、洋服を選ぶとき。

ママなんだから、
カジュアルな服装にしないといけない。

スカートやヒールなんて、
履いていたらダメなんじゃないか。

そんなふうに考えて、
本当の自分を押し殺していた。

でも、他人軸で選んだ選択には、
どこかずっとモヤモヤが残っていた。


長女が生まれて半年くらいの頃。

周りのママさんたちよりも年下だったこともあってか、「なんか中学生みたいだよね」と
笑われてしまったことがあった。

恥ずかしさと、情けなさと、悔しさと。

いろんな感情が一気に押し寄せて、
少し泣きそうになってしまった。

それ以来、年下に見られることを、
過剰に気にするようになった。

周りに合わせて、
“ママらしい格好”をしなければと
気をつけていた。

出る杭になって、打たれるのが怖かった。

でも、モヤモヤは消えなかった。

あるとき思い切って、スカートにヒールで、
幼稚園のお迎えに行ってみた。

何も起きなかった。

誰にも何も言われなかったし、
特別誰かに見られているわけでもなかった。

その時少しだけ、気づいた。

他人は、自分が思っているほど
自分のことを見ていないのかもしれない。

それからは、
服装も、メイクも、ネイルも、
“自分がどうしたいか”で選ぶようになった。

モヤモヤは減って、心は少し軽くなった。

今でも、ふと考えてしまうことはある。

「こんな私のこと、
どう思われているんだろう」と。

でも、その答えはきっとわからない。

わからないものは、
コントロールもできない。

それなら、
自分が納得できる選択をしたいと思う。

だから私は、
お気に入りのスカートを履いて、
大好きなネイルとメイクをして、

今日も“私のまま”で、ママをやっている。


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