パーソナル編集者をつけると人はどう変わるのか、受講者の声をまとめました
個人の情報発信に伴走する「パーソナル編集者®︎」の受講者のみなさまの体験記をまとめたこちらのマガジン。ついに、収録記事が150件を超えました。(2026年6月時点)
すべてを紹介することは叶いませんが、受講者のみなさまが残してくれた足跡をたどりながら、どのような方が利用されているか、また利用してどのような変化があったかなどを振り返りたいと思います。
夢が叶った人たち
パーソナル編集者のサービスは、ふだんのSNSなどの執筆の習慣づけから、創作大賞や公募に向けた本気の作品まで、幅広いニーズの方にご利用いただいています。
こちらは、note創作大賞2024入選作品『コンサルと外資で学んだ、「アクション動詞」でタスクを書くと生産性が高まる話』を執筆された萩原雅裕さんの振り返り記事です。
みずのさんとのセッションは、たぶん皆さんの想像とは大きく違っていて、たいてい私の「書けてません」という泣き言から始まります(笑)
みずのさんは決して「なんで書けてないんですか!」とは言わず、いつもの柔らかーい雰囲気でセッションを進めてくれます。コーチングのような、カウンセリングのような対話を通じて、気づくとよし書くぞという気持ちが湧き出てきたり、こんな風に書いてみようというアイディアが見えてきたりと、いつも助けられています。
もちろん今回の受賞作品でもお世話になりました。構成はもちろん、タイトルの付け方やサムネは、みずのさんのアドバイスがなければこうはなっていませんでした。そして、こうなってなければ、きっと今回の入選にもつながらなかったでしょう。
受賞作品が生まれるまで、萩原さんと担当編集者・みずのけいすけとの間でどのようなやりとりがあったのかはこちらのnoteでも紹介しています。(参考:肩書きに悩むビジネスパーソンが、編集者と試行錯誤し、創作大賞に入選した話)
書き手が伝えたい思いや情報を、その魅力がまっすぐに伝わるようにどう表現するか。ひとりではなく、二人三脚で歩むからこそ、素晴らしい作品への扉が開くのかもしれません。
次に、『セブンイレブンに憧れた少女がアフリカでデザイナーになる話』で、note創作大賞2025エッセイ部門・双葉社文芸出版部賞を受賞されたタキ アユミさんの振り返り記事です。
(担当編集者の)みかんぬさんからは、読者の感情として流れが早すぎる場所などを指摘してもらった。「ここはもう少し、アユミさんの感情をしっかり感じたい」とアドバイスをもらって変更した震災の部分を、後に双葉社の方に、「あの日の自分を思い出すようでした」と言って頂けた時は、思わず心の中でガッツポーズをした。
しっくりとくる言葉が出てこなかったり、文章の流れの音感に字数が合わなかったり、事実の羅列と内省のバランスが取れなかったりして、苦しみながら言葉を足したり消したり変えたりした。そんな私の姿を見てみかんぬさんが、「そんなに思い詰めなくても大丈夫ですよ、充分書けていますよ」と声をかけてくださる。でも私はその優しさに、「いや、突き詰めたいんです。苦しくても、書きたいんです」というようなことを衝動的に返していた。今となってはあそこが、これまで越えられなかった“書くこと”の壁を、はじめて越えた瞬間だったようにも思う。
それならとことんやりましょう、と最後まで、細かな微調整にも付き合ってくれたみかんぬさん。一連の執筆作業を終えた時、「アユミさんの文章は、まるで作品作りのようですね」と言われたその言葉がとても嬉しくて、今でも心に大切にしまってある。
最後の最後まで一緒に走り抜ける存在がいること。一人きりの孤独な作業が、信頼できる誰かと一緒に作る「作品作り」へと変わる瞬間がそこにはあります。
書く仕事をしている方にも
パーソナル編集者は、ライターの方など、文章を書くことを仕事にしている方にも受講いただいています。
小池未樹さんのこちらの振り返り記事には、このように綴られています。
今回私がパーソナル編集者を導入したのは、単にいっぱい更新したいとか、収益を著しく上げたいとかそういった発想からではありませんでした。
じゃあ何かというと、私が考えていたのはとにかく「noteを楽しく続けるサポートをしてほしい」ということ。
生まれたばかりの子どもを抱え、夫は公務員なので平日は夜遅くまで帰れず、頼れる親族もほぼおらず(本当にどうにもならないときに、やや遠くに住む義母にヘルプを出すくらい)、自分自身の仕事もほぼゼロからのやり直し。どれだけ気をつけていても子どもにはしょっちゅう病気をうつされる。
この状況下でヘルシーかつサステナブルに文章を書き続けていくには、お金を払ってでも誰かに応援してもらった方がいい。そう思ったのでした。
もともと私は過集中かつ強迫神経症気味で、ものを書くときもちょっと間違えるとすぐ根を詰めて悲壮な感じになるタイプです。書籍の構成をしていた頃は、一冊書くごとに燃えカスのようになっていました。誰に頼まれているわけでもないこのnoteの更新ですら、一人でやっていると自分を無駄に追い詰め、プレッシャーの権化になってしまうことがしばしば。
いや、頭ではわかってるんです。趣味でゆるゆる続けているだけのTwitterやブログやnoteくらい、好きに書きゃいいんですよ。
でも、「好きに書く」って意外と難しい。文章を仕事にしており、書き慣れているとかえって難しくなる面がある。なぜならその「好き」の中に、「クオリティ的に納得できるものを書く」が容易に侵入してくるからです。いわゆる完璧主義ですね。
文章を仕事にしているプロの方であっても、一人で書き続けることには特有の苦しさがあります。「好きに書く」のなかに、無意識のうちに侵入してくる完璧主義。それに対し、担当編集者・みなみやんさんと一緒に向き合う日々のことを綴ってくださいました。
また、こちらのココさんのnoteには、次のような変化が書かれています。
書くことに4ヶ月向き合ってみた結果、いちばん変わったのは「人に頼れるようになったこと」でした。
相談が苦手だった私が、「切り口の段階から相談してみよう」と自然に思えるようになったこと。
これは、パーソナル編集者のサービスを受けて得られた、いちばん大きなBefore / Afterだったのかもしれません。
さらにココさんは、担当編集者である・目次ほたるさんからのメッセージを受け取ったときの気持ちを、このように綴られています。
ほどなくして、ほたるさんから返信が届いた。その言葉があまりにも力強く、あたたかくて読んだ瞬間に涙が出た。
“ココさんがどのような選択をしても、すべてココさんのやりたい『書く』ことに繋がっていると思ってもらえると、今後ライター以外の仕事をしていても、きっと新たに見えてくることがあるんじゃないかなと思いました。”
何度もメッセージを読み返し、声に出して読んでみた。少しずつ心がほぐれていくのを感じた。
数か月前まで、仕事の相談ができる相手が周りにほとんどいなかった。わからないことを一人で調べて、また調べて、どうにか前に進んできた。
今は、サービスを通してではあるけれど、「相談できる人」ができた。それが、こんなにも嬉しいことだとは思わなかった。
「こんなふうに書きたい」「こんなふうに仕事したい」と願っていたことが、行動し続けたことで少しずつ現実になってきている。
相談が苦手だった自分が、自然と人に頼れるようになったこと。「いつでも相談できる人がいる」ということが単なる文章スキルの向上という枠を超えて、書く技術の向上以上に、その人の心を優しく包み込んでくれるのではないでしょうか。
書くことは健康にいいという声
「書く」という行為は、実は私たちが思っている以上に「健康」に深く直結していると感じます。
noteを1記事書くことはなんとかできても、それを「続ける」というのは簡単なことではありません。パーソナル編集者は、ただ原稿をチェックするだけの存在ではなく、受講者の「書く生活」そのものを、健やかに維持するための伴走者でいたいと願っています。
なめらかさんのこちらの振りかえり記事では、書くという行為が持つ、健康にいいという以外な側面について綴られています。
この1ヶ月noteを更新してみて思ったのは「これは健康にいい」でした。
それまでの私は、日常的に頭の中を言葉や思考の断片がぐるぐるぐるぐると、出口を求めてさまよっている感じでした。noteを書くようになってからは、それらの浮遊していた断片たちが、行き先を見つけて喜んでいる感じがします。頭の中のとめどないひとりごとが少しずつ昇華されて、心が静かになった気がする。
同時に、精神的な目詰まり感が薄れて、すごく内側が整ってきた感覚があるんですよね。これがいずれ何か、仕事やまとまったアウトプットにつながろうがつながるまいが、そんなことよりももはや「精神衛生上いい」と感じています。
いつもみなみさんには「更新してアップしたあとのnote」を送っています。
更新前のnoteをじっくり見てもらう人の方が多いようなのですが、私は書いたらすぐ出したいせっかちタイプなので、走りながら見ていただくスタイルに。
(中略)
「パーソナル編集者®」に申し込む前は、「これnoteに書きたいな」と思うことがあっても書かずにそのうち忘れ去っていったことが何度もあったのですが、伴走して応援してくれている人がいることで発信のハードルがぐっと下がりましたし、「誰にも届かなかったとしても、みなみさんが見てくれてるし」と心を奮い立たせることもできています。
また、こちらのなこてんさんの記事では、自分自身の内側に目を向けることや、だれかに定期的に健康のことを気にかけてもらうということが、風邪を引かなくなったという副産物を産んだというエピソードが紹介されています。
「SNSの伴走サービスなのに、なんで体調の話?」
そう疑問に思う方も多いかもしれません。
実は子どもの頃から身体が弱めで、定期的に風邪や病気になりやすかった私。
大人になってからも、予定詰め込み症候群からなかなか抜け出さず「限界までがんばって、体調を崩してはじめて休む」という悪循環でした。
受講当時の私も、「熱を出したときしかネトフリを観ない」(=平熱時は土日PCに向き合うor遊びに出かける)という生活ぶり。
パーソナル編集者では、担当編集者さんと月に一度、1時間のセッションをおこないます。
私の体調や生活面を心配してくれたおばたさんは、毎回のセッションで「ちゃんと食べれてますか?」と心配してくれました。もはやnoteの話より健康の話をたくさんした一年間だったかもしれないほど。笑
でも、毎月自分の「発信」について定点観測すると、体調と発信は切っても切り離せないものだと気づくんですよね。
ポジティブな発信をするためには、まず自分の心身がすこやかであることが大事。どんな生活、どんな状態だとヘルシーに発信しつづけられるかを、身をもって体験できたのはよかったと思います。
パーソナル編集者は、パーソナルトレーナーのように担当編集者がつくというサービスですが、ボディビルで頂点を目指す人だけがジムに通うわけではないように、健康を維持したい人もジムに通っていいはずです。
実際に、日記の習慣や、自分を整える定点観測の場所としても、パーソナル編集者はご活用いただいています。ふつうなら誰にも見せないような、自分の内側の揺らぎを信頼できる人に見せることで、体調や生活までが自然と上向いていく。そんな心地よい循環が生まれています。
書くことが楽しくなったという声も
本来、私たちは楽しいからこそ、noteやSNSを使いたいはずです。もちろん「もっと読まれたい」と上を目指してがんばる時期があってもいいけれど、数字や他人の評価ばかりを追いかけるうちに、自分自身の「書く楽しさ」を見失ってしまうと、発信は次第に苦痛に変わってしまいます。
まみふるさんは、振り返り記事のなかで、このように書かれています。
私がここに戻ってきたのは、書けるようになりたいからでも、うまい文章を書きたいからでもありません。
書くことで、自分の心がどこで動いたのかを、ちゃんと見ていたい。
そのための時間と場所が、私には必要でした。
美容のことを書いているとき。週末に本屋で選んだ本について言葉にしているとき。私は、その瞬間だけは、誰かの正解ではなく、自分の感覚で考えています。
ひとりで向き合おうとすると、また肩に力が入ってしまう。だから私は、編集者がいるこの場所を選びました。
パーソナル編集者は、私にとって「書くための場所」ではなく、「自分に戻るための場所」なのだと思います。そんな大切な場所として、「パーソナル編集者」があるような気がして、ちょっとだけキュッと恥ずかしく、キランと前にむけるようなお気持ちを持ちながら、お願いしています。
と、SNSで行き交う誰かの「正解」ではなく、ひと呼吸置いて自分の感覚に立ち返る。そんなふうに「自分自身を取り戻すための大切な居場所」としてパーソナル編集者があると、私たちの価値を表現してくださいました。
また、真さんのこちらの記事では、
60分(のセッションを)終えたら「なんだかスッキリした…!」と思えたんですよね。
そもそも書くネタを棚卸しする時間って持ててなかったんですよ。なんてったってその日取って出しだったのでね。
迷う時間がなかったんです。「決めたらこれで!」とザッと書いてきたので、ネタに対する出来事を話してみて、おばたさんに深堀り質問もらって紐解いて、じゃあどう書いてくか?の取っ掛かりをもらえたような気持ちで過ごせました。
「どう書こうか迷うから後回し!」って思っちゃうネタって実は結構あるんですよ。密かに抱えてました。
だから、セッションの時間を利用して、「いつかは書きたいけど、全然まとまらないしまあいつでも書けるからいっか!」と思ってたネタを書くのもアリだな…?と思った次第です。
「今月これ!」と思うネタをワーーーッて喋って構成とかどの部分を核にするのか考える時間が新鮮でした。今まで作れてなかった時間だからこそだと思います。
(中略)
いまは「どう書こうかな〜」と悶々と考えてるだけなんですが、それだけでも楽しいです。
「どう書こうかな」と迷うこと、構成をあてどなく練ることや、後回しにしていたネタに改めて目を向けること。忙しなく過ぎていく日々の中に、少し立ち止まって、じっくりと自分と向き合う時間があるということは、とても豊かなことだと感じます。
最後に
パーソナル編集者では、体験記や口コミを書いてくださいとお願いすることはありません。それにも関わらず、受講者のみなさんに「#パーソナル編集者」や「#パーソナル編集者つけてます」のハッシュタグを添えて、多くの声を書いていただいていることに、感謝の気持ちでいっぱいです。
言葉を寄せてくださったみなさん、本当にありがとうございました。
(執筆:渋谷 祥平)
