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阪急嵐山線 8300系の一斉転属と引退が迫る6300系

 今回は、淀川より西側の京阪神エリアに主要路線を伸ばす阪急線からお届け。今回は、京都と大阪の都市間輸送を担う京都線系統から。

3323F 準急 大阪梅田行き

 まずは今年の始め頃に、1両脱車されて7両編成となった3323編成の記録から。最近お送りしてきた関西遠征記事は第2回遠征の物ですが、今回からは記事の鮮度が要求される物だけ第3回遠征の収穫を先行公開。短期間に関西行きすぎやろ…と思いつつも、多少は労働してますので…。

 写真は夕方近くに撮ったので、角度的に順光で狙えそうな高槻市に行きました。…が阪急もホームドア設置が物凄い速度で進んでいて、なかなか思ったように構図が撮れません。幸い退避側なのでどうにかなりましたが、本線側は多分撮れないんじゃないかな…。

 3323Fを追い越す大阪梅田行き特急に乗って、茨木市で再履修しようかなと思ったのですが、微妙に判断が遅れ間に合いませんでした。プランを変更して、京都側の桂に向かいます。

桂駅にやってきました
車庫壁面には自我を持って洗車する8300系のイラスト

 ここ桂には京都線の車庫が併設されており、ホームからは漫画風の可愛い8300系のイラストが見ることができます。立っているホームには、全国的に見ても珍しいC号線(阪急の"号線"呼称は、関東の"番線"にあたる)が設定されており、趣味的にも面白い駅です。

 そのC号線と1番線を使う形で、桂からは嵐山線という支線が伸びています。この嵐山線は、原則として1日の運用を2編成(3運用)で全て賄えてしまうほど路線が短く、途中駅はたったの2駅。長らく京都線特急の座から降りた2ドア車の6300系の専業路線となっていましたが…。

やってきたのは8300系

 なんとやってきたのは4両編成の8300系。そうなんです。実は2026年春になって、急遽(ほぼ)無告知で京都線系統の8300系が嵐山線用車両として一気に配属されることとなり、かつて花形の特急車だった6300系は一気に運用を失うことになりました


2運用共に"新入り"に取られて寝るしかない6300系

 C号線から北向きの建屋を除くと、6352編成が白幕を出したまま休憩中。まだこちらは"仕事が無い"だけで済んでいるようですが、駅を降りて跨線橋に向かうと…?

当note恒例 桂の休車札

 第1回関西遠征時の8両編成だった3323F同様に、6300系にも休車札が立てられてしまいました。もちろんこれが即刻廃車に直結する訳では無いですが、8300系に一気に追いやられてしまったことを象徴する写真です。

脇には8300系玉突きの遠因となった2300系

 現在、京都線には最新型の3ドア特急用車両2300系が徐々に投入されており、先代の3ドア特急車両だった9300系が、徐々に京都線一般運用に押し出されました。その余剰発生分か…は詳しくないので言及できないのですが、最後の3300系である3323Fが7両に短縮されたり、8300系が6+2→4連×2本に組み替えられて嵐山線転属になったりと、地味に京都線界隈の変化が激しくなっています。

 …ああ、この日は6300系の運用が無い!ただこのまま帰る訳にも行かない!いい一日で終わりたい!

 翌日の旅程にも嵐山線を捩じ込みます。…というのも、来訪初日は平日だたったので、観光路線の側面が強い同線は2編成で回せてしまう訳です。しかし、2日目は幸いにも土休日。行楽シーズンには日中時間帯に臨時運用が設定されることが多く、いまのところ嵐山線8300系は2編成しかいません。3運用目が出てくれば、それは自ずと…?

ということで2日目!
読み通りきちんと出てきてくれました

 律儀に2日目もやってきました。15時から設定される臨時運用に6300系が登板してくれました!ただ、急に3本目の8300系が出てきて空振り…のようなオチが嫌だったので、15時台は他路線の撮影をしており、えれサイトへの反映を確認してからの出撃だったので、もう日没寸前です。

 あと1往復の間に撮れなければ、日も沈んでしまえば、そもそも臨時運用も車庫に引っ込んでしまうというギリギリ具合。歩いて撮影地を探します。

これからの嵐山線の主役・8300系

 なんとか折り返しまでの10分の間に撮影地を見つけました。ただ4両編成だと微妙に間が抜けた構図です。インカーブなので、上手いこと調理してあげましょう。

同じ場所の坂下り構図に変更!

 もう日没寸前なので露光がよろしくないですが、何とか記録らしい記録を作ることには成功。もう贅沢は言ってられません。とにかく6300系を記録しよう。

8300系 8312F

 床下がピッカピカの8300系。6300系は元特急車ということもあり、格式高い2ドア車でしたが、8300系などの他形式に統一されれば、嵐山線はオール3ドア通勤型での運行に変わります。

 8300系の編成組み換え直前から、桂駅のホームドア設置が告知されており、ドア位置の合わない2ドアの6300系は先が長くないんじゃないか…とは噂されていましたが、予想以上に早い置き換えで驚かされるばかり。

6300系 6352F

 前照灯周りの鉄板装飾、均整の取れた豪華な2ドア車両…という支線の4連ながら、どこか特急車の風格を漂わせて6300系が入線。デザイン的に高級感があり、新車もきちんと投入されている阪急電車の中でも、未だ別格の存在感があります。並の引退間際の車両には出せない覇気。

観光路線らしい風景

 この電車が撮影日の臨時運用最終便なので、せっかくなので往年の名車・6300系に乗って桂まで移動します。

6300Series Anniversary 50th

 2025年で形式登場50周年を迎えた6300系。第1回遠征時には記念HMを装着していましたが、車内装飾のみ残す形で現在は外されています。それにしても50年目の車両とは思えないほど快適です。

桂に到着。回送車になります。

 桂に着くと撮影者がたくさん待ち構えていました。どうやら臨時運用を聞きつけて集まったようで、珍しく女子鉄の姿も見受けられました。"京都線のクイーン"の異名を取るだけあって、女性人気もあるんでしょうか。確かに、"キング"というよりクイーンの印象はあるかも。

お疲れ様でした

 息をつく間もなくC号線から引き払って入庫していきました。8300系の転属ペースを見ると、夏を越せるかどうかといった厳しい情勢です。路線長が短い嵐山線でラストランをすると荒れそうなので、できれば京都線での2編成併結特急走行…とかが見たいですが、それこそホームドアが厳しいですよね。最後まで無事に、どうか穏やかに活躍を続けて欲しいものです。

 今回はこれにて。いいね・コメント・Twitter共有など励みになります。それじゃ。

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