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入院までに準備したもの・役に立ったもの

これから入院する方が、もしこれを読んでいたら——これは、入院のために私が何を準備して、何が役に立ったかの記録です。

手術の日のことや、ベッドの上でどう過ごしたかは、前の記事に書きました。今回はその裏側の、準備の話です。

会社への伝え方や仕事の引き継ぎのことは、こちらの記事に書いています。


準備は、病院のリストに忠実に

入院が決まると、病院から持ち物のリストを渡されます。私はこれに忠実に準備しました。勝手が分からないぶん、まずはリストを信じるのがいちばんだと思ったんです。

ひとつだけ誤算がありました。私の入院した病院には着替えとタオルのレンタルサービスがあって、入院手続きのときに申し込みました。すると、ボディソープとシャンプーがおまけで付いてきたんです。リストに従って自分でも準備して持って行っていたので、まるまる重複でした。

病院からもらっていたリストは正しかった。ただ、レンタルのサービスで済むものも意外とあります。手続きのときにサービスの中身を先に見ておくと、荷物はそのぶん減らせます。

いちばん真剣に考えたのは、持ち物ではなかった

とはいえ持ち物はリストを追えば揃います。それより真剣に考えたのは、ベッドの上の時間を何に使うかでした。入院は最低2週間と言われていましたので、その過ごし方を具体的に思い描くことが、私にとってはいちばんの準備でした。

映画三昧・読書三昧のもくろみがどうなったかは、前の記事に書きました。ここではそのために用意したものの話を続けます。

iPadは、がん保険で買った

まず、それまで我慢していたiPadを思い切って買いました。原資はがん保険です。がん保険は将来の治療のためにとっておくことも、もちろん考えました。ただ、病気のことばかり気にするより、せっかくできた時間を有効活用することにしたんです。

それと一緒にベッドの柱に取り付けるタブレットアームも用意したのですが、これがとにかく画期的で、想像していた以上に快適でした。ベッドの上での活躍ぶりは、前の記事に書いたとおりです。このアームについては別の記事で紹介しています。


通信は、使い分けた

映画三昧のもくろみには、通信の準備も要ります。幸い、入院した病院にはフリーWi-Fiがありました。ただ、フリーWi-Fiにどんな通信でも流すのは、セキュリティ的に少し気になります。

そこで、必要な期間だけ課金して使える、格安の基本料0円のスマホプラン(povo)を併用しました。個人情報が通る通信はそちらを使い、動画のようなそれ以外の通信はフリーWi-Fi、という使い分けです。

いちばん役に立ったのは、耳栓

持ち物の中からあえてひとつ重要なものを挙げるとするなら、耳栓です。

私の部屋は4人部屋でした。夜中に誰かがいびきをかく確率はそれなりに高いわけです。ひょっとすると私もかいているかもしれないので、人のことは言えません。それに生理現象ですから、責めるわけにもいきません。

だから、耳栓。用意していって大正解でした。おかげで安眠は確保できました。

個室は、あきらめた

部屋の話が出たので、こちらも。個室は高くてあきらめました。がん保険から出すこともできたのですが、今後のことを思って節約することにしたんです。そのわりに、iPadは我慢できなかったわけですが。

入ってみると、実際の4人部屋は想定と違いました。お隣さんとは完全にカーテンで仕切られていて、ベッドに横になればほぼ個室なんです。音楽や動画はイヤホンで聴けば困りません。これで安く済むならよかった、というのが実感でした。

面会は、減らしてもらった

面会はあえて減らしてもらっていました。術後しばらくは体からチューブが出ていて、実際より重篤に見えてしまいます。その姿で必要以上に心配させたくなかったからです。その気持ちの話は前の記事に書いたので、ここでは実務の面だけ。

じつは、それを支えていたのも先ほどのレンタルサービスでした。着替えの補給を家族に頼らなくて済むんです。おかげで「無理して毎日来なくていいよ」が、気づかいの言葉だけでなく現実の選択肢になりました。連絡そのものは、毎日の電話とLINEで足りていました。

これから入院する方へ

ふり返ると、荷物の答えは病院のリストがほぼ全部持っていました。私が足したのは耳栓と、iPadとアームと——ベッドの上の時間を何に使うかという、もくろみくらいです。

これから入院する方には、それどころではないという時期かもしれません。それでももし少し余裕があれば、入院中の時間を何に使うかを先に想像してみるのも良いと思います。私の場合は、それがいちばんの準備になりました。

退院したあとの話は、また別の記事で書きます。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

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