全国統一小学生テストの日、息子は本を読んでいた
先日、全国統一小学生テストを受けた。
私は少し緊張していた。
全国統一小学生テストなんて名前がついているくらいだから、なんとなく身構えてしまう。
でも息子は違った。
電車の待ち時間も、
電車に乗っている時も、
会場に着いてからも、
息子はカービィの小説を読んでいた。
周りにはテスト対策なのか四字熟語などの本を開いている子もいる。
私は少し気になった。
でも本人はいつも通りだった。
本を読みながら、
「ここ面白いんだよ、またあとで教えてあげるね」
と笑っていた。
テストが終わったあとも、
特に手応えを語るわけでもない。
ただ、
「疲れた〜!クイズみたいだったよ」
と笑っていた。
でも算数は全部書けたわけではないらしい。
出来は正直よく分からない。
でも、息子は楽しそうだった。
帰り際。
塾の先生に向かって、
「ありがとうございました」
と言ったあと、息子は続けて言った。
「テスト楽しかったです!」
先生は少し驚いた顔をしたあと、笑っていた。
私は少し驚いた。
テストを受けたあとに、そんな感想が出てくるとは思わなかったからだ。
その後、駅へ向かう途中でバタバタ教室を出たからかハプニングが。
息子がSuicaを忘れたのである。
「あっ!」
と言ったあと、一人で取りに戻っていった。
私は少し心配になって後を追った。
すると受付で息子が元気よく言っていたところだった。
「ありがとうございましたー!」
「楽しかったです!」
そして最後に、
「またきます!」
私は思わず心の中で突っ込んだ。
いや、また来るって何。
塾には入らない。
結果も私が受け取りに来る予定である。
今回は学校のお友達から聞いて、楽しそうだから受けてみたいって、あなたが言ったんでしょ。
でも息子は満足そうだった。
たぶん本人の中では、
テストを受けたとか、
偏差値がどうとか、
そういうことではないのだと思う。
知らない場所に行って、
テストを受けて、
本を読んで、
先生と話をして、
それが全部ひっくるめて楽しかったのだろう。
帰り道。
息子はテストの話をほとんどしなかった。
その代わり、
ビックカメラでポケモンカードを見たい話をずっとしていた。
点数はまだ分からない。
結果もこれから返ってくる。
でも今のところ私の記憶に残っているのは、
問題の出来ではなく、
受付で元気よく
「またきます!」
と笑顔で言っていた息子の姿だった。
あわせて読みたい記事
このnoteでは、
息子の「できる・できない」を簡単に決めつけず、
私自身が迷ったこと、見誤ったこと、
少しずつ見方が変わってきたことを記録しています。
テスト当日のことを書いたあと、結果を見た時の自分の気持ちも整理しました。
テストの日も本を読んでいた息子は、普段から“本は読むのにワークは始めない”子です。
息子にとって読書は“勉強”ではなく、ただ好きなものなのだと感じる話です。
全国統一小学生テストの日も、息子は本を読んでいました。
でも、最初から本好きだったわけではありません。
ゲーム、ごっこ遊び、漫画、児童小説。
約8年間を振り返ると、一つの共通点が見えてきました。
