【習い事】子どもの習い事で「やる気がない」「行きたがらない」時に見落としがちな本当の理由と見守り方#新体操#バレエ#ピアノ#サッカー#子どもの声
習い事をしていると、
大人はどうしても、
上達に目が向く。
先生の教え方はどうだろう。
練習量は足りているだろうか。
やる気はあるだろうか。
才能はあるだろうか。
でも、
子どもは本当に、
同じものを見ているんだろうか。
最近、
そんなことを考える。
私は、
上手になりたくて習い事をしていた。
もっとできるようになりたい。
試合にも出たい。
先生にも認められたい。
だから練習していた。
ずっとそう思っていた。
でも40歳になった今、
少し違ったのかもしれないと思う。
なぜなら、
今振り返ると、
私は上手になるためとは思えないことに、
たくさんのエネルギーを使っていたからだ。
例えば、
先生はどんな人なのか。
どんな子がよく褒められるのか。
どんなことをすると注意されるのか。
誰と誰が仲がいいのか。
どんな子が中心にいるのか。
そんなことを、
ものすごく見ていた気がする。
当時は気づかなかった。
でも今思う。
私は技術を学んでいたというより、
その世界のルールを学んでいたのかもしれない。
考えてみれば、
大人も同じだ。
新しい会社に入る。
新しい部署に異動する。
新しいコミュニティに入る。
まず見るのは、
仕事そのものよりも、
その場所の空気かもしれない。
誰が影響力を持っているのか。
どういう人が評価されるのか。
何をすると浮くのか。
そういうことを、
無意識に観察している。
子どもも、
きっと同じだ。
習い事に入った時、
まず学んでいるのは、
技術だけではない。
その場所のルールだ。
もちろん、
これは良いとか悪いとかの話ではない。
学校にもルールがある。
会社にもルールがある。
習い事にもルールがある。
子どもは、
そのルールを理解しようとする。
そして、
その中で自分の居場所を作ろうとする。
どうしたら仲間に入れるか。
どうしたら認められるか。
どうしたら先生に話しかけられるか。
どうしたら、
この場所にいていいと思えるか。
そういうことも、
技術と同じくらい学んでいる。
習い事を辞めたい理由として、
「友達とうまくいかない」
「クラスに馴染めない」
「居心地が悪い」
という声を見かけることがある。
大人からすると、
技術とは関係ないように見える。
でも子どもにとっては、
とても大事なことなのだと思う。
上手になる前に、
まずその場所で
過ごさなければならないから。
だから、
技術が伸びない時。
やる気がないように見える時。
習い事に行きたがらなくなった時。
私たちはつい、
先生の教え方かな。
練習量かな。
本人の努力かな。
と考える。
でも、もしかしたら、
別のことが起きているのかもしれない。
この子は今、
何を学んでいるんだろう。
技術だろうか。
それとも、
この場所で生きていく方法だろうか。
習い事には、
先生の視点がある。
ママの視点がある。
そして、
子どもの視点がある。
同じ場所にいても、
見ている景色は違う。
だから、
技術や結果だけでは見えないものにも、
少し目を向けてみる。
それも、
子どもを見守る一つの方法なのかもしれない。
