【#創作大賞2026 説明会レポート】クリエイターから寄せられた質問に回答しました
4月8日にスタートした、日本最大級の創作コンテスト「創作大賞」。過去4回で累計17万作品の応募をいただき、32作品のメディア化が実現しました。今年は34メディアが選考に参加し、エッセイから小説、エンタメ原作、ビジネス、フードまで幅広いジャンルの作品を募集しています。
この記事では、4月15日にXスペースで開催した「創作大賞2026 説明会」で、クリエイターから事前に寄せられた質問にお答えした内容をまとめました。当日は、創作大賞事務局の中野(進行)、Tales & Co. 代表でTALES編集長の萩原、創作大賞事務局の漆畑の3名でお届けしました。
応募要項やスケジュールなどは、特設サイトやよくある質問のヘルプページをご覧ください。
1. 応募方法について
Q1. 今執筆中の原稿はWordで作成しています。完成後はどの形式で提出すればいいのでしょうか。
A. 創作大賞はnoteかTALESのプラットフォームに投稿していただく形式です。PDFやWordファイルなどの提出は受け付けておりません。初めての方はまずnoteアカウントを作成して、作品をnoteまたはTALESに投稿してください。
【noteで応募する場合】
応募する記事にハッシュタグ「#創作大賞2026」と、応募部門のハッシュタグ「#○○部門」の2つを設定して公開してください。連載作品の場合も、それぞれの記事にハッシュタグをつける必要があります。
【TALESで応募する場合】
作品情報ページの「コンテストに参加」で応募する部門を選びます。エピソードごとに公開設定を行って、選考対象となるすべてのエピソードが公開されていることを確認しましょう。
応募方法・手順のくわしい解説はこちら。
Q2. 応募用のハッシュタグ以外に、「#脚本」「#マンガ原作」「#シナリオ」などのハッシュタグを追加してもいいですか?
A. 「#創作大賞2026」と「応募部門のハッシュタグ」の2つを付けていただいた上で、任意のハッシュタグを追加することは全く問題ありません。追加タグをつけることで、編集者から見たときに作品のイメージが伝わりやすくなります。
ただし基本の2つを忘れないでください。毎年「#創作大賞2026」は入っているけれど部門のハッシュタグが入っていないケースが発生しています。必ず2つ付けてください。
Q3. noteとTALESでは、どちらに投稿した方が有利ですか?
A. どちらに投稿しても有利・不利はありません。小説・エンタメ原作部門は両方で応募可能で、最終的には同じ部門の中でまとめて選考します。
TALESは話数で区切ってエピソードごとに投稿でき、連載形式にしたい場合に向いています。noteは1記事1作品で、ランキングのないフラットな場として機能しています。それぞれ自分に合う場所を選んでもらえればと思います。
2. 応募要件について
Q4. 本文の文字数カウントに冒頭のあらすじは含まれますか。
A. あらすじの文字数は本文文字数カウントには含まれませんのでご安心ください。小説、エンタメ原作部門いずれも、あらすじを除いた本文の文字数が、各部門の応募規定を満たすようにしてください。
Q5. 有料記事でも応募できますか?無料でないと不利ですか?
A. 有料記事でも応募可能です。ただし、選考対象は無料で読める部分のみです。有料ライン以降は選考対象外になるのでご注意ください。
Q6. 1作品でエピソードが分かれている場合、各エピソードタイトルに作品名と連番を入れる必要がありますか。
A. noteとTALESで異なります。noteで小説を応募する場合は、同じ続きものと分かるように共通タイトル+「第1章」「1話」等の連番を入れてください。TALESの場合は作品単位で箱ができるので、エピソード名は自由で構いません。
また、noteの場合は全記事をマガジンにまとめておくと、読者や選考担当者が読み進めやすくなるのでおすすめです。マガジン機能についてはこちら。
Q7. 「連作短編」と「短編集」では応募の仕方は違いますか。
A. はい、違います。「連作短編」は同じ世界観やキャラクターで1つの大きい作品を小さな短編で追いかける形式なので、1作品扱いです。あらすじも1つでOKです。1作品として、応募規定を満たす形でご応募ください。
一方、「短編集」(バラバラの作品を集めたもの)を1短編ずつ独立して選考してほしい場合は、各短編ごとに応募要項を満たした上で、それぞれにあらすじとタイトルが必要になります。
Q8. 規定の文字数を超過した作品は選考対象外になりますか。
A. 選考対象外にはなりません。規定文字数までが審査対象というだけで、仮に大幅にオーバーしていても選考対象にはなります。
ただし、小説の場合の選考対象範囲は「あらすじ除く2万字以上、審査対象14万字まで」です。たとえばミステリー小説などで14万字を超えたところにクライマックスがあると、審査対象の範囲外になってしまいます。面白い場面が選考対象範囲に収まるよう、ブラッシュアップすることをおすすめします。
Q9. オールカテゴリ部門で連載3部構成の各章をマガジンにまとめています。全体を1つのマガジンにまとめた方がいいでしょうか。
A. マガジンにまとめるのは推奨事項なので、各章でまとめても全体で1つにまとめてもどちらでも問題ありません。
連作をnoteで投稿される際、ハッシュタグをすべての記事につけることと、各記事のタイトルに作品名・シリーズ名と連番を入れることを守っていただければ大丈夫です。
Q10. エンタメ原作部門で脚本形式の作品を応募したいのですが、一字空けやト書きの三字下げなどの形式ルールは守るべきですか。映像脚本とゲーム脚本、どちらの形式がいいですか。
A. 「こういう形式がいい」という決まりはありません。面白くて読みやすければ、一字下げなどの形式的なルールで落とすことはしません。面白くて読みやすいかを考えてください。
Q11. 1話ごとの文字数にばらつきが出てしまう場合、審査においてマイナスになるでしょうか。
A. マイナスにはなりません。世に出ている小説でも章の長さはバラバラです。幕間として10行だけの章があり、それで物語が効果的に演出されていることもあります。長い章と短い章が混在していることに意図があった方がより美しいので、せっかくならそこも考えながら書いてみてください。
Q12. 日本語本文の後に同じ内容の英訳を両方記載することは可能ですか。
A. 英訳併記はNGではありませんが、選考対象は日本語で書かれたコンテンツです。日本語で書いてください。
3. 部門の選び方について
Q13. 2つ以上の部門に該当する場合、任意で選んでよいですか。ジャンルまたぎの作品は対象外になりますか。
A. 1作品は1部門のみエントリーできます。2つのジャンルにまたがっていてもどれか1つの部門を必ず選んでください。応募要項を満たしていれば、ジャンルまたぎで選考対象外になることはありません。
創作大賞の場合、他のコンテストと違うのは、各カテゴリに対して受賞後に出せる編集部がいるということです。各編集部が「こんな作品を求めています」というコメントを出しているので、そのコメントを見て自分の作品が合う編集部に向けて投稿する、という発想が有効です。最終的に賞を出すかを選ぶのは各編集部なので、部門に迷ったときはぜひ参考にしてみてください。
▼参加メディアからのコメントはこちら
Q14. 独立した内容の3つのエッセイを個別に応募した場合、3つ続けて読んだ印象は考慮されず、審査も個別に行われるという認識で合っていますか。
A. その認識で合っています。記事内に他の作品のリンクを貼っていただくのは問題ありませんが、選考はそれぞれの記事単位で行います。
なお、創作大賞に限った話ではないのですが、noteアカウントのプロフィールが充実していたり、普段考えていることが分かるように書いてあると、編集部で最後の決め手の判断材料にしやすくなります。創作大賞の選考は作品単位で行いますが、編集部に見つけてもらう上で日々アカウントを充実させておくことは重要かもしれません。
▼プロフィール記事の書き方
4. 他サイト投稿・自費出版作品について
Q15. 別の投稿サイトで投稿した作品で応募してもいいのでしょうか。
A. 応募可能です。ただし、過去に商業誌や商業サイト、書籍として発表済みの作品は選考対象外です。また他社コンテストに同時エントリーする場合は、他社側が複数コンテスト応募を認めていないケースもあるので、各社規約をご確認ください。
Q16. 文学フリマやコミティアで頒布した作品も応募できますか。同人誌の書店委託に出した場合はどうですか。
A. 文学フリマ・コミティア・コミケ等で頒布した作品も応募できます。同人誌の書店委託に出した場合でも、出版社を通していない委託であれば問題ありません。イベントに出す原稿がある方は、ぜひその原稿を創作大賞にも出していただけるとうれしいです。
Q17. 投稿サイトで作品単位の専属契約を結んでいる場合はどうなりますか。
A. 作品単位の専属契約を結んでいる作品はNG(商業化作品扱い)です。ただし、専属契約を結んでいない別作品であれば応募できます。
なお、以前投稿サイトで電子書籍化されたが現在は販売終了で権利がご自身にあるものについては、商業の会社と契約している作品はお控えいただくか、契約内容をご確認ください。
Q18. 応募中に他サイトから書籍化・商業化のオファーが来た場合、創作大賞側が出版優先権を主張することはありますか。
A. 受賞決定前であれば、クリエイター本人にどちらでどう進めるか決めていただく形になります。出版優先権は主張しません。創作大賞の応募に必要なハッシュタグ(noteのハッシュタグ/TALESのコンテスト参加フラグ)を外すだけで、辞退できます。
ただし、受賞決定の連絡後は協議が必要です。他で商業化が決まった場合は、応募規定のページにある案内に沿って運営事務局(creativeaward@note.jp)宛にご連絡ください。
※ 運営事務局のメールアドレスでは、商業化決定後の連絡のみ受け付けています。
5. AI利用・表現について
Q19. 自分が考えて書いたシーンをAIに読ませ、AIが書いた文章をそのままコピーして本文に掲載することは違反になりますか。
A. はい、NGです。AIから出力された作品をそのまま応募することはお控えください。
Q20. 恋愛小説で性的なシーンを含む場合の描写の許容範囲はどこまでですか。
A. 性描写があること自体はNGではありません。ただし、今回の選考レーベルにはいわゆるアダルト作品をメインにしているレーベルはありません。その描写が物語を面白くする、深く理解するために意味があるものならOKですが、行為そのものをエンタメとして見せる作品だと通過が難しい可能性があります。TALESやnoteの利用規約の基準も併せてご確認ください。
6. 選考・受賞について
Q21. いつ、誰に、どのように選考されるのでしょうか。
A. いずれの部門に応募された作品も、まず創作大賞運営事務局で一次選考を行います。その後、オールカテゴリ部門はnote運営事務局および選考参加メディアで二次審査、オールカテゴリ以外の部門は各参加メディアが最終選考を行い、受賞作品が決定されます。
Q22. 応募作品の内容はどの程度読んでいただけるのでしょうか。あらすじだけで判断されることはありますか。
A. あらすじだけで判断することはありません。応募作品は年々増えていますが、社内一丸となって体制を整え取り組んでいます。
ただし、あらすじは非常に大事です。本を手に取るときにタイトル・帯・あらすじを読んで「面白そう」と思って中身に入る、この一連の動作と同じで、あらすじが魅力的だとワクワクして読み始められるため、加点評価になりやすいです。
Q23. 作品のスキ・コメント・閲覧数はどの程度重視されますか。フォロワーが少なく、スキ数で出遅れているので参加自体を迷っています。
A. リアクションは選考の参考情報の一つですが、絶対的な指標ではありません。昨年の受賞作一覧を見ていただくと、スキ数やフォロワー順にはなっていません。締切ギリギリの滑り込み投稿でも受賞した作品があります。最終的には面白いかどうかです。
noteでも、創作大賞に限らず様々なコンテストで、受賞前はスキがあまりついていなかった作品が受賞するケースがあります。それが理由で諦めるのはもったいないので、迷われている方はぜひ挑戦してみてください。
Q24. 受賞した場合、商業化の形態やレーベルはどの時点で決まりますか。記載されていないレーベルからの刊行もあり得ますか。
A. 最終選考結果が出てから、各メディアとクリエイターの話し合いの末に決定しますので、現時点ではケースバイケースです。シリーズ化の確約なども同様に、話し合いの中で決定します。
過去には新潮文庫nex賞を受賞した作品が新潮文庫から刊行、メディアワークス文庫賞を受賞された作品がKADOKAWAから刊行された実績もあります。
最後に
説明会の最後に、萩原・漆畑からこれから応募されるクリエイターのみなさんへメッセージをお伝えしました。
萩原:「応募要項をしっかり読んでください」というのは大前提です。その上で、自分の作品が世に出ることを想像してほしいです。本ならどんなパッケージで、映像ならどんな形で届くのか。どの出版社から出るか、どの雑誌から出るかも妄想してみてください。各レーベルが「こういう作品を読みたいです」というコメントを出しているので、ぜひ読んで、自分のテンションを上げて書いてほしいです。僕の仲のいい作家さんは「執筆中は、これは世界で一番面白い作品だ、というつもりで机に向かっている」と話していました。そのくらいテンションが上がっていれば、誰かに届く作品になっているんじゃないかと思いますよ。
また、Web投稿の強みとして、応募期間中であれば直せる、ということもあります。テンションを上げて勢いで書いて、その後冷静に直す。この2段階を使ってほしいと思います。
漆畑:応募を諦めたりブロックする要因はいっぱいあると思います。フォロワーがいない、スキがつかない、まだ投稿したことがない、他のイベントの準備で時間が足りない。でも「自分にしかこれは書けない」という作品があれば、その可能性にかけて投稿いただきたいです。ギリギリまで粘ってつくった作品をお待ちしています。
説明会のアーカイブはこちらからお聞きいただけます。
— note (@note_PR) April 15, 2026
創作大賞 スケジュール
応募受付期間: 2026年4月8日(水)11:00 〜 7月8日(水)23:59
中間発表: 9月上旬
最終結果発表・授賞式: 11月上旬
募集期間中の関連イベント
創作大賞2026の募集期間中には、創作のヒントになるイベントも予定しています。すべて参加費無料、オンライン配信あり、現地観覧も可能です。noteアカウントをお持ちでない方もお申し込みいただけます。
5/1(金) 「日常を“作品”にするエッセイの書き方」
ゲスト:長瀬ほのかさん・いしかわゆきさん(聞き手)
関連部門:エッセイ部門
5/8(金) 「人を動かすレシピは、どう生まれるのか」
ゲスト:有賀薫さん・長谷川あかりさん
関連部門:フード部門
5/22(金) 「物語のつくりかた」
ゲスト:小川哲さん・志賀玲太さん(聞き手)
関連部門:小説部門
イベントの詳細はnoteイベント情報や公式SNS(@note_PR)をご確認ください。
よくある質問
そのほか、応募方法や選考に関するよくある質問は、以下のヘルプページをご覧ください。
