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【言葉の力】「でも」が口ぐせだった私の話

以前の私は、

何かを勧められるたびに

「でも」と答えていました。

「一緒に行ってみない?」
「でも、その日は忙しいし」

「やってみたら?」
「でも、私には難しそう」

「似合うと思うよ」
「でも、もう若くないし」

相手は

提案してくれているだけなのに、

私はまるで反射のように

「でも」を返していたんです。

今思うと、

会話のキャッチボールというより、

飛んできたボールを

全部打ち返していました(笑)。

例えば、

「やってみたら?」

と言われると、

「でも、失敗しそう」
「でも、時間がないし」
「でも、向いてないかもしれない」

と、次々に理由を探していました。

今思うと、

私の「でも」は

本当に優秀でした(笑)。

聞かれてもいないのに、

できない理由を

どんどん見つけてくる。

しかも、

なかなか説得力があるんです。

だから自分でも納得してしまう。

そして結局、

何も変わらない。

そんなことを

繰り返していました。

ある日、

友人にこんなことを言われました。

私がいつものように

「でもね…」

と話し始めた時です。

友人が笑いながら、

「ののかさんの『でも』って、玄関の鍵みたいだね」

と言いました。

私は意味が分からず、

「どういうこと?」

と聞きました。

すると友人は、

「何か新しいものが入ってこようとすると、
 すぐ閉めちゃうから(笑)」

と言ったんです。

思わず笑いました。

でも同時に、

少しドキッとしました。

確かに私は、

失敗したくない。
傷つきたくない。
恥をかきたくない。

そんな気持ちから、

何かが始まる前に

自分で扉を

閉めていたのかもしれません。

さらにある日、

娘に言われたことがあります。

私がまた

「でもね」

と言った時です。

娘は少し笑いながら、

「ママって『でも』の後に、
  不安を並べるの上手だよね」

と言いました。

私は思わず笑いました。

でも心のどこかで、

図星だと思ったんです。

私の「でも」は、

できない理由ではなく、

不安の言葉

だったのかもしれません。

もちろん、

慎重になることは

悪いことではありません。

無理をする必要もありません。

でも、

「でも」が増えすぎると、

可能性まで

閉じてしまうことがある。

そんな気がしました。

それから私は、

少しだけ言葉を

変えてみました。

「でも」ではなく、

「そうだね」

  と言ってみる。

「難しいかもしれない」ではなく、

「まずはやってみようかな」

と言ってみる。

すると不思議なことに、

見える景色が少し変わりました。

できるかどうかは分からない。
うまくいく保証もない。

でも、

やってみなければ

分からないこともある。


そんな当たり前のことに、

ようやく気づいたんです。

私は今でも、

時々「でも」が出てきます(笑)。

長年の口ぐせですから。

でも最近は、

その言葉が出た時に、

少しだけ

立ち止まるようになりました。

その「でも」は、

私を守るための言葉だろうか。

それとも、

まだ起きていない未来を

怖がっているだけだろうか。

言葉には不思議な力があります。

「でも」を選べば、

そこで話は終わる。

でも、

「そうだね」を選ぶと、

その先が始まる。

人生は、

大きな決断で

変わるだけではありません。

毎日の小さな言葉でも、

少しずつ変わっていく。

だから今日も私は、

可能性を閉じる言葉より、

可能性を開く言葉を選びたい。

まだ見たことのない景色は、

きっと「でも」

の向こう側にあるのだから。


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今日も読んでいただき、ありがとうございました。
感想など、コメントいただけたら、とっても嬉しいです🌸
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