【NENEさん vs BMSG②】HONEYsに知ってほしい、僕がちゃんみなさんにアンサーを期待する理由
BEEF勃発から数か月が経ちました。NENEさんのラジオ出演以降、目立った動きはなく、騒動は次第に沈静化しています。
今のところ、今回のBEEFで唯一アンサーを出していないのがちゃんみなさんです。このような場合、通常ならBEEFが起きるとヘッズの野次馬根性に火がつき、「ラッパーなら曲でアンサーしろ!」という声がネットを賑わせます。
しかし、今回は少し様子が違います。
ちゃんみなさんにアンサーを求めない声のほうが大きいのです。
理由は主に2つ。
① 産後の体調を心配する声
② ファンがそもそもBEEF文化に強い関心がない
確かに、誰しも体調第一で行動するべきだと思いますし、これまでの数々の功績を私たちに残してくれたちゃんみなさんなら、たとえBEEFに参戦しなかったとしてもファンが離れることはないでしょう。
しかし、ヘッズ歴7年、月2〜3回ライブに足を運ぶ大のHIPHOPファンの私としては、今でもちゃんみなさんからのアンサーを期待しています。
今回は、HONEYSのみなさんに「BEEFに参戦することのメリット」を知ってもらい、なぜ野蛮なBEEFがHIPHOPで重宝されているのかを伝えたいと思います。
私はただのいちヘッズなので専門的な話はできませんが、そのぶんHIPHOP初心者の方にもわかりやすい言葉でまとめられる自負があります。
簡潔にお話しするので、ぜひ最後までお付き合いください。
①誤解を解消できる。
まずBEEFというのは、単に相手を攻撃するためのものではありません。競い合うことで、自分の主張を世間に浸透させることもBEEFの大きな役割です。
今回のBEEFで、NENEさんが提示した論点は、主に次の3点です。
①ちゃんみなさんはNENEさんをパクっているのではないか。
②HIPHOPが軽視されているのではないか。
③ファンがメッセージを深く聞いていないのではないか。
※詳しくは以下にまとめています。
ネット上では、ちゃんみなさんの過去曲がすでに“アンサー”になっている、という意見をよく見かけます。確かに、リリックには敵に向けた表現が多く、NENEさんに刺さる内容だと解釈することもできるでしょう。

ただし、ちゃんみなさんのどの曲も、先ほど挙げた論点に対する“直接のアンサー”にはなっていません。
「うるせえ!とにかくムカつくから絡んでほしくない!!」
という声が聞こえてきそうなので、ここは丁寧に書いていきたいと思います。応援しているアーティストが突然攻撃されて、驚くのは至極当然のことです。私たちヘッズだって、最初にBEEF文化に触れたときは、その強烈さに衝撃を受けました。
でも、それを踏まえたうえで、私は言いたいのです。
「このBEEFを完全にスルーするのって、冷静に考えたら結構デメリットもあるんじゃない?」
BMSGサイドをDigっていると、たしかにアイドル的なノリで集客する側面もあるのですが、しっかりメッセージをファンに浸透させたうえで、文化の啓蒙活動を積極的に行っていることがわかります。
でも、このままでは、NENEさんの楽曲しか聴いていない層には、その取り組みが届いていないのではないでしょうか?もし指摘に誤解が含まれているのなら、あとは明確にアンサーして事実を表面化させれば、プロップス(シーンでの評価)を回復させることは難しくないと思います。
(※あくまで私の“妄想”ですが・・・
私は、NENEさん自身は あえて誤解を招く表現 を選んでいるのではないか、と考えています。なぜなら、アンサーが返ってこないBEEFは「いじめ」の構図になってしまうため、NENEさんにとっても不利益だからです。
あえて相手が訂正せざるを得ない言葉を選び、アンサーが返ってくる可能性を高めているのではないか??と、勝手ながら想像をしています。)
②リスペクトを獲得するチャンスであるため。
BEEFには相手を攻撃する表現が含まれることが多いので、HIPHOPに疎い人は眉を顰めることが多いです。断片的に切り取って捉えると、BMSGのメッセージである、
上り詰める、だけど蹴落とさない。
媚びない、だけど誰も否定しない。
自分である、だから他人を愛する。
に反する行為であるように思うかもしれません。しかし、実は、BEEFはリスペクトを獲得する絶好の機会なのです。

実際に、以上のように、今回の件でSKY-HIさんは多くのヘッズから賞賛されています。無視するという選択肢があるにも関わらずアンサーを返す行為は、HIPHOPカルチャーへのリスペクトに他ならないからです。
実は他のBEEFでも、敵対している双方ともがBEEF以前より評価を高めることは少なくありません。


前提として、ヘッズが彼らがリスペクトをリスペクトするのは、単純にラップがかっこいいからです。ダサいラップをするくらいなら、アンサーなんかしない方がいいと思います。
でも、ちゃんみなさんのラップ、純粋にかっこよくないでしょうか?
したがって、今ちゃんみなさんの目の前にはリスペクトを享受するチャンスが転がっているのではないかと思うのです。
NENEさんの楽曲で初めてBEEFを知った人はイメージが偏っているかもしれないのですが、必ずしも下品な言い回しをする必要はないのです。ちゃんみなさんは、SKY-HIさんやYZEERさんのように、上品さを保ちながらアンサーするスキルを持っていると思います。
③HIPHOPシーンへの貢献

さらに、BEEFに参加すると、HIPHOP文化を盛り上げることができます。
「HIPHOPがどうなろうと知ったことか!!」
「好きなアーティストを楽しみたいだけ!」
ネット上には色んな声があふれています。
でも、少し待ってください。
カルチャーを守り、盛り上げることは、音楽を愛する僕たちの人生にとって、とても大切なことではないでしょうか?
僕たちがちゃんみなさんの音楽を楽しめている背景には、「高校生ラップ選手権」でその存在を世間に知らしめた過去があります。さらに、もし過去50年でHIPHOPが繁栄していなければ、僕たちが(どんなジャンルであれ)RAP MUSIC を楽しむことはできなかったはずです。
今回のBEEFの反応を見るに、HIPHOPの価値観はまだ浸透していないと思います。自分も、まだまだ知らないことだらけです。それでも、HIPHOPはすでに一般社会に大きな影響を与えていることは間違いありません。
ここは、とても大切なことなので、あえて強い言い方をさせてください。
「アイドルのラップは聞きたいけど、HIPHOPがどうなろうと構わない。」言うのは「米は食いたいけど、農家が不当に搾取されていようが構わない」と言っていることに等しいと思います。
おまけ
私はちゃんみなさんはアンサーを返すと予想しています。
ちゃんみなさんは、つねに、ファンの予想を裏切りながら、期待をはるかに超えるパフォーマンスをしてきました。「どうやらアンサー返さなそうだよねー。返さなくてもちゃんみなは最高だよねー」という雰囲気がある今こそ、ちゃんみなさんがアンサーを出しそうな気がしませんか?
(((外れたらごめんなさい!!)))
ただし、アンサーしようがしまいが、ちゃんみなさんは今後も素晴らしい音楽を届けてくれることは間違いありません。BEEFに参加することにはリスクも大きいと思いますので、あくまでもちゃんみなさんの判断を尊重します。
HIPHOPとうまく付きあう
自分はHIPHOPが大好きですが、アイドルやPOPを否定するつもりは全くありません。また、いくらHIPHOPが素晴らしかろうと、ラッパーのすべての言葉を鵜呑みにすることは危険だと思います。
しかし、少しでも多くの人に、HIPHOPの価値観に触れてほしいと思っています。アイドルやPOPが好きな人も、HIPHOPの魅力を見出すことはできるはずです。私たち日本人の多くは、正月に初詣に行き、年末はクリスマスを楽しむように、多様な価値観に触れることで、人生は豊かになると思います。
私はラップスタア誕生など、人の人生を好転させる瞬間を幾度となく見てきました。紛れもなく自分もその一人です。
今回のBEEFが、HIPHOPを一層繁栄させることを祈っています。
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