「心と言葉のグローバル日英作文」(4)なぜ日本人が英語を作るのに日本語の力が必要なのか
(↑のつづきです)
英語教育者のなかには、本当に英語らしい英語を書くためには最初から英語で考えて英語で書くべきだと主張する人々がいます。
無謀であり浅薄な考え方であると私は思います。

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日本語人は日本語で世界を捉えて日本語で思考をしているのですから、日本語を使わずに英語だけで思考をすれば、まともな認識や思考などできません。
当然ながら、そうしたつくられた英語文章は私たちの知性や世界観を正しく反映しないものになります。
そんなものをつくることが私たちの目標ではないはずです。
日本語文明は長い歴史を通じて構築されてきた世界に冠たる高度文明です。
日本語を使えば古代の文化から最先端の科学までのすべてを吸収することができます。
日本語人はそうした豊かな伝統のもとに知識を積み重ねて思考をしているのです。
この素晴らしい資産を使わずに英語で考えて英語を書くということは、京都の街をすべて壊してニューヨークやロンドンのような街並みに建て替えようとするのと同じです。


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確かに日本語の世界は独自であり普遍的ではないでしょう。
しかし英語の世界もまた独自であり普遍的ではありません。
すべての言語世界はそれぞれに独自であり、そしてそれぞれに独自であるからこそ価値があります。
私たちが目指すべきは、日本語の独自の世界を確かな足場としつつも、それを越えて、より普遍的な世界へとつながっていくことにあります。
私たちが英語をグローバル英語として学ぶことの意義はそこにあると私は考えます。
(つづきは↓)
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