「心と言葉のグローバル日英作文」(5)「心と言葉のグローバル日英作文」の学習原理
(↑のつづき)
「英作文」と「英文ライティング」
「心と言葉のグローバル日英作文」について述べる前に、これまでの英作文・英文ライティングの学習方法がどのようなものかを確認しておきます。
ひとつは従来の「英作文」です。
これは日本語の文章を示してそれをベースとして英文をつくるというものです。「和文英訳」などとも呼ばれています。
もうひとつは「英文ライティング」です。
これは英語を日本語からできるかぎり切り離して最初から英語として書かせるというものです。
その他にも穴埋め、書き換えなどのトレーニング方法がありますが、これらは補助の学習方法であって、英語で書くための学習の柱となれるのは、これまで「英作文」と「英文ライティング」だけでした。
2つの方式には、それぞれ長所と短所がありますが、その詳細については別稿をみていただきたいと思います。
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「心と言葉のグローバル日英作文」の学習原理
ここからは、「心と言葉のグローバル日英作文」の説明です。
なお、ここからは省略して「グローバル日英作文」あるいは「日英作文」とも呼ぶことにします。
「グローバル日英作文」の学習原理は日英の連携をベースとするものです。
この点は従来の「英作文」と同じです。
ただし従来の「英作文」とは異なり、
「グローバル日英作文」は、もとの日本語をベースとして英語をつくるものではありません。
「心と言葉のグローバル日英作文」では、
日本語と英語を言葉として直接につなぐことは本質的に不可能
だと考えています[1]。
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「心と言葉のグローバル日英作文」では、日本語と英語を言葉として直接つなぐのではなく、日本語で述べられている内容をいちど日本語の「心」の状態に戻して、それからそれを英語の「心」につなげて、そしてそれを英語でふたたび表現する、という道筋をとります。
図にすると、次の通りです。

図に示されているように、完全ではないにしても、日本語の心と英語の心とはその大部分が重なっています。
なぜなら、日本語人であれ英語人であれ、私たちはみな人間だからです。
「グローバル日英作文」では、言葉や文化のあり方は違えども人間の「心」のあり方は基本的に同じであることを疑いようのない事実として認めます。
これが「心と言葉のグローバル日英作文」の公理です。
[1] これは「心と言葉モデル」全体としての原理原則です。なぜ本語と英語とを言葉として直接につなぐことは不可能と考えるのかに関する詳細については「心と言葉の翻訳」を読んでいただければと思います。
(つづきは↓)
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