【🍣ミツカンミュージアム・愛知】500円で2時間以上、超満足!体験型の構成&工夫が秀逸。旅行者、子どもにもオススメ!
【#356、約4,600文字、写真約70枚】
ミツカンミュージアム(愛知県半田市)に初めて行きました。その感想・レビューを書きます。
▶︎ 結論
大満足のミュージアムでした!それは主に、1)ミツカンに関する展示だけではなく、映像、さわれる、遊べる、音や風の演出など工夫を凝らし、ストーリーのある構成、2)500円でたっぷり2時間楽しめたことによります。ミツカンに愛着がわきました!他の工場見学などに比べると予約は取りやすいです。愛知県在住の人も、旅行者も、是非、ミツカンミュージアムへGO😊
おすすめ度:★★★★☆
会話できる度:★★★★☆
混み具合:★★★☆☆
場所:MIZKAN MUSEUM
休館日:木曜日、年末年始、お盆期間
開館時間:9:30~17:00
住所:愛知県半田市中村町2-6
アクセス:知多半田駅から徒歩約13分
入場料(一般):500円
事前予約:必須
所要時間:ツアー120分
撮影:9割撮影可
URL:こちら
▶︎ 訪問のきっかけ

バンテリンドーム ナゴヤで野球を観戦するために、家族で名古屋へ1泊2日の旅行を計画しました。その際、家族で行ける場所を「愛知 / 工場見学」で検索。そこでミツカンミュージアムを見つけて、行くことにしました(他の工場見学は予約できず)。

▶︎ アクセス

ミツカンミュージアムへは、知多半田駅から徒歩約13分。知多半田駅へは名古屋駅から約30分です。

半田駅の周りは、普通の住宅街でした。ミツカン本社は、創業の地である半田に構えています。近代的でおしゃれな本社とミュージアムは、半田地区の中で一際目立っていました。



ミツカンミュージアムは事前予約が必須。メジャーな工場見学は、予約時間が開始次第、枠が埋まってしまいます。しかし、ミツカンミュージアムは3日前でも易々と予約ができました。
例えば愛知県内で、愛知ヤクルト工場、ブラックサンダー ワクザクファクトリーは予約がいっぱいでした。それらに比べて、お酢は渋いから人気がないのでしょうか?しかし実際、ミツカンミュージアムは、とても近代的で映え映えのステキな施設でした✨
▶︎ ミツカンミュージアムとは?

ミツカンミュージアムは、ミツカンの酢づくりの歴史や、食文化の魅力にふれ、楽しみ、学べる、体験型博物館(2015年にオープン)。2024年にリニューアルオープンし、デジタルを含む多くのコンテンツが追加されました。
通称は「MIM」。「MM」ではないのは、「mizkan」ロゴの「mi」だけ書体が違うことが影響しているのかもしれません。


建物は「公共建築賞・優秀賞」をはじめ、さまざまな賞を受賞しています。HPも、気合い(+お金)が感じられるつくりになっています。


▶︎ ミュージアムツアー開始!

ミュージアムは、2つのコース(全館コース、ミニコース)があります。それらは、見られるゾーンの数や、ガイドさんの有無が変わります。大人の値段はそれぞれ、500円、300円。たった200円の違いしかないため、全館コースがオススメ!

私は全館コースを選択。以下、その内容をルートに沿って紹介します。

✔️ 大地の蔵

ツアーは2階の「大地の蔵」からスタート。ここでは、江戸時代の酢づくりや、現在の醸造の様子を見たり、体験コーナーでは江戸時代の職人の知恵や工夫、ミツカンの酢づくりへのこだわりがわかるゲームなどを楽しめます。

このエリアを案内してくれるのはなんと、ロボットの「みむみん」。決まった場所に移動しながら、液晶画面に顔や説明を映して説明してくれます。道が塞がっていたら、止まって「道を開けてください」的なコメントをしながら定位置に移ります。

私はさまざまな企業ミュージアム、工場見学に行きました。その中でも、この方法は初めて。見学ではガイドの方が早口で話し、こちらから質問をする隙がないパターンがよくあります。その場合は「みむみん」を使って人件費を効率化しても、観覧者の満足度に大差はないと思いました。


普段の料理で、お酢は毎回使わないけど「つくるのが大変なんやなぁ」と思いました。原料を発酵させるのはビールづくりと似ています。
▼ ビール工場見学の感想




ミュージアム内では、随所にハイテク機器が使われていました。また、それ以外にも展示、文字、映像、触れるものなど、さまざまなバリエーションを駆使しながら、情報量が盛りだくさん!




顔をスキャンしたりと、かなり面白い
✔️ 風の回廊

「風の回廊」では、パネルで半田の歴史を知ることができます。そして、この空間から半田運河も見えます。

半田運河は、日本三大運河の1つ。そのほかは、小樽運河(北海道)、堀川運河(宮崎県)です。
ここからはガイドさんが参加します。ガイドさんは、参加者の写真撮影に気軽に対応してくれたり、言葉遣いも丁寧で、親切、フレンドリーでした。

ミツカングループは、江戸時代の1804年、造り酒屋を営んでいた初代・中野又左衛門が酒粕から粕酢造りに成功したことから始まります。今では、創業200年以上!
半田は、酒造りが盛んだったこと、江戸へものを運べる運河が発達していた好立地だったようです。そのような歴史を大事にしながら、ミツカンは今も本社を半田に置いています。
✔️ 時の蔵

ここでは、当時の弁才船を再現。また、ミツカングループの歴史が細かく紹介されています。

半田から江戸までお酢を運んだ弁才船の大きさは約20m。重さは約20トンで、荷物は46トンまで積むことができます(500mlペットボトルで9万本!)。当時の江戸では、お寿司が大流行。それに使うお酢の需要が急上昇。なお、当時のお寿司は、今の2〜3倍、拳大サイズだったそうです。

1884年、商標条例の施行に伴い、4代目・中埜又左衛門はロゴを考えていました。当初は「勘」を⚪︎で囲んだマークを申請したものの、すでに他社に先を越されていました。そこで、現在も使用しているミツカンマークを考え出し、登録されました。



中埜家は、銀行業にも事業を拡大。1941年に「一県一行」政策に基づき、名古屋銀行、伊藤銀行、中埜銀行の3行が合併して、東海銀行になりました。そして、2002年、三和銀行と東海銀行が合併し、UFJ銀行が誕生しました(現在は、三菱UFJ銀行へ)。
ミツカンは現在も、代表兼グループCEOは中埜美和(8代目であり、初の女性当主)、副CEOは中埜裕子(美和の妹)と、トップを創業家の姉妹が務めている同族経営の非上場企業です。


「ミツカン」と言えば、お酢のイメージです。しかし、個別商品での売上順位は、1位、2位が納豆「金のつぶ」。その後に、つゆ、味ぽん、お酢と続きます。

商品カテゴリー別で見ても、納豆が1位。納豆は増収している一方で、食酢は減収となっています。もはや、納豆の会社ですネ。

さらに、日本+アジアの売上よりも、北米の売上の方が高い。北米ではパスタソースや食酢の売上が順調のようです。愛知県半田の町から生まれた会社が今や、北米メインのグローバル企業とは知りませんでした。

「時の蔵」エリアは、特に情報量が多かったため、時間内ではまったく消化できませんでした。


若干の自由時間のあと、2階に上がります。2階では弁才船の上に乗ることができます。下から「すげぇ」と見上げていたデカい船に乗れるとは、意外性のあるツアー構成に感心しきりです!


弁才船では、半田から江戸まで、お酢を運ぶ航海映像を鑑賞します。そこでは、場面に合わせて実際に風が吹いたり、光や音の演出がついてきます。
ただの展示にとどまらず、さまざまな工夫を凝らした仕掛けにびっくり。2時間以上楽しめて、無聊を託つ時間は皆無。これで500円はかなりお得!ミツカン自ら「ミュージアム」を名乗るだけあります。この豪華さはアサヒスーパードライミュージアムを思い出しました。
✔️ 水のシアター

「水のシアター」で映像鑑賞。テーマは、ミツカンのグループビジョンスローガン「やがて、いのちにかわるもの」です。
ミュージアムが、歴史、プロダクトの紹介だけにならないよう、ミツカンの理念も伝える構成は良かったです。映像には、ミツカンの商品はほぼ登場せず、映るのは日本の四季、自然、(お酢を使った)食べ物、そこに暮らす人々の笑顔など。自然を尊ぶような、まるで新海誠作品の中に挟まれるイメージビデオのようでした。
春夏秋冬の感動的な映像や音楽がナレーション付きで流れることで、特にストーリーはないものの、なぜか泣きそうになる構成でした。ここでガイドさんとはさようなら。
✔️ 光の庭

最後の「光の庭」では、ドリンクを飲んだり、展示物で遊んだり。残った時間を好きに使えます。



りんごなのか、みかんなのか…
このフロアには、大人も子どもも楽しめる展示がたくさん。これまでの展示に飽きた子どもにとっても、最後に機嫌を持ち直す、後味のいい取り組みでした。全体の構成が秀逸です。












関東では、それに驚かれた



気づけば約2時間半にわたり、ミツカンミュージアムを楽しんでいました。全体を通して、子どもを連れてきて大正解の企業ミュージアムでした。


▶︎ まとめ

いかがだったでしょうか?予約が取りやすいにもかかわらず、とても満足度の高い企業ミュージアムでした。値段が500円と安い!2時間たっぷり楽しめる!ただの展示だけにとどまらず、さまざまな仕掛けを通して、ミツカンのこだわりが快適な流れで構成されていました。愛知県にお住まいの方も、旅行者にもオススメです😀

▶︎ 次回予告

次回は、宮城県美術館で開催中の「リニューアルオープン 全館 コレクションで魅せます 美術の時代」を投稿する予定です。
▶︎ 今日のミュージアム飯



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