【工場見学レポ】オリオンビールは「地元愛」が決め手!沖縄観光にもオススメ
【#272、約3,900文字、写真約55枚】
沖縄県・名護市にあるオリオンハッピーパーク(オリオンビール 名護工場)のビール工場見学に行きました。その感想・レビューを書きます。
▶︎ 結論
沖縄旅行に行く観光スポットとして、大いにありだと思いました!それは主に、1)オリオンビールの工場は沖縄・名護だけしかなく特別感がある、2)試飲も含めて、オリオンビールのこだわりが楽しく学べるためです。また、このタイミングで、名護周辺で遊ぶのにもちょうどいいと思いました。
注意点:完全事前予約制です!
おすすめ度:★★★★☆
会話できる度:★★★★☆
混み具合:★★★☆☆
場所:オリオンハッピーパーク
休館日:月曜日、日曜日
開館時間:9:30~16:00
住所:沖縄県名護市東江2-2-1
アクセス:那覇市街地からバスで約2時間
入場料(一般):1,000円
事前予約:必須
所要時間:見学約40分、試飲約30分
撮影:「たる詰」以外、撮影可能
URL:こちら
▶︎ 訪問のきっかけ

親族行事で沖縄に行く用事がありました。空いた時間にどこか行こうと思った際、4月1日からオリオンビールの工場見学が再開(2024年11月1日から休業)したことを知りました。私はさまざまビール工場見学に行ったことがあったため、オリオンビールも行くことにしました。
▼ 私が訪問した3つのビール工場見学
▼ 翌日、沖縄で訪問した美術館
▶︎ アクセス

オリオンハッピーパークへは、那覇市街地からバスで約2時間。車を運転して行くと、工場見学でビールの試飲ができません。そのため、バス1日乗車券を購入し(大人:¥2,900)、長い時間かけて参上しました。なお、バスの運転手の言葉は、ほとんど聞き取れませんでした(苦笑。



バス停「名護城入口」で下車。そこから約5分歩けば、オリオンハッピーパークに到着します。
▶︎ オリオンビールとは?

沖縄ビールは、1957年、具志堅宗精が創立しました。その2年後、初の製品「オリオンビール」を発売した時から、社名も「オリオンビール」に変更。今年で創業68年目!

「オリオンビール」という名前は、2,500通の公募から選ばれました。選ばれた理由は、1)沖縄のイメージに合う、2)星は人の夢や憧れにつながる、3)当時沖縄を統治していた米軍の最高司令官の象徴が「スリースター」だったことだそうです。

なお、オリオンビールは、東証プライム市場へ上場を検討しているそうです。2025年3月期の連結売上高は288億円、最終利益は73億円、営業利益率は28.6%!サントリーは10.3%、キリンは5.4%なので、非常に高収益企業だとわかります。

今後、劇的な成長は難しいと思いますが、年々気温が上昇することを考えると、売上や利益が大きく下がる局面はなさそうです。安定配当を期待するなら、もっておいて損がない株式かもしれません。沖縄の人なら、オリオンビールを応援したい人も多そうです。
▼ オリオンビールといえばBEGIN
▶︎ 工場見学ツアー概要

オリオンビールでの主力製品は「オリオンドラフト」。オリオンビールは名護工場でしか生産されていません(アサヒスーパードライの沖縄限定ビールも、名護工場でつくるらしい)。1,500坪の敷地内で、年間で7万2千キロリットル、ビール大瓶で1億本が作られています。
ツアー全体の構成は、ガイド説明が40分、試飲が30分です。

工場見学は、月曜日・日曜日以外は実施しています。しかし、土曜日は工場が稼働していません。機械が止まっている日は、動画で説明を受けます。

✔️ 受付

オリオンビールの工場見学は、完全事前予約制です。予約受付は、参加希望日の30日前の0時から開始されます。


✔️ ギャラリー

2階にはギャラリーがあります。それに加え、プロップスなども豊富なフォトスポットがあります。
✔️ 原料・粉砕

ココからガイドさんによる工場ツアーがスタート。

オリオンビールは、世界遺産である沖縄のやんばるから取れる良質な水を使用しています。大麦麦芽は、主にオーストラリア産です(一部、限定商品は、伊江島などの沖縄県産大麦も使用)。

✔️ 仕込・発酵

仕込工程では、約4.5トンの麦芽(ビール約8万本分)を、約12時間かけ、麦芽の粉砕 → 糖化 → 濾過 → 煮沸 → 冷却を行います。



✔️ 貯酒・ろ過

外にある貯酒タンクは、190キロリットルあるそうです。350ml缶で、1日1本飲むと、1500年かかる量です。


オリオンビールの酵母名は「75ー0140酵母」。名護・オイシーというダジャレです。発酵に1週間、さらに2週間寝かせることで、ビールが完成します。
✔️びん詰・たる詰・缶詰

たるの説明のみ撮影禁止でした。撮影禁止ということは、特許申請していない営業機密なのでしょうか。なお、たるの説明を聞いたビール工場見学はココが初めてでした。たるにビールを充填する時、下から入れることで泡が立ちにくい工夫をしているため、缶や瓶よりも鮮度がいいらしいです。


製造工程の最後はフィラーによる缶詰めです。1分で、350ml缶なら1,200缶詰めているとのこと。




スペースは小さいにもの、サステナビリティのアピールもしっかりありました。ビール製造では、年間で5,200トンのビール粕(麦芽かす)が出ます。全てを豚の飼料などに再利用していたり、瓶は瓶、アルミはアルミに生まれ変わっているそうです。

✔️ 試飲!

ツアー最後は試飲!2杯まで可能です。1杯目はオリオンドラフト。2杯目は、その他のビールを飲むことができます。

バッヂの色で、ドライバーかどうかわかる仕組みになっています。ドライバーの人には、ビールのお土産が渡されていました。

ビールの注ぎ方は、ざっくりでした。例えば、キリンビールでは、社内資格である「ブルワリードラフトマスター」の人が丁寧に注いでくれました。格好だけでもいいので、丁寧に注ぐ演出があると、飲んだ時の気分や味も変わる気がします。

(私は普段、家でビールを1滴も飲みませんが)オリオンビールは淡く、味が薄い気がしました。暑い地域のビールはどこも味が薄い方が、需要は高いのでしょうか。2杯目はせっかくなので、2025年4月発売の「島風ピルスナー」をいただきました。ハートランドのような味がしました。

一緒に提供されたおつまみがおいしいかったです(オリオンの酵母を使用)。例えば、アサヒビールの工場見学で出されたおつまみ(プレッツェル)は、ほぼ味がなかったです。やはり、工場見学でビールと一緒に出されるおつまみは、塩味の効いたものがよく合います。


◾️ オリオンビールの「ウリ」とは?

結局、オリオンビールのウリは何だったのか?キリンビールは「一番搾り」、サントリーは「天然水」、アサヒビールは「2口目以降も続く辛口」。オリオンビールは「地元感」かな、と思いました。
沖縄の水を使い、名護工場でしか生産しない。沖縄の人に求められる味を追求し、沖縄の人に約70年間愛され続けている。今後、よっぽど気を衒った味変をしない限り、沖縄での人気は続くのではないでしょうか。
◾️ 外国人観光客に配慮も
ツアーの中で、韓国の方もいらっしゃいました。ガイドは日本語で進めますが、海外の方向けに、別途、工場見学を説明する冊子が配られていました。この対応は、他のビール工場見学では見られませんでした。そもそも、他の工場見学では、海外の方向けに時間を分けていた例もありました。
◾️ 他社に比べて丁寧さに欠ける
ツアー全体は、言うべき説明をサササーッとこなしていく感じ。ガイドの人は、とても親切でしたが、早口で若干ついていけませんでした。随時質問することもできますが、時間は限られていました。
また、他のビール工場見学に比べて、子どもへの配慮が不足していると感じました。例えば、キリンビールでは子どもにも楽しめる仕掛けがたくさんあった一方、オリオンビールでは一切なし。

ツアー最後の試飲では、6歳以下で無料で参加している子どもに対して、ソフトドリンクやお菓子の提供は一切ありませんでした。社会貢献的な取り組みの色合いが濃い工場見学なので、よりフレンドリーな対応をした方が、企業の姿勢として効果的だと思いました。
▶︎ まとめ

いかがだったでしょうか?沖縄に行った際の観光スポットとしても、十分楽しかったです!ビール工場見学は十人十色。ビール会社ごとの特色が見えて面白いです。オリオンビールは、沖縄で人気がある理由もわかりました。訪問を検討する際は、早めの予約がマストです!
▶︎ おまけ(道の駅 許田、万座ビーチ)

ビール工場見学の後には「道の駅 許田」や「万座ビーチ」に寄りました。ともにオススメです!












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