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「会社員を辞める」って、特別な人の話じゃない。 #サイドFIRE

1年前の私は、「会社を辞めるなんて無理」と思っていました。

FIREという言葉も知っていたけれど、それは“特別な人の話”。
自分には関係ない──そう思ってました。

でも今年、子どもが来年小学生になるという節目を前に、
ふと「このままでいいのかな」と立ち止まり。

そのタイミングで、仕事は忙しさのピークを迎え、
夜中までパソコンに向かう日が続いていました。

そんなある日、寝る前に「お母さん、明日もお仕事?」と
少し寂しそうに聞く子どもの顔を見て、
心の奥がチクリと痛んだ。

「このまま走り続けて、本当にいいのかな」

そう思った瞬間から、少しずつ、
私の中の“当たり前”が揺らぎ始めました。


私は“できたお母さん”じゃない

正直に言えば、私は育児が得意なタイプではない。

我が子は大好きだけれど、マルチタスクが苦手で、
仕事と家事と育児を同時にこなすことにずっと苦戦してきました。

世間で言う「しっかり者の母」ではなく、
どちらかというと“めんどくさがり”で不器用。

一方で夫は穏やかで、どちらかというと母性的。
わが家は昔から「妻役=夫」「夫役=私」という構図が自然でした。

だから、子どもが小さいうちは保育園に支えられていました。

日中は安心して預け、夜は短い時間でも濃く向き合う。
それでうまくバランスが取れていたと思う。

でも、子どもが成長して物心がつき、
“寂しい”という感情を言葉で伝えるようになると、
そのバランスが少しずつ変化してきた気がしました。

「この子が覚えている“母の姿”が、
いつも疲れてPCに向かう背中でいいのかな?」

そんな疑問が、頭を離れなくなったのです。

子どもの成長が、私の働き方を変えた

保育園時代は「時間との戦い」で1日が終わっていたけれど、
小学生になると、“心の時間”が増えていく。

子どもが見ている世界が広がっていく分、
母としての存在の在り方も問われるような気がしました。

同時に、仕事では責任が増え、
キャリア的には“乗っている時期”だった。

でも、心のどこかで「本当にこのスピードで走り続けたい?」
という違和感が膨らんでいきました。

そんなとき、思い出したのが、
数年前に何気なく知った“FIRE”という概念。

お金に働いてもらう、生き方に自由を持つ、という考え方。
当時はそんな概念があるんだ、と衝撃を受けたけど、
自分にはまだ遠い話だと感じていました。

でも、今の私には“救い”のように感じられたんです。

サイドFIREという現実的な選択

私にとって、会社員を最初から「辞めよう」と思ったわけではなくて、
むしろ、「いつか5年後くらいにそうなれたらいいな」という、
遠い未来の話でした。

📘実際に数ヶ月前に書いたnoteで書いていた記事

でも、子どもの小学校入学というタイミングと、
仕事の多忙が重なったとき、
「今じゃないはず」が「今かもしれない」に変わった。

元々娘が0歳で復帰してから、コロナ禍も重なり、
フルリモートフルタイムで仕事復帰ができていたこともあり、
夫婦ともに投資にフルベット。

貯蓄は生活防衛資金以外は、すべてS&P500などの米国インデックス投資に投下。

この決断が、数年後の私を救うことになりました。

夫はこれまで通りフルタイムで働きつつ、
私がサイドFIREを目指せる射程圏に、いつのまにかなっていました。

行動してみたら、世界が少しずつ変わっていった

noteに「5年後に会社員を卒業します」と書いたのは、今年の7月。
自分を奮い立たせるための宣言のつもりでした。
それがたった4ヶ月後に、本当に退職を決意することに。

誰かに背中を押されたわけでも、
絶対安心という保証もないけれど。

だけど、過去の私たちの積み重ねが、私をここまで連れてきてくれました。

人生何がおこるかわからない。

まさか今年退職するだなんて、思ってもいなかった。

でも、たまたま。

──仕事で時間が長時間縛られることに、疑問が生まれた。
──子供が来年、小学生になるというタイミング。
──サイドFIREに挑戦できる、資産のラインを超えた。

そのいろんなタイミングが重なったのが、今年だった。

でもこれは偶然のようで、必然だったのかもなと今では感じます。

あの時、資産運用を夫婦でフルベットする選択ができたこと。
育休後に、フルタイムで職場に戻る選択をしたこと。
この6年で給与収入も、大きく増やせたこと。

すべてが行動した結果、今の私の退職の選択に繋がったんだと思います。

“余白”のある生き方をつくるということ

FIREのスタイルは色々あるけれど、私はサイドFIREを目指したいと思っています。

サイドFIREは「働かない」ことではなく、
自分のペースで、“働く形を選べるようにする”こと。

よく聞くサイドFIREは、ある程度副業を育ててから踏み出すケースが多いと思います。

でも、私はマルチタスクが苦手で不得意。

フルタイムで、会社員を続けながら、育児も家事もしながら副業を育てることはできませんでした。

朝早く起きて、副業をする。
夜遅くまで起きて、副業を育てる。

会社員を続けながら、これらができる人は、本当にすごいと思います。

でも、私は"すごい人"ではない、普通のどこにでもいるワーママ。

だから、私は退職してから、それらの副業を育てていこうと思っています。

収入は夫が働いてくれて、幸い生活に困ることはない。
なので、まずは1年。
未知の世界に飛び込んでみることにしました。

端から見たら、

「それってただの専業主婦になるだけで、そんな大層な話じゃないのでは?」

と思われるかもしれません。

でも、私にとっては約18年ずっと正社員で働いてきた当たり前を手放すのは、すごくすごく勇気がいることでした。

自立をしてきたと思っている私は、誰かを頼ることが得意ではありませんでした。

でも、家族ができ、頼れる人ができ、長い悩みの中、ようやくその葛藤から抜け出せた今。

未来は全然わかりませんが、
自分の”得意”を、仕事にできるように一歩踏み出して見ようと思います。

余白があると、人はやさしくなれる。
家族にも、自分にも。
そして、自分の「これから」を考える時間ができる。

ようやく得られる”余白”の時間で、
いろんなチャレンジをしていきたいと思っています。

完璧じゃなくていい。自分らしい選択を

私は“できたお母さん”ではないし、
これからも、全部を完璧にこなすことはできないと思う。

でも、「子どもとの時間をちゃんと感じながら生きたい」
その気持ちだけは、本物でした。

だから、サイドFIREはお金の話だけの話ではなく、
“心の余白を取り戻す選択”だった。

会社員を辞めるというと、
「勇気あるね」と言われることが多い。
でも、そんな特別なものじゃない。

ただ、自分の人生を“今の自分の感覚”で選択しただけ。

きっとこれからも迷うと思うし、試行錯誤すると思います。

でもその全部が、“私らしく生きる”ためのプロセスなのだと信じて、楽しもうと思っています。

さいごに

もし今、「このままでいいのかな」と感じている人がいたら、
それは、今までのレールを外す準備が始まっているサインかもしれません。

特別な人だけができることではない。

思考を少し変えて、
小さな一歩を踏み出すだけで、
見える景色はきっと変わると思います。

「会社員を辞める」って、特別な人の話じゃない。

これは、私たち一人ひとりの現実にある、
“等身大の選択”の話です。

今後は、ようやく得られる“余白”の時間で、いろんなチャレンジをしていきたいと思っています。

まずは、自分の発信を通じて「働き方の選択肢」を届けていきたいです。


📖 関連note
・退職する決意が固まった日


・退職の勇気をくれた、30代からの資産形成の話


同じように“揺れながらも進んでいる”誰かの背中を、少しでも押せたらうれしいです。

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