ポルトガル子連れ移住|ビザ申請書類&最悪の事態を防いだカバーレター(英文サンプルPDFあり)
Bom dia! 2024年秋に夫+子ども(10歳・6歳)とポルトガルに移住しましたmoroと申します。
私たちは国際結婚(夫は英国人)だったこともあり、少々の紆余曲折を経ましたが、現在ポルトガルへきて無事に1年を迎えました。
今回のnoteでは、私たちがポルトガル大使館でのビザ申請で
✅実際に用意した提出物
✅私たちの失敗談
✅そこから学んだ成功例
も含めて詳しく書きたいと思います。
とくにカバーレターについては、夫の申請で提出したあとに痛く後悔したことがあったので、私と子どもたちの申請の際にはその点を改善して提出すると、そのあとの手続きがなんと信じられないほど希望通りに進みました🙌
このおかげで、ポルトガル入国後にどれだけの時間とお金を浪費せずに済んだかは計り知れません。
のちほど英文のサンプルPDFも含めて詳しく説明します。
また、日本でD7ビザ取得後にポルトガルに渡り、居住ビザに切り替える際に実際に現地で起こっているトラブルの数々についても、心が痛くなりますが、のちほど触れておこうと思います。
このトラブルのうちいくつかは、最後に説明するカバーレターでなんとかなることもあると思います。(私たちがそうでした。)
ただ「D7ビザが取得できればもう安心!」という訳にはいかない(こともある)ということを、私の知っている限りですが、念のためお伝えしておきます。
何もなければラッキー、何かあれば知っておくのと知らないでいるのとでは、現地での受け取り方がだいぶ変わると思うので、ポルトガル移住に向けて、どうぞ心を強くお持ちください。
みなさまの申請プロセスが、何のトラブルもなくスムーズに進むことを心よりお祈りしています。
申請前のこちらの記事もご参考にどうぞ⬇
まずは、失敗に終わった1度目の申請から、家族全員でポルトガルにて居住ビザに切り替えるまでどれくらいかかったか?
それは、約1年です!
ながっ!!
と今となっては思いますが、ビザがおりてから出発までの間は、それはもう怒涛の日々で、心身ともに疲弊しっぱなしでした。
そして私たちがポルトガルでのAIMAの第二面接の予約がとれた際には、英国人のビザ申請に苦戦されている方たちから
"You're incredibly lucky!!"
(信じられないほどラッキーやな!)
と言われたので、ツイていた方なのでしょうか。
念のため、AIMAとは
Agência para a Integração, Migrações e Asilo / the Agency for Integration, Migration, and Asylum
・・・移民に関する手続きを統合的に担当する政府機関
(以前はSEFという名前でした)
ポルトガルの移民管理局のようなものです。
ここから私たちのビザ申請の時系列も含めてお話しますので、ポルトガル移住をお考えの方の参考になれば幸いです。
家族移住プロセスのタイムライン
《 私たち家族が申請したビザ 》
まず私たち家族がポルトガルに移住するために申請したビザは、以下の通りです。
夫:D7【年金生活者、宗教者、一定の収入を得て生活する人のための在留査証】(2024年当時)
私&子どもたち:DF【在留査証申請者に帯同(同行)する家族のための在留査証】(2024年当時)
※ご自身で申請される方は必ず最新のものをご確認ください。
・・・
《 ビザ申請のタイムライン 》
2023.12月中旬
夫:D7ビザ申請 オンライン予約
夫:D7ビザ申請 第一面接 1度目→ 失敗
2024.3月中旬
夫:D7ビザ申請 第一面接 2度目 → 受理
2024.5月中旬
夫:D7ビザ承認
2024.7月上旬
私と子ども:DFビザ申請 第一面接 → 受理
2024.8月中旬
夫:ポルトガルのAIMAにて第二面接
→ 居住ビザに切替
2024.8月末
私と子ども:DFビザ承認
2024.10月末
家族でポルトガルへ引っ越し
2024.12月中旬
私と子ども:ポルトガルのAIMAにて第二面接
→ 居住ビザに切替
これで約1年になります。
夫の1度目の申請の失敗がなければ計9カ月。
かつ、最初から家族全員で一緒に申請していれば計5カ月になります。
ちなみに、AIMAでの第二面接で居住ビザに切り替えはできるのですが、そのあと実物のレジデンスカードが届くまでは更に時間がかかりました。
夫と私+子どもたちの申請のタイミングをずらした理由はこちらから⬇
・・・
《 移住エージェントに依頼しなかった理由 》
私たち家族は移民弁護士や移住エージェントなどを利用せずに、ポルトガル移住を実行しました。
なぜならそれらを利用した方々の
・大金だけ支払って役に立たなかった
・弁護士が最新情報を知らずビザが取れなかった
・誰に頼もうが結局AIMAの予約が取れない
というコメントをたくさん見たからです。
大切なのは、AIMAの最新情報をきちんと集めて整理しておくこと、そしてどのプロセスもなにかと時間がかかるということを覚悟しておくことです。
AIMAのスタッフですら最新情報を知らないなんてことは、非常にあるあるなのです。(それがいちばん困る!)
ポルトガル移住ビザの申請の前に
《 FacebookでAIMAをフォロー 》
AIMAは新しい情報をfacebookでアップしているので、フォローしてみましょう。ポルトガル語がどんな感じなのか雰囲気をつかむのにもGOODです。
まずは移民制度や申請の条件がどれだけコロコロ変わるかを横目で眺め、いざという時に、右往左往しないですむように慣れておくのをおすすめします。
投稿はポルトガル語と英語の両言語で書かれていることが多いですが、Facebookの自動翻訳機能も使えます。

Facebookでコメントはできないようになっていますが、投稿に対しての移住者たちのリアクションが😡(ええ加減にせえよのイライラ)😄(笑顔ではなく、あきれてものも言えない)など、リアルで面白いです。
移住の第一関門を突破した私たちですが、ビザ更新のための条件がコロコロ変わるので、AIMAのFacebookページは今でも欠かさずチェックしています。
ポルトガルD7&DFビザ 必要書類リスト
私たちの必要書類リストは、2024年当時のものです。ご自身で申請をお考えの方は、常に最新の情報をご確認ください。
・・・
《 D7必要書類リストと詳細 》

①査証(ビザ)申請用紙
ポルトガル大使館のウェブサイトからダウンロードしました。
書き間違えるたびに、新しい用紙を印刷し、記入しなおしていましたが、面接官の方は普通に修正テープを使って上から書き直していました(笑)。
②写真2枚(4.5×3.5cm)2枚
証明写真はポルトガルでも必要になることがあるので(学校の入学など)、何枚か多めに作っておくことをおすすめします。
③パスポート(旅券)+パスポートコピー
滞在予定期間を超えて3カ月間有効であること
④正式な身分証明書
戸籍謄本(外国人の夫は在留カード)
⑤有効な旅行保険
病気や怪我による治療をカバーするもの
こちらに関しては、長くなるのでのちほど詳しく説明します。
⑥犯罪経歴証明書(アポスティーユ付き)
住民登録をしているエリアの警察本部で発行してもらいました。(7~10日ほどかかりました。)
《犯罪経歴証明書の申請の必要書類》(2024年当時)
◎パスポート(有効期限内、コピー不可)
◎氏名、住所登録地が確認できる以下のいずれか1点
・住民票(発行から6か月以内のもの)
・運転免許証
・個人番号(マイナンバー)カード(通知カードは不可)
・在留カード/特別永住者証明書または外国人登録証
◎証明書の発給を必要とする事実が確認できる書類
私たちはビザの申請書を証明として持参
⑦要請書
ポルトガル大使館のウェブサイトからダウンロードしました。
⑧生計手段の証明
すべての銀行の残高の証明(英文)を提出しました。
⑨収入の証明
・不動産収入を含んだ銀行の取引明細(直近6カ月分)
・賃貸契約書
+この契約書の内容に間違いはありませんという
不動産会社の署名入りレター
+この契約書の不動産所得に間違いはありませんと
いう税理士の署名入りレター
夫は不動産による収入があり、仲介していた不動産会社がその旨を証明するレターを用意してくれたのですが、ポルトガル大使館での面接で、それでは不十分だと指摘されました。
賃貸契約書の写しと、可能であればその文書が正当であり、署名者が真に署名したことを証明するためのノータライズ(公証手続き)が必要だと言われました。
結局私たちにはノータライズを依頼する時間がなかったのですが、上記の書類で通りました。
ここにプラスして、夫は以下も提出しました。
・ポルトガルの納税者番号
NIF(Número de Identificação Fiscal)
・ポルトガルでの賃貸契約書
・ポルトガルの銀行口座と残高証明
上記はどれも、ポルトガル大使館での第一面接では必須ではないと言われました。
ただポルトガルに移住したイギリス人たちは第一面接で必要だったっと聞いていたので、よい判断材料になるかもと思い、夫が事前にポルトガルに下見旅に行ったときに用意しておきました。
そのときの記事はこちら⬇
・・・
《 DF必要書類リストと詳細 》

①~⑦は内容は上記のD7申請時と同じですが、DF申請者本人のものをそれぞれ用意します。
※子どもが14歳未満の場合は、⑥犯罪経歴証明書と⑦要請書は不要。
上記に追加で⬇
《 生計手段の証明 》
家族の生計手段の証明として以下を提出しました。
(すべて英文)
・夫(D7申請者)の残高証明
・私(DF申請者)の残高証明
・夫(D7申請者)の不動産収入が分かる
銀行の取引明細直近6カ月分
・夫(D7申請者)の不動産収入の賃貸契約書
+この契約書の内容に間違いはありませんという
不動産会社の署名入りレター
+この契約書の不動産所得に間違いはありませんと
いう税理士の署名入りレター
《 帯同を正当化する家族関係を証明する書類 》
DFの申請には、D7申請者との家族関係の証明が必要です。
私たちは婚姻の証明・親子関係の証明として以下を提出しました。
・戸籍謄本(アポスティーユ付き)
・戸籍謄本のポルトガル語翻訳
・戸籍謄本のポルトガル語翻訳の翻訳証明
※アポスティーユ・翻訳文付きの戸籍謄本は、ポルトガルで学校に入学する際も必要でしたので、余分に作っておくことをおすすめします。
・・・
《 アポスティーユについて 》
アポスティーユとは、日本の官公署、自治体等が発行する公文書に対する外務省の証明のことです。
提出物の中で、アポスティーユが必要だと言われた書類は以下のとおりです。
・犯罪経歴証明書(※必ず自分で開封しないこと)
・戸籍謄本
外務省のウェブサイトでは『郵送での申請及び窓口での申請を受け付けておりますが、可能な限り、郵送での申請をお願いしております。』とありますが、私たちは急ぎだったため大阪分室の窓口で申請しました。
窓口では、心あるとても丁寧な対応をしていただきました。
窓口での必要書類⬇
・証明が必要な公文書(発行日より3か月以内の原本)
・申請書(公印確認またはアポスティーユ)
窓口に備え付けの申請書も使用できます。
・身分証明書
運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、
在留カードなど、公的機関が発行する顔写真付き
の身分証明書。
・委任状(代理人の方による申請のみ)
・レターパックライトなど返送用封筒(返送先要記入)
返送用レターパックは同じビル内にあるコンビニで購入できました。
親が子どもの書類を申請する場合は、委任状はなくても大丈夫でした。
郵送の場合の必要書類は以下のウェブサイトをご確認ください。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/shomei/index.html
申請日から3日後には自宅に郵送で届きました。
ビザ申請においての私たちの失敗と経験談
《 国際結婚ならではの書類不備のつまづき 》
これが、外国人(英国)の夫を持つ私の最大の見落としでした。(※国際結婚ではない方はこの項目はスキップしてくださいね。)
私が必要書類リストの日本語版を見て準備を進めたのが原因です。
正式な身分証明書の項目において、英語版では
"Proof of regular status, if of other nationality than that of the country where applying for a visa, valid beyond the date of expiry of the visa you are applying for."
つまり、"ビザを申請する国の国籍と異なる場合、申請するビザの有効期限を超えて有効な正規の滞在資格の証明"と記載がありました。
申請するビザD7は4カ月有効なビザなので、申請時に日本でそれ以上の滞在資格が残っていなければならないということです。
夫の大使館での面接が2023年12月。日本の在留カードはその3カ月後に切れる予定でした。ポルトガル移住を決断していたので、更新は考えていなかったのです。
結局、ビザ申請の面接には行きましたが受理に至らず、日本の在留資格を更新してから再度申請をするか、英国にあるポルトガル大使館から申請をしてくださいと言われました。
子どもたちの預け先を探して、この日の面接のために上京していた私たちは「ポルトガルに移住するつもりなのに、まさか日本の在留資格の更新が必要だなんて」と頭が真っ白になり、泣く泣く帰ったのを覚えています。
しかし完全に私たちの確認不足。
それに提出書類についていろいろとダメ出しを受け、それを次回に活かせたので、結果オーライだったのかもしれません。
時間はかかりましたが、そのあと夫の日本の在留資格を更新し、翌年の3月に改めてポルトガル大使館でビザ申請が受理されました。
《 欧州ポルトガル語の翻訳会社ついて》
ポルトガル大使館の方から、提出書類はすべて英語もしくはポルトガル語で提出すること。そして証明書類の翻訳には、翻訳証明もをつけるようにと伺っていました。
私は欧州ポルトガル語の翻訳会社を片っ端から調べあげ、16社に同時に問い合わせを送りました。
欧州のポルトガル語には対応していない会社、翻訳証明は出せないという会社、返信すら来なかった会社もありました。
私は丁寧な返答があった中でも見積もりと納期が一番早く、今後も利用したいと思える料金体制のAccent株式会社を選択しました。
リスポンスも常に迅速で、一度間違いがあった際も即時に対応してもらえました。翻訳証明や領収証もすべてメールで対応可能です。
・・・
このほか、納期の関係で利用はしませんでしたが、欧州ポルトガル語に対応しており、翻訳証明の発行も可能な会社のなかで、丁寧な対応だったところも念のため挙げておきます。
【ここから先の部分でお話しすること】
✅D7ビザ取得⇒居住ビザ切替までに起こっているトラブルの例
✅ビザ申請のための旅行保険について
✅失敗から学んだ家族移住のためのカバーレター
(英文サンプルPDFあり)
申請に至るまでに本当にたくさんの時間を移住経験者の方への相談や、リサーチに使ったので、この部分の途中からは有料にさせていただきます。
D7ビザ取得⇒居住ビザ切替までに起こっているトラブルは数え切れないほどあるのですが、紹介するいくつかは私たちの場合カバーレターでなんとか回避できました。
カバーレターについては、個人で申請する場合にも、記入に際しての注意点や、これは記入しておいたほうがよいという項目も含めて書いています。
私たちはこれが功を奏し、記入した希望がすべて叶えられ、ポルトガルで私の周りの方々が体験されたような悲惨な第二面接を迎えずにすみました。(その内容は有料部分に書いています。)
このカバーレターを提出していなければ、おそらくポルトガルAIMAでの二次面接に向けて家族でどうすればよいのか不安が消えず、それに伴い多大なる時間とお金を使うことになっていたと思います。
私たちの実体験ですので、同じように100%希望が叶うことを保証するものではありませんし、担当者による部分も多いかもしれません。
しかし特にお子さまや配偶者をお連れの場合、先の不安を少しでも減らすために、試してみる価値は大ありだと思います。
・・・
《D7ビザ取得⇒居住ビザ切替までに実際に起こっているトラブルの数々》
さて、カバーレターの説明に進む前に、知っておいてほしいことがあるので、楽しい内容ではないのですが、どうかご一読ください。
私たちは移住する前に、ポルトガルに移住した方、または現在進行形で移住を試みている方のブログやSNSを、毎日毎日読みあさりました。
そのお陰で『日本のポルトガル大使館でD7ビザをとれば家族で移住ができる!』というわけには行かないんだな、と心するようになっていました。
その通り、一筋縄では行かなかったです。
実際にポルトガル側の移民局で、どんなトラブルが起こっているのか、私が知っているだけでも書き出します。そしてこれらのケースは一度ではなく、何人もの申請者に起こっています。
・・・
⤵️居住地からはるかに遠い面接会場で予約されいる
→夫がこうでした。
アルガルヴェに住む予定の住所もビザの申請時に提出しましたが、関係ありません。ただこの件に関しては、カバーレターで何とかなるかもしれません。後ほど詳しく書きます。
⤵️家族全員バラバラに予約されている
→バラバラなのは夫婦の間で面接会場が違うというだけでなく、なんと親子も全員、同日同時刻に面接する都市がバラバラということです。
面接のための旅費・宿泊費を家族バラバラに支払うとなると、かなりの出費になります。それ以上に不安で仕方ないと思います。この件に関しても後ほどカバーレターの項目で詳しく書きます。
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