【大人の勉強】 勉強する時間がない? 前編
はじめに:時間は「ある」ものではなく「作る」もの
どうも!、働きながら独学で
FP技能士2級
宅建士
保育士
建設業経理士2級
その他保険関係、建設関係の資格
を取得した諸神です(^^)
今回は私がどうやって勉強時間を捻出したのかについて書きます。
「勉強したいけれど、とにかく時間がない」
「仕事と家事に追われて、気づけば一日が終わっている」
これが、現役世代の偽らざる実感ではないでしょうか。
40代から60代といえば、職場ではプレイングマネージャーとして走り回り、家では親の介護や子育ての最終局面に直面する、まさに人生で最も多忙な時期です。
そんな渦中に
「勉強」という、緊急度は低いけれど重要度の高いタスク
(いわゆる「第2領域」などと区分されるタスクのことですね)
をねじ込むことは、至難の業のように思えます。
しかし、ここで残酷な真実を一つお伝えしなければなりません。
「時間ができたら勉強しよう」と考えているうちは、その時間は一生やってこないということを。
今より少し落ち着いたら……
今よりもいい時期がきたら……
そんな時は来ません!
勉強に限らず、自分がやりたいことに対して、そんな時間は永遠にやってこないのです。
参考記事 ↓
時間は、誰にでも平等に1日24時間しか与えられていません。
スティーブ・ジョブズも、レオナルド・ダ・ヴィンチも、そして私たちも、持ち時間は同じです。
新しいことを学ぶための時間を確保するということは、魔法のように25時間目を生み出すことではありません。
現在持っている24時間の使い道の中から、何かを捨て、そのスペースに学びを配置するという「等価交換」の行為なのです。
今回は、精神論で時間をこじ開けるのではなく、物理的かつ戦略的に学習時間を確保するための「大人の時間術」についてお話しします。
それは単なるスケジューリングではなく、自分の人生における優先順位を問い直す「生活時間の断捨離」でもあります。
1. 週末の「ドカ食い」より、毎日の「つまみ食い」を
毎日ドカ食いするのはもちづきさんだけで間に合ってます!
などという冗談はさておき、多くの真面目な大人が陥りがちな罠について触れておきましょう。
それは、「平日は忙しいから、週末にまとめて5時間勉強しよう」という「週末ドカ勉」の罠です。
結論から言えば、これは最も効率の悪い学習法です。
私たちの脳は、一度に大量の情報を詰め込んでも処理しきれません。
ドイツの心理学者エビングハウスの忘却曲線が示す通り、人間は覚えたことを翌日にはおよそ7割忘れてしまう生き物です。
1週間放置すれば、前回の内容はほぼゼロに戻っています。
つまり、週末に5時間勉強して翌週まで何もしないよりも、毎日30分でいいから継続する方が、記憶の定着率は圧倒的に高いのです。
また、心理的なハードルの問題もあります。
「週末にやらねばならない」というプレッシャーは、せっかくの休日を憂鬱なものに変えてしまいます。
逆に「毎日少しずつ」であれば、歯磨きやお風呂のように日常のルーティンに溶け込ませることができます。
大人の勉強に必要なのは、瞬発的な集中力ではなく、細く長く続ける持続力です。
1日15分でも、30分でも構いません。
「ゼロの日を作らない」こと。
これこそが、忙しい大人が学びを成果に変える唯一のルールです。
ちなみにかつての私は「ランチを注文して待っている間は勉強」というルールを自らに課していました。
(現在は自作弁当派になったので「弁当食べながら読書」に変わっています)
2. 自分の「体内時計(クロノタイプ)」に逆らわない
毎日勉強すると決めたとき、次に問題になるのが「いつやるか」です。
ちょっと恥ずかしいのですが私の座右の銘の1つでもありますので、あえて書きます。
答えは「今でしょ」です。
とはいえ、人にはそれぞれ向き不向きの時間帯があります。
「朝活こそ最強」という説をよく耳にしますが、これを鵜呑みにしてはいけないのです。
人間には遺伝子レベルで決まった「クロノタイプ(体内時計の型)」があります。
朝、太陽と共に目覚めて活動するのが得意な「ヒバリ型(朝型)」の人もいれば、夜になるほど頭が冴え渡る「フクロウ型(夜型)」の人もいます。
これは意志の力で変えられるものではありません。
もしあなたが完全な夜型人間なのに、無理をして「朝5時に起きて勉強しよう」と決意しても、それは続きません。
眠気と戦いながら机に向かうのは時間の無駄ですし、早起きに失敗しただけで「自分は意志が弱い」と自己嫌悪に陥るのはあまりにも理不尽です。
まずは自分のタイプを知りましょう。
見つける方法は簡単です。
思いついたすべての時間帯でやってみればいいだけです。
そのなかで少しでも調子がよかった時間帯を見つけます。
そして朝型なら、少し早起きして出勤前のカフェで。
夜型なら、家族が寝静まった後の30分を確保する。
あるいは、どうしてもまとまった時間が取れないなら、昼休みを利用するのも手です。
重要なのは、世間で言われる「正解」ではなく、自分の生理的なリズムに合った「ゴールデンタイム」を見つけることです。
自分が最も機嫌よく、脳がクリアに動く時間帯を、聖域として確保してください。
私の場合は「早朝から午前中」でした。
普通ですね。
3. 「何かを諦める」勇気を持つ
冒頭で申し上げた通り、時間を確保するとは、何かを捨てることです。
1日の中に「勉強」という新しい石を入れるなら、すでに詰まっている何かを取り出さなければなりません。
ここで見直すべきは、「なんとなく消費している時間」と「義理で費やしている時間」です。
最も削りやすいのは、目的のないスマートフォンの使用です。
SNSのタイムラインをただ眺めている時間、ワイドショー的なゴシップ記事を読んでいる時間。
あるいは一般的には重要と思われている最新ニュースをチェックしている時間。
これらは絶対に必要ですか?
私個人の意見ですが、最新のニュースなどは、そんなもの見なくても全然問題ありません。
むしろ世の中の暗い、腹立たしい、自分ではどうすることもできないニュースが飛び込んでこなくて、精神衛生上とてもいいと感じます。
それでもネットをやっているとある程度は勝手に目に入ってしまうのですが、その程度で十分と言えます。
スクリーンタイム機能で確認すれば、驚くほど多くの時間を浪費していることに気づくはずです。
これらを意識的に遮断するだけで、1日30分や1時間は簡単に生まれます。
また、人間関係の断捨離も必要でしょう。
気が乗らない飲み会、惰性で続いている付き合い、形だけの年賀状。
40代以降は、残りの人生の時間を誰と共有したいか、シビアに選別すべき時期です。
「勉強したいので」と断ることは、決して失礼なことではありません。
むしろ、何かに打ち込んでいる人は周囲から見ても魅力的であり、応援したくなるものです。
学びの時間を確保するために、テレビを見る時間を諦める。
ゲームをする時間を諦める。
あるいは、家事の完璧さを諦める(ロボット掃除機や食洗機に頼る)ことも立派な戦略です。
「何かを得るためには、何かを手放す」
このトレードオフの痛みを引き受ける覚悟が、大人の学びを本物にします。

次号に続く。
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