SF小説⑬テック・ビルダーバーグ秘密結社「ダイアログ」と第三次世界大戦の考察
「ピーター主宰のテック・ビルダーバーグ秘密結社「ダイアログ」の文書が流出したという噂だけど、「Navigating WWIII(第三次世界大戦をどう乗り切るか)」というセッション名 「Battlefield Technologies(戦場技術)」 「Bring Back Nuclear(核を再評価する)」 などのテーマが会議プログラムに存在したというけど、内容はわかっていないらしいのよ。ギブソン、あなたならこのテーマについて、どのような見解を論議に挙げられるのかしら。聞きたいわ。」
安音は、クリスチャン仲間のギブソンと国際分析の対話を繰り広げている。
「ピーターは世の終わりの備えに関心が高いから。安音、まずは、現状分析から知っておくべきことは、第三次世界大戦は、戦車が国境を越える瞬間に始まるんじゃない。 経済、情報、エネルギー、AI、宇宙軍事技術、すべての領域で“多層戦争”が進行している。 その地図を描くのが、彼らの会議なんだ。戦場技術とは、ドローンやミサイルだけじゃない。 AIによる戦術判断、衛星監視、量子暗号、 そして“認知戦”──人の心を操作する技術だ。 21世紀の戦争は、まずスマホの画面から動かされることで始まっている。」
ギブソンは付け加えた。
「もし本当にそのようなセッション名が存在したとしても、重要なのはタイトルそのものではなく、なぜそのテーマが選ばれたかだと思う。
まず『Navigating WWIII(第三次世界大戦をどう乗り切るか)』だ。
私は必ずしも彼らが第三次世界大戦を望んでいるとは思わない。むしろ、世界のエリートたちは最悪のシナリオを想定する習慣がある。金融危機、パンデミック、サイバー攻撃、国家間戦争。彼らは常に『もし起きたらどうするか』を考える。
しかし問題は、その議論が平和構築ではなく危機管理に偏ることだ。
平和学の視点では、戦争が始まった後の対応よりも、戦争が起きない構造をどう作るかが重要になる。
次に『Battlefield Technologies(戦場技術)』だ。
現在の戦場は兵士だけのものではない。AI、自律型ドローン、量子通信、衛星ネットワーク、サイバー兵器、認知戦。現代の戦争は敵の都市を破壊するだけではなく、人々の認識そのものを操作する時代に入っている。
もしかすると彼らは、『AIは国家を守るのか』『AIは民主主義を破壊するのか』という問いを議論しているのかもしれない。
私が懸念するのは、人間の良心が技術革新の速度に追いついていないことだ。
最後に『Bring Back Nuclear(核を再評価する)』だ。
これは最も興味深い。冷戦期、多くの戦略家は核兵器こそが大国同士の直接戦争を防いだと考えている。つまり、『核兵器は悪だが、核抑止は平和を維持した』という逆説だ。
しかし私はクリスチャンとして別の見方をする。恐怖による平和は真の平和ではない。相互確証破壊という考え方は、『あなたを滅ぼせるから、私も生き残れる』という論理だ。だが福音書が語る平和は、『あなたが生きるから、私も生きる』という論理だ。これはまったく異なる文明の設計思想なんだ。」
「ピーターは“世の終わり”に備えているんじゃない。 “世界秩序のリセット後に、誰が設計者になるか”を考えている。 彼にとって『ダイアログ』は、 神の沈黙の中で、人間が新しい秩序を描くための“影の会議”なんだ。」
「安音、覚えておいてほしい。 彼らは“未来を予測する”んじゃない。 “未来を設計する”んだ。 そしてその設計図は、いつも私たちには見えない場所で描かれる。グレイトリセット側の霊性が勝つのか?ピースグレイトリセット側の霊性が勝つのか?クリスチャンの使命はここにあると僕は考えている。」

ギブソンは窓の外を見ながら続けた。
「もしピーターが終末への備えに関心を持っているなら、彼らはおそらく崩壊後の世界を議論している。ピーターが恐れているのは“世界の終わり”じゃない。 終わりの後に訪れる“管理社会”だ。 反キリストとは、神なき科学が人類を統治する未来のこと。 彼はそのどちらでもない“第三の道”を探している。 信仰と技術が矛盾しない世界―― それを象徴するのが、ワンピースのルフィなんだ。彼は、ルフィ=自由・友情・信仰的価値ととらえている。科学者ベガパンクの技術とルフィの精神が融合する未来を期待しているようだ。」
「だが私は別の問いを投げたい。世界はどう崩壊するのかではなく、世界はどう和解するのか。
戦争を管理する知恵よりも、戦争を不要にする知恵の方がはるかに価値がある。
本当に必要なのは『Navigating WWIII』ではない。
『Preventing WWIII(第三次世界大戦を防ぐ方法)』なのだと思う。」
「素晴らしいわ。私もその通りだと信じている。国連平和大学では紛争後の復興よりも、紛争予防の積極的平和に投資した方が費用は安くなると教えているわ。人類滅亡まで行ってからの状況から神がクリスチャンのみを軽挙や神の国へ導くことで救うという考え方には違和感を感じるわ。誰かが傷つくのを放置するなんてことは、神様が望まない。クリスチャンには使命が託されているはずよ。預言は、必ずそうなりますと読むべきではなく、神からの警告として読むべきなのよ。聖書の基本的な読み方として、クリスチャンが大間違いを犯している点は、歴史の中で生きて働く創造主は、人類の未来を創造主自らが決定しているわけではなく、人類に委ねているという点を落としていることよ。神との対話、黙想こそが今、ここにおける真理、状況における真理を見出す秘訣よ。ありのままの国際分析と共に、目指すべきは、神による和解の実現を信じる平和を作り出す子どもたちの霊的パワーを結集することだと思うのよ。ディスペンセーション主義の福音派は、悪魔の誘惑の思想だと思うわ。エゴイズムによって惑わされている。今のイスラエルは、自分たちに国を亡ぼす選択肢へ突っ走っているとしか見えないわ。神を見失っている。イスラエルの破壊を止められるのは、悔い改めしかないと思うのよ。神の摂理に立ち返ること。それ以外に、最終戦争によるイスラエルの国土の破壊は免れない。エルサレムが世界の重い石になっている。聖地の奪いやいをイエス様は、しっかりと警告しているわ。」

ギブソンが応じた。
「ところで、2026年6月17日、ベラルーシのルカシェンコがゼレンスキーに謝罪したというニュースが飛び込んできたね。例外状態の中、彼はどう動くべきか?国民を守るための選択肢を模索しているようだ。ロシアとの同盟国としての立ち位置として、ベラルーシは微妙な関係性にある。ルカシェンコは、これまでのゼレンスキーに対する侮辱発言を謝罪し、ベラルーシは軍事的に「非常に脆弱」で、ウクライナがロシアに対するような攻撃を始めたら「手のひらの上」だと認め、直接参戦は「受け入れられない」「害が利益を上回る」と明言したようだ。この事態を安音はどう思う?」
安音が答えた。
「もし、ゼレンスキーがベラルーシに手を出したなら、ロシアは黙ってはいない。戦禍が壊滅的になるのは、ウクライナの側よ。ゼレンスキーってこんな単純な思考能力もないのかしら?それにしても、ゼレンスキーの発言って、本当に彼自身なのかも怪しいわ。彼の背後には、金融DSがついている。ロシアの側にもよ。両者に戦費を渡している存在が確かにいるわ。戦争の本質は、社会不安を醸成し、戦争拡大を狙って、人口削減計画を実行に移している金融DSたちが、株価の乱交によって、底値で買って、高値で売る目的であえて、作り出してもいる。いつもそうだわ。戦争の本質と正体であるこれらのエスタブリッシュメントをあぶりださない限り、第三次世界大戦を終結させることはできない。各国代表は操り人形にすぎない。影の存在こそが戦争犯罪者の本命よ。私が許せないのは、この存在たちが地球の未来を神をも恐れない傲慢によって、闇にひき釣り込んでいるという事実。彼らには、最期の審判の時、魂をも焼き尽くすお方の裁きが分からないのかしら?神の支配は必ず彼らに及ぶと思うわ。ベラルーシ市民のために、ウクライナ市民のために、私たちは今こそ真剣に祈らなければならない事態が進行中ってことよね。市民には罪はないわ。神よ、彼らに危害を与えないでください。彼らに逃れの道が備えられますように。」
ギブソンも応じた。
「その通りだ。この例外状態から救い出してくださるのは、イエス・キリストしかいない。ガザ市民の夢の中に彼は現れた。アブラハムの子孫であるガザ市民の魂に対して、彼は思いやりを示した。クリスチャン団体に夢の中で現れたイエスというお方について、教えてくださいとガザの人々が申し入れたというニュースには、リアル現実に臨在を示される主の証しをまざまざと見た思いがしたよ。彼は、我々を決して裏切らない。」
安音は、また、ベラルーシに危機をもたらしているのは、イーロンのスターリンクがウクライナに貸し出されている現状に問題の所在があると考えている。
「イエス様は裏切らない。私もアーメンよ。それにしても、トランプとゼレンスキー会談の停戦についての意見の対立の後、いったんは、スターリンクを米国政府が引き上げる決断をしていたのに、今また、スターリンクという軍需兵器が渡されたものだから、ウクライナのベラルーシへの標的として500の施設が指定されているようだわ。なぜ、この力学は働いたのかしら。トランプは、背後から何かで脅されているとしか思えないわ。イーロンもなぜ、これを止めなかったのかしら?直接的な敵対行為をもたらしている宇宙衛星通信とAIの技術は、いつまでも終わりのない報復攻撃の道具と化していると思うわ。レオ教皇のAIの武装解除の分析に、イランの女子学校の誤爆の問題の所在であるパランティアの技術やスターリンクの存在の指摘がなかったことに、ローマカソリックの情報分析能力の低下を感じるわ。」
ギブソンも応じた。
「そうだね、戦争の報復合戦をもたらしているのは、金融資本だけではない。スターリンクの存在が大きいことは、ロシア高官が指摘していた。敵対勢力の標的を特定するパランティアの技術とスターリンクがまさにここで威力を発揮している。この力学に変更が起こらない限り、報復合戦が継続するとの分析は当たっていると思うよ。つまり、鍵をにぎっているのは、この軍事力の均衡バランスを崩すことにあるのかもしれない。」
安音は、また、一つの懸念材料を提示した。
「その通り。また、最近のニュースによると、米政府が、最近公開されミトス、ファイブルを全顧客に提供停止処分を発表したわね。彼らのガードレールは信用できない。安全ではないと判断したようだけど、アンソロピックが自ら公開をやめた事態と今回では、意味合いが違うわね。米政府のAI独占状態は、これからも続きそうよね。つまり、米国政府側に立たなければ、米国のAI企業にはこれからもリスクがあろぞとの脅しのようだわ。アンソロピックは、市民を味方につけて、経営的には伸びているようだけど。米政府側もミトスの技術力を手中に収めることは国益だと考えているから手放さないとは思うけど。アンソロピックの自律型兵器使用や市民監視への使用禁止、反対表明には、米政府を超える賛同を集めているわね。この均衡は今後どうなるのかしら。ミトス級の技術がハッカーの手に渡るのは時間の問題だと思うけれど。債務貨幣システムの信用崩壊という事態が起こる例外状態に人々は備えがあるのかしら?特に日本人は危ういわね。」
ギブソンが答えた。
「金融の信用崩壊はある勢力によって、すでに計画が進行中だ。すでに、銀行預金は、勝手に動いている。顕在化するのは時間の問題だと思うよ。この例外事態に対処できる人がどれだけいるのか心配だよね。戦争の実相を全く見ない平和ボケがどれだけ恐ろしいことか?新型コロナワクチンの生物兵器を75%近く打った日本人の情報音痴には驚かされた。それも高知市の牧師がみんな、例外なく自分に打ち込んでいることにもさらに驚いた。世界情勢の情報に開かれていないで、教会の使命が果せるとは思えないよ。インテリジェンス聖書研究会を高知市で開く必要があるね。」

安音も応じた。
「本当に、情けない実態ね。私は、平和学研究者だから常に開かれた情報にアクセスし、識別能力と黙想によって、鍛えている。牧師さんたちには、これが必要不可欠なんじゃないかしら。なんと、黙想の名手、フランシスコ教皇まで、生物兵器で殺されてしまったのですものね。レオ教皇も日本で「霊操」による識別を教えている神父様も、インテリジェンスの代表者である池上昭さんや佐藤優一さんまで生物兵器を自分に打ち込んでいるのよね。佐藤さんは、このために腎臓移植を余儀なくされたのに、この因果関係を未だに理解していないという頓珍漢ぶりですものね。本当に、日本のインテリジェンスは危うすぎるわ。」
ギブソンが語り始めた。
「例外事態で、日本の歴史に残る事実を日本人に知らせたいね。長崎は米軍のプルトニウム爆弾の標的ではなかった。北九州の八幡製鉄所の軍需工場が標的だったんだ。ところが、製鉄所の人々は、製鉄を燃やして黒い煙を上げ続けた。米軍は、目視できなかったこの標的を諦めて、第三標的の長崎に向かった。八幡製鉄所の人々の機転が八幡市民を守ったとも言える。これこそ、例外状態での抵抗力の勝利を示した行動だと思わないかい。歴史に刻むべき大挙だよ。戦争状態の時には、敵対勢力の軍需産業が狙われる。高知は、第二次世界大戦当時、この軍需産業の空白地帯である田舎に過ぎなかった。だから、標的にはならなかったんだ。この歴史から学ぶべきは、戦争状態という例外状態の時に、一番強いのは、どちらの勢力にも加担しない。戦争同盟に加担しない。中立を守り、平和産業のみを営むことだ。無防備地域宣言は、国際法上、我々の自治体は、戦争勢力が全くいない市民のみの地域エリアですと国際社会に向かって宣言しておくことで、このエリアへの攻撃を国際法違反とするという抑止によって、地域を守る手段でもある。例外状態、緊急事態において、我々が知恵を使うべきは、ここだよ。このような学びこそ、戦争廃止論を唱えるインテリジェンスには必要なんだ。教会がこの学びを始めるべきだと思うよ。アンネの戦争廃止論には、現代的な意義がある。必ず、商業出版に持ち込むべきだと僕は、真剣に祈っているよ。」
ギブソンの温かいまなざしに、安音の魂は震えた。
「ありがとう。あなたがいなけrば、アンネの戦争廃止論は完成しない。ギブソン、あなたとの共著であることは間違いないから、あなたの意見をもっと聞かせてね。私一人では戦えない。あなたの理解こそが、私の力よ。」
二人は、手を取り合い、神の臨在の働きを祈り求めた。私たちが、識別を誤らないようにと、心を込めて創造主に祈り求めた。国際分析の過ちは早急に正さなければならない。私たちは、開かれた対話を必要としていると神に祈った。黙想の時と同時に、ニュースの穴を見つける推論力を高められるように、二人は、神への祈りを怠らない。AIには罪はない。設計者の人間の側に問題の所在があるのだから。邪な思いは、悪を生み出す。自分の中の邪な考えに注視しなければ、私たちは罪の中でおぼれ死ぬ。このことをわきまえてこそ、神がお望みのことに従うことができるのだと、二人は改めて目指すべき道を確かめ合った。聖霊の執り成しが私たちの活動の上に注がれますように、真剣に創造主に祈った。父、子、聖霊の御名によって、アーメン」

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