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DeFiのガス代問題~手数料が高くて使えない?レイヤー2とスケーリングソリューション

アリス:「ウサギ先輩、こんにちは! 今日はDeFiっていう魔法の金融街を探検しようと思って、ワクワクしながら準備してたんですけど……なんだか変なところで足止めを食らっちゃったんです!」

ウサギ先輩:「おや、アリスちゃん、どうしたんだい? まるでワンダーランドの入り口で、通せんぼするチェシャ猫にでも出くわしたような顔をしているじゃないか。」

アリス:「チェシャ猫ならまだ可愛いんですけど……。DeFiで何かをしようとすると、ガス代っていうのがすごく高くて! ちょっと両替しようと思っただけなのに、手数料の方が高くなっちゃいそうで、びっくりして手が止まっちゃったんです。これじゃあ、せっかくの魔法の金融街も楽しめませんよぅ。」

ウサギ先輩:「ふむふむ、なるほどね。アリスちゃん、それはDeFiの世界における大きな課題の一つ、ガス代問題に直面したんだね。まるで、魔法のアイテムを買おうとしたら、お店までの交通費の方がアイテム代より高かった、みたいな話だ。よし、今日はそのガス代問題と、それを解決するための希望の光、レイヤー2スケーラビリティソリューションについて、このウサギ先輩が分かりやすく解説してあげよう! これが分かれば、DeFiの冒険がもっとスムーズで楽しくなること間違いなしさ!」

アリス:「わぁ、本当ですか!? ぜひ教えてください、ウサギ先輩!」


なぜ高いの?DeFiを悩ませるガス代モンスターの正体

アリス:「ウサギ先輩、まずガス代って、一体何なんですか? ガソリンスタンドで入れるガソリンとは違いますよね?」

ウサギ先輩:「はっはっは、良い質問だね、アリスちゃん。確かに名前は似ているけど、車のガソリンとはちょっと違うんだ。イーサリアムみたいなブロックチェーンの世界では、何か取引をしたり、スマートコントラクトっていう魔法の契約書を動かしたりする時に、ネットワークに支払う手数料のことをガス代って呼ぶんだよ。ちょうど、魔法の絨毯を飛ばすのに魔法の燃料が必要なようにね。」

アリス:「へぇ、魔法の燃料ですか! でも、なんでそんなに高くなっちゃうことがあるんですか? 私が見た時、ちょっと両替するだけなのに、何千円もかかりそうだったんですよ!」

ウサギ先輩:「うむ、それは多くのDeFiユーザーが頭を抱える問題だね。ガス代が高騰する主な原因はいくつかあるんだ。分かりやすく説明しよう。」

ネットワークは大渋滞!ガス代高騰のカラクリ

ウサギ先輩:「まず一つ目の大きな原因は、ネットワークの混雑だよ。イーサリアムのブロックチェーンは、たくさんの人が利用する人気の高速道路みたいなものなんだ。DeFiやNFTといった魅力的なサービスが増えるほど、その高速道路を利用したい車(トランザクション)が増えて、大渋滞が起こってしまうのさ。」

アリス:「高速道路の渋滞ですか……。確かに、人気の場所は混みますよね。」

ウサギ先輩:「そうなんだ。そして、高速道路の料金所(ブロックを承認するマイナーやバリデーター)は、限られた数の車しか一度に通せない。だから、早く通りたい車は『もっと高い料金を払うから先に行かせて!』とアピールするようになる。これが、ガス代のオークションみたいな仕組みで、結果としてガス代がどんどん吊り上がってしまうんだ。これをスケーラビリティ問題とも呼ぶよ。」

アリス:「なるほど! みんなが使いたいから、手数料が競争で高くなっちゃうんですね。」

ウサギ先輩:「その通り。二つ目は、イーサリアム(ETH)自体の価格上昇も関係しているんだ。ガス代はETHで支払われるから、ETHの値段が上がると、同じ量のガスでも日本円に換算した時の金額は高くなってしまうのさ。」

アリス:「あ、そっか! ETHの価値が上がると、燃料代も実質的に上がっちゃうってことですね。」

ウサギ先輩:「三つ目は、ブロックチェーンの処理能力の限界だね。イーサリアムのメインネットワーク(レイヤー1とも呼ばれる)は、1秒間に処理できるトランザクションの数に限りがあるんだ。まるで、どんなに頑張っても一度に運べる荷物の量が決まっているようなものさ。」

高すぎるガス代!ユーザーへの悲しい影響

アリス:「そんなにガス代が高いと、私たちユーザーにはどんな影響があるんですか?」

ウサギ先輩:「うむ、影響は大きいよ。まず、アリスちゃんが体験したように、高額な手数料が一番の問題だね。特に少額の取引をしたい人にとっては、手数料が取引額を上回ってしまうこともあって、DeFiの利用をためらう大きな原因になるんだ。数百円の可愛いNFTを見つけても、ガス代が数千円したら、買うのを諦めちゃうだろ?」

アリス:「はい……諦めます……。なんだか、入場料がすごく高い遊園地みたいです。」

ウサギ先輩:「まさにそうだね。それに、取引の遅延も起こりやすくなる。ネットワークが混雑していると、自分の取引が承認されるまでにすごく時間がかかったり、最悪の場合、いつまで経っても処理されないなんてこともあるんだ。魔法のアイテムがなかなか手に入らないと、冒険のモチベーションも下がっちゃうよね。」

アリス:「それは困ります! すぐに欲しいのに!」

ウサギ先輩:「さらに、マイクロトランザクションの非現実性という問題もある。例えば、毎日ちょっとしたゲーム内アイテムを買ったり、少額のチップを送ったりするような、細かい取引は、高いガス代の前では現実的じゃないんだ。」

アリス:「うーん、ガス代問題って、本当にDeFiの冒険の大きな壁なんですね……。何か解決方法はないんですか、ウサギ先輩?」

ウサギ先輩:「ふふん、もちろんあるとも! 魔法の世界には、困難を乗り越えるための新しい魔法が必ず生まれるものさ。それが、次に話すレイヤー2スケーリングソリューションなんだ!」

救世主あらわる!レイヤー2スケーリングソリューションとは?

アリス:「レイヤー2……ですか? それは一体どんな魔法なんですか?」

ウサギ先輩:「レイヤー2というのはね、イーサリアムのようなメインのブロックチェーン(これをレイヤー1と呼ぶよ)の負担を軽くして、もっとたくさんの取引を速く、安く処理できるようにするために作られた、いわばセカンドレイヤーの技術のことさ。メインの高速道路が渋滞しているなら、その隣にもっと快適な新しい道を作っちゃえ!っていう発想だね。」

アリス:「へぇ! 新しい道ですか! それならスイスイ進めそうですね!」

ウサギ先輩:「その通り! レイヤー2は、取引の一部をメインのブロックチェーンの外(オフチェーン)で処理して、最終的な結果だけをメインのブロックチェーンに記録するんだ。こうすることで、メインのブロックチェーンの負担を減らしつつ、たくさんのメリットを生み出すんだよ。」

レイヤー2がもたらす魔法のメリット

ウサギ先輩:「レイヤー2の主なメリットはこんな感じだ。」

  • ガス代の大幅削減:たくさんの取引をまとめて処理するから、一人ひとりが支払うガス代がぐーんと安くなるんだ。

  • トランザクション速度の向上:メインの高速道路の渋滞を避けられるから、取引の承認がとっても速くなる。

  • スケーラビリティの向上:メインの処理能力の限界を補って、もっとたくさんの取引を扱えるようになる。

  • セキュリティの維持:多くの場合、イーサリアム本体の強固なセキュリティの恩恵を受けながら、これらのメリットを享受できるんだ。

アリス:「わぁ、いいことずくめじゃないですか! まるで、安くて速くて安全な魔法の特急列車みたいですね!」

ウサギ先輩:「うむ、まさにそんなイメージだ。じゃあ、具体的にどんな種類のレイヤー2があるのか、代表的なものを紹介しよう!」

レイヤー2の種類とゆかいな仲間たち

ウサギ先輩:「レイヤー2にも色々なタイプがあって、それぞれ得意なことや仕組みが違うんだ。まるで、ワンダーランドの住人たちみたいに個性的だよ。」

1. ロールアップ(Rollups):取引をまとめてクルクルポン!

ウサギ先輩:「今、一番注目されていて、主流になっているのがロールアップという技術だ。これは、たくさんの取引をメインのブロックチェーンの外で実行して、その取引データをひとまとめにして(ロールアップして)、ギュッと圧縮してメインのブロックチェーンに記録する方法なんだ。乗り合いバスみたいに、たくさんの人を一度に運ぶから効率的なのさ。」

アリス:「乗り合いバスですか! それなら一人当たりの運賃は安くなりそうですね!」

ウサギ先輩:「その通り! ロールアップには、主に二つのタイプがあるんだ。」

  • オプティミスティック・ロールアップ (Optimistic Rollups) ウサギ先輩:「これは、基本的に『取引はみんな正直者で、正しいことをしているはずだ!』と楽観的(オプティミスティック)に信じて処理を進める方法だよ。ただし、もし誰かが不正をしたら、それを指摘して正すための『異議申し立て期間(チャレンジ期間)』が設けられているんだ。」 アリス:「へぇ、性善説みたいな感じですね! でも、もし悪い人が嘘の報告をしたらどうなっちゃうんですか?」 ウサギ先輩:「良い質問だね。チャレンジ期間中に、誰でも『その取引はおかしいぞ!』と指摘できる仕組み(フロードプルーフ)があって、不正が証明されれば、その取引は取り消されるし、不正をしようとした人にはペナルティがあるんだ。代表的なプロジェクトには、Arbitrum(アービトラム)Optimism(オプティミズム)があるよ。多くの有名なDeFiプロジェクトが、この技術を使ってガス代を安くしているんだ。」 アリス:「なるほど! ちゃんと見張りの人もいるんですね。安心しました!」 ウサギ先輩:「ただし、メインのブロックチェーンに資金を引き出す時に、このチャレンジ期間(だいたい7日間くらい)待つ必要がある場合があるのが、ちょっとした注意点かな。」

  • ZKロールアップ (Zero-Knowledge Rollups) ウサギ先輩:「こちらは、ゼロ知識証明っていう、とーっても高度な暗号技術を使う方法だ。『私はこの秘密を知っているけど、秘密そのものは見せずに、知っていることだけをあなたに証明します』という、まるで魔法のような技術なんだ。」 アリス:「あ! ゼロ知識証明って、前にウサギ先輩がチラッと教えてくれた、秘密の合言葉を知っていることだけを相手に伝える魔法ですよね!」 ウサギ先輩:「おぉ、アリスちゃん、よく覚えていたね! さすがだ! ZKロールアップは、このゼロ知識証明を使って、たくさんの取引が正しく行われたことの『証明』だけをメインのブロックチェーンに記録するんだ。だから、オプティミスティック・ロールアップのようなチャレンジ期間は必要なくて、より速く、そして理論上はより高いセキュリティを実現できると言われているよ。代表的なプロジェクトには、zkSync(ジーケーシンク)StarkNet(スタークネット)Polygon zkEVMなどがあるね。技術的にとても複雑だけど、将来性はピカイチだと期待されているんだ。」 アリス:「魔法の証明書で、一瞬で安全に取引できるなんて、すごいですね!」

2. サイドチェーン(Sidechains):もう一つの独立した道

ウサギ先輩:「サイドチェーンは、イーサリアムのようなメインのブロックチェーンとは独立した、独自のルール(コンセンサスアルゴリズム)で動く別のブロックチェーンのことだよ。メインのブロックチェーンと橋(双方向ペグ)で繋がっていて、資産を移動させることができるんだ。メインの高速道路とは別に、もう一本、独自の運営方針を持つ高速道路があるようなイメージだね。」 アリス:「へぇ、それも便利そうですね! メインが混んでたら、そっちの道を使えばいいんですね。」 ウサギ先輩:「そうだね。代表的なプロジェクトにはPolygon PoS(ポリゴン・ピーオーエス)がある。高速でガス代も安いのが魅力だけど、独自のセキュリティモデルを持つから、イーサリアム本体のセキュリティを直接受け継いでいるわけではない、という点はレイヤー2のロールアップとは少し違うところだね。」 アリス:「なるほど、メリットと注意点をちゃんと理解しないといけないんですね。」

3. ステートチャネル(State Channels):二人だけの秘密の通路

ウサギ先輩:「ステートチャネルは、特定の参加者同士で、メインのブロックチェーンの外に専用の取引チャネル(通路)を作って、そこで何度も取引を繰り返せるようにする技術だよ。チャネルを開く時と閉じる時だけメインのブロックチェーンに記録して、途中のやり取りは記録しないから、非常に高速で手数料もほとんどかからないんだ。」 アリス:「わぁ、それはまるで、仲良しの友達とだけ使える秘密の抜け道みたいですね!」 ウサギ先輩:「うん、特定の用途、例えばゲーム内でのアイテム交換や、マイクロペイメント(超少額決済)みたいに、同じ相手と頻繁にやり取りする場合にはすごく有効だよ。ただ、参加者があらかじめ資金を預け入れる必要があるのと、不特定多数との取引には向いていないのが特徴だね。」

4. プラズマ(Plasma):過去の挑戦者

ウサギ先輩:「プラズマという技術もあって、これはメインのブロックチェーンに小さな子チェーン(チャイルドチェーン)をたくさん繋げて、そこで取引を処理しようというものだったんだ。一時期はとても期待されていたんだけど、いくつかの課題もあって、最近ではロールアップ技術の方が主流になっているかな。でも、こうした様々なアイデアが積み重なって、今の技術があるんだよ。」

アリス:「色々な種類のレイヤー2があるんですね! どれを使えばいいか迷っちゃいそうです。」

ウサギ先輩:「そうだね。それぞれの技術には得意なことと、まだ解決すべき課題があるから、DeFiプロジェクトも自分たちのサービスに合ったレイヤー2を選んでいるんだ。そして、ユーザーである私たちも、利用するDeFiがどのレイヤー2を使っているのかを知っておくのは大切だよ。」

レイヤー2にもある?デメリットと注意点

アリス:「ウサギ先輩、レイヤー2って良いことばかりみたいに聞こえますけど、何か気をつけることはないんですか?」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、鋭いね! もちろん、レイヤー2も万能ではないし、いくつかの課題や注意点はあるよ。」

  • 新たなセキュリティリスク:一部のレイヤー2ソリューションは、イーサリアム本体とは異なるセキュリティの仕組みを採用している場合があるから、そこに新たな脆弱性が潜んでいる可能性はゼロではないんだ。

  • 流動性の分断:たくさんのレイヤー2が登場すると、それぞれのレイヤー2ごとにDeFiの資金(流動性)が分散してしまって、かえって使いにくくなるんじゃないか、という心配もあるんだ。

  • ユーザーエクスペリエンスの複雑化:レイヤー1とレイヤー2の間で資金を移動させる「ブリッジ」という操作が必要だったり、ウォレットの設定が少し複雑になったりすることがあるから、初心者にはちょっと戸惑う場面もあるかもしれないね。

アリス:「うーん、やっぱり新しい技術には、新しい注意点もつきものなんですね。」

ウサギ先輩:「その通り。でも、これらの課題も、世界中の賢い開発者たちが解決しようと日々努力しているから、きっと将来的にはもっと使いやすくて安全になっていくはずだよ。」

イーサリアム本家も進化中!レイヤー1の変身計画

アリス:「レイヤー2がたくさん頑張ってくれているのは分かりましたけど、イーサリアム自体は、ガス代問題に対して何かしていないんですか?」

ウサギ先輩:「もちろん、イーサリアム本家だって黙って見ているわけじゃないよ! イーサリアム自体も、スケーラビリティを向上させるための大きなアップデートを計画し、実行しているんだ。」

EIP-4844(プロトダンクシャーディング):レイヤー2をさらに安く!

ウサギ先輩:「最近、特に注目されているのが、EIP-4844、通称プロトダンクシャーディングという改善提案だ。これは、2024年に行われた「Dencun(デンクン)」という大型アップグレードの目玉の一つだよ。」

アリス:「プロトダンクシャーディング……なんだか強そうな名前ですね!」

ウサギ先輩:「その名の通り、強力な効果が期待されているんだ。これは、レイヤー2のロールアップが、取引データをイーサリアムのメインネットに記録する際のコストを、劇的に安くするための仕組みなんだ。」

アリス:「えっ!? レイヤー2のガス代が、もっと安くなるんですか?」

ウサギ先輩:「そうなんだ! プロトダンクシャーディングでは、ブロブ(Blob)っていう、新しいタイプのデータ格納スペースを導入するんだ。このブロブは、今までの方法よりもずっと安くデータを使えて、しかも一定期間(だいたい1ヶ月くらい)が経つと自動的に消えるから、メインネットのストレージを圧迫しないっていう賢い仕組みなんだよ。」

アリス:「ブロブ……なんだか、フワフワした一時的なデータの雲みたいな感じですか?」

ウサギ先輩:「うん、そんなイメージで良いかもしれないね。このブロブのおかげで、レイヤー2がメインネットに支払うデータ費用が大幅に削減されて、結果的に私たちユーザーがレイヤー2で支払うガス代も、さらにググッと安くなることが期待されているんだ。まさに、レイヤー2の追い風になるようなアップデートなのさ。」

シャーディング:イーサリアムを分割してパワーアップ!

ウサギ先輩:「そして、イーサリアムの長期的なスケーラビリティ向上の切り札として計画されているのが、シャーディングという技術だ。」

アリス:「シャーディング……? それはどんな魔法なんですか?」

ウサギ先輩:「シャーディングはね、データベースの世界で使われる技術で、大きなデータをいくつかの小さな部分(シャード)に分割して、それぞれを並行して処理することで、全体の処理能力を上げる方法なんだ。イーサリアムのネットワーク全体を、たくさんの小さなシャードチェーンに分割して、それぞれが同時に取引を処理できるようにしよう、という壮大な計画だよ。さっき話したプロトダンクシャーディングは、この完全なシャーディング実現に向けた第一歩とも言えるんだ。」

アリス:「わぁ、イーサリアムが分身の術を使うみたいですね! たくさんのイーサリアムがいれば、もっとたくさんの取引を処理できそうです!」

ウサギ先輩:「その通り! シャーディングが完全に実現すれば、イーサリアムの処理能力は飛躍的に向上して、ガス代問題も大きく改善されると期待されているんだ。道のりは長いけれど、イーサリアムは着実に進化を続けているのさ。」

未来はどうなる?ガス代問題とレイヤー2のこれから

アリス:「ウサギ先輩のお話を聞いて、ガス代問題もいつかは解決されるんじゃないかって希望が湧いてきました!」

ウサギ先輩:「うむ、その通りだよ、アリスちゃん。レイヤー2ソリューションの普及と、イーサリアム自体の進化によって、DeFiのガス代問題は着実に改善に向かっていると言えるね。」

レイヤー2の普及とEIP-4844への期待

ウサギ先輩:「すでに多くのDeFiプロジェクトやNFTマーケットプレイスがレイヤー2を採用しているし、大手仮想通貨取引所のCoinbase(コインベース)も、Optimismの技術(OP Stack)を使って独自のレイヤー2ネットワーク「Base(ベース)」を立ち上げるなど、その動きは加速しているんだ。」

アリス:「大手の取引所までレイヤー2を作っているんですね!」

ウサギ先輩:「そして、さっき話したEIP-4844(プロトダンクシャーディング)の導入によって、レイヤー2のガス代がさらに大幅に削減されることが期待されている。専門家の中には、これがイーサリアムにとって『ブロードバンドの瞬間』、つまり、インターネットがダイヤルアップからブロードバンドに変わった時のような、飛躍的な利便性向上をもたらすだろうと言う人もいるくらいさ。」

アリス:「ブロードバンドの瞬間! なんだかワクワクしますね!」

これからの課題:レイヤー2同士の橋渡し

ウサギ先輩:「ただ、良いことばかりではなくて、今後の課題もある。たくさんのレイヤー2が登場するのは喜ばしいことだけど、それぞれのレイヤー2が孤立してしまうと、かえって使いにくくなる可能性があるんだ。だから、異なるレイヤー2同士で簡単に資産を移動したり、情報をやり取りしたりできる相互運用性を高めていくことが、これからの大きなテーマの一つになるだろうね。」

アリス:「色々なレイヤー2の島があって、それぞれに橋をかけるみたいな感じですか?」

ウサギ先輩:「まさにそんな感じだ。それぞれの島がもっと簡単に行き来できるようになれば、DeFiの世界はさらに便利で活気のあるものになるだろうね。」

アリス:「なるほどー! これからもDeFiとレイヤー2の進化から目が離せませんね!」

ウサギ先輩:「その通り! 技術の進化は本当に速いから、常に新しい情報をキャッチして、賢くDeFiの冒険を楽しんでいこうじゃないか!」

ウサギ先輩のちょっと一息コラム:ガス代高騰が生んだ珍事件?~寿司職人が寿司を握れなくなった日~

さて、ここでウサギ先輩から、ちょっと面白いお話をしようじゃないか。ガス代高騰というのは、時にユーモラスな(?)状況を生み出すこともあるんだ。

あれは確か、2021年のDeFiバブル真っ只中のことだったかな。イーサリアムのガス代が、それはもう天文学的な数字に跳ね上がっていた時期があったんだ。そんな中、ある有名なDeFiプロジェクト、その名も「SushiSwap(スシスワップ)」で、ちょっとした騒動があったとかなかったとか。

SushiSwapは、ユーザーが流動性を提供したり、トークンを交換したりできる分散型取引所(DEX)なんだけど、その頃、ガス代があまりにも高すぎて、ユーザーがSushiSwapで取引(お寿司を注文)しようとすると、お寿司の値段よりもガス代(出前料)の方がはるかに高くなってしまう、なんてことが頻繁に起こっていたらしい。

「一貫数百円のマグロを頼んだら、出前料が数万円だって!? そんなバカな!」 そんな悲鳴が、SNSのあちこちで聞こえてきたとか、こなかったとか。

さらに面白いのは、SushiSwapの運営に関わる重要な変更(新しいメニューの追加とか、お店のルールの変更とか)を提案したり、投票したりするのにも、もちろんガス代がかかる。ガス代が高すぎると、コミュニティのメンバーが「新しいお寿司のアイデアがあるんだけど、提案するガス代が高すぎて提案できないよぅ……」と、まるで腕利きの寿司職人が、ネタはあるのに高すぎてお店を開けられない、みたいな状況に陥ってしまった、なんて噂もまことしやかに囁かれていたのさ。

もちろん、これはウサギ先輩がちょっと面白おかしく脚色した話も含まれているけれど、ガス代高騰がDeFiの使い勝手やコミュニティ活動に大きな影響を与えていたのは紛れもない事実なんだ。こうした「事件」があったからこそ、レイヤー2のような解決策の重要性がますます認識され、開発が加速したとも言えるかもしれないね。

DeFiの世界では、時にこんな風に、技術的な課題が思わぬ形で私たちの前に現れることがある。でも、それを乗り越えようとする知恵と工夫が、また新しい進化を生み出すんだ。面白いだろう?

まとめ

アリス:「うわぁ、ウサギ先輩、今日は本当にありがとうございました! ガス代っていうのがどうして高くなるのか、そしてレイヤー2っていう解決策がたくさんあるってことが、よーく分かりました! イーサリアム自体もEIP-4844とかシャーディングとかで進化しているなんて、未来が楽しみです! これで、DeFiの金融街をもっと気軽に探検できそうです!」

ウサギ先輩:「ふふん、アリスちゃんがそう言ってくれると、このウサギ先輩も嬉しい限りだよ。そうだね、ガス代問題はDeFiの大きな課題だったけれど、技術の力で着実に解決に向かっている。大切なのは、新しい技術を正しく理解して、メリットとデメリットを把握した上で、賢く活用していくことさ。これからもワンダーランドの冒険は続くからね、今日の学びを活かして、さらに奥深い世界へと足を踏み入れていこうじゃないか!」

アリス:「はいっ! これからもよろしくお願いします、ウサギ先輩!」

次回予告

アリスのガス代問題への不安は少し晴れたようだ。しかし、DeFiという魔法の金融街には、まだまだ不思議な仕組みや、驚くべきアイテムがたくさん眠っている。次回、アリスとウサギ先輩は、銀行がなくてもお金を貸し借りできる魔法の金庫「レンディングプロトコル」の秘密に迫る! 預けたコインが増えるってホント? 借りたコインが返せなくなったらどうなるの? ドキドキの冒険が待っている!

「次回、アリスとウサギ先輩の仮想通貨ワンダーランド冒険記~魔法の金庫でお金を増やそう?~」お楽しみに!

☕ 冒険の心得コーナー ☕

アリス:「ウサギ先輩! 今日のお話もすっごく面白かったです! なんだか、この記事を読んでいたら、私も仮想通貨を買ってみたくなっちゃいました!」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、その気持ちはよく分かるよ。でも、焦りは禁物だ。この冒険記は、あくまで不思議の国の仕組みを知るための『地図』みたいなものさ。『宝の地図』じゃないんだ。」

アリス:「宝の地図じゃない…?」

ウサギ先輩:「そう。これは『ここでコインを買いなさい』なんていう投資のアドバイスをするものでは決してないんだ。投資っていうのは、自分自身でよーく勉強して、失っても生活に困らないお金の範囲で、自分の判断と責任でするものなんだよ。そこを間違えると、ワンダーランドで迷子になっちゃうからね。このお約束は、絶対に守ってほしいな。」

アリス:「はい、わかりました! 自分の責任で、ですね! でも、もしこの記事の情報が間違っていたらどうしよう…って、ちょっと心配にもなりました。」

ウサギ先輩:「良いところに気がついたね、アリスちゃん。このウサギ先輩も、できるだけ正確な情報をお届けしようと頑張っているけど、この世界は変化が光の速さだからね。情報が古くなったり、勘違いしたりすることもあるかもしれない。だから、もし読者のみんなの中で『あれ? ここの情報、ちょっと違うかも』って気づいた人がいたら、ぜひ優しく教えてくれると助かるんだ。みんなでこの冒険記を、もっと素敵なものに育てていきたいからね!」

アリス:「みんなで作る冒険記なんですね! なんだか素敵です!」






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