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DeFiのリスク概論③:経済的脆弱性(オラクル攻撃、フラッシュローン攻撃など)

アリス:「ウサギ先輩、こんにちは!今日も仮想通貨ワンダーランドの冒険、よろしくお願いします!」

ウサギ先輩:「やあ、アリスちゃん!今日も元気いっぱいで嬉しいよ。前回まではDeFiのキラキラした魔法のような仕組みをたくさん見てきたけど、どんな輝かしい世界にも、ちょっと注意が必要な影の部分はあるものさ。今日はね、DeFiが抱える経済的な脆弱性、特にちょっとトリッキーな攻撃方法について学んでいこうか。ふふん、このウサギ先輩にかかれば、どんな難しい話もイチコロだからね!」

アリス:「経済的な脆弱性…ですか?なんだか難しそうですけど、ウサギ先輩と一緒なら大丈夫ですよね!でも、DeFiってそんなに危険なものなんですか?」

ウサギ先輩:「危険というよりは、新しい技術だからこそ、まだ整備されていない道や、思わぬ落とし穴が見つかることがある、って感じかな。でも心配はいらないよ。ちゃんと知識を身につけて、注意深く歩けば、ワンダーランドの冒険はもっと楽しくなるはずさ。さあ、今日は『オラクル攻撃』と『フラッシュローン攻撃』っていう、まるで魔法のトリックみたいな攻撃について、このウサギ先輩が分かりやすく解き明かしてあげよう!」

アリス:「魔法のトリックみたいな攻撃…!なんだかドキドキします!よろしくお願いします、ウサギ先輩!」


DeFiの世界、キラキラしてるけど落とし穴もあるの?

ウサギ先輩:「さてとアリスちゃん、DeFi、つまり分散型金融は、銀行みたいな中央管理者がいなくても、お金の貸し借りや交換が自由にできる、まさに革命的な仕組みだよね。スマートコントラクトっていう魔法の契約書が、全部自動でやってくれるんだから、本当に便利だ。」

アリス:「はい!前回教えていただいて、とっても未来的な感じがしました!もう銀行さんはいらなくなっちゃうのかなって思うくらいです!」

ウサギ先輩:「ふむふむ、その気持ちはよく分かるよ。でもね、アリスちゃん。DeFiはまだ生まれて間もない、若い技術なんだ。だから、どうしても完璧ではない部分や、悪巧みを考える悪い魔法使いに狙われやすい弱点も存在するのさ。特に、お金が直接絡むだけに、その弱点を突かれると大きな被害が出てしまうこともあるんだ。」

アリス:「ええっ!?悪い魔法使いがいるんですか…。」

ウサギ先輩:「残念ながらね。インターネットの世界にハッカーがいるように、DeFiの世界にも、システムの穴を見つけて悪用しようとする人たちがいる。2022年の最初の3ヶ月で盗まれた暗号資産の、なんと97%がDeFiプロトコルからのものだった、なんていうデータもあるくらいなんだ。」

アリス:「きゅ、97%もですか!?それは大変です…!どんな弱点があるんですか?」

ウサギ先輩:「うん、色々あるんだけど、今日はその中でも特に『経済的脆弱性』と呼ばれるものに焦点を当ててみよう。これはね、プログラムのコードそのものに直接的なバグがなくても、経済の仕組みや外部との連携部分の隙を突かれることで発生する問題なんだ。特に有名なのが、これから説明する『オラクル攻撃』と『フラッシュローン攻撃』さ。」

アリス:「経済の仕組みの隙…なんだか難しそうですけど、頑張って理解したいです!」

ウサギ先輩:「その意気だよ、アリスちゃん!それじゃあ、まずは『オラクル攻撃』から見ていこうか!」

魔法の鏡が曇ったら大変!「オラクル攻撃」ってなあに?

アリス:「オラクル…ですか?なんだか占い師さんみたいな名前ですね!」

ウサギ先輩:「お、良いところに気がついたね、アリスちゃん!まさにその通りで、DeFiにおけるオラクルというのは、ブロックチェーンの外の世界の情報を、ブロックチェーンの中のスマートコントラクトに伝えてくれる『情報伝達役』のことなんだ。例えば、現実世界のビットコインの価格とか、明日の天気とか、そういうブロックチェーンだけでは知り得ない情報を教えてくれる、いわば『魔法の鏡』や『信頼できる伝書鳩』みたいなものだね。」

アリス:「へえー!ブロックチェーンって閉じた世界だと思ってましたけど、外の情報も取り込めるんですね!それで、そのオラクルがどうやって攻撃されちゃうんですか?」

ウサギ先輩:「良い質問だね!もし、その『魔法の鏡』が曇っていたり、歪んでいたらどうなるかな?あるいは、『伝書鳩』が悪者に捕まって、嘘の手紙を持たされたら?」

アリス:「ええっ!?そしたら、スマートコントラクトは間違った情報を信じちゃいますよね?例えば、本当は1ビットコイン1000万円なのに、魔法の鏡が『1ビットコインは100万円だよ』って映したら…」

ウサギ先輩:「その通り!スマートコントラクトはプログラムだから、与えられた情報を疑うことなく実行してしまう。もしDeFiのレンディングプロトコル(お金の貸し借りをする場所)が、その歪められた『1ビットコイン100万円』という価格を信じてしまったら、普段なら1000万円分の担保が必要なところを、たった100万円分の担保でたくさんのコインを借りられてしまうかもしれない。これがオラクル攻撃の基本的な考え方さ。攻撃者は、オラクルが伝える価格情報を不正に操作することで、DeFiプロトコルを騙して不当な利益を得ようとするんだ。」

アリス:「わあ…それは巧妙ですね!でも、どうやってオラクルの情報を操作するんですか?」

ウサギ先輩:「いくつかの手口があるんだけど、代表的なのは、オラクルが価格情報を取得している特定の取引所(DEXなど)の価格を一時的に大きく変動させる方法だね。例えば、攻撃者が大量の資金を使って、あるコインを大量に買い上げたり、逆に大量に売り浴びせたりして、そのコインの価格を意図的に吊り上げたり、暴落させたりするんだ。そして、その操作された価格をオラクルが拾ってしまい、DeFiプロトコルに伝えてしまう、という流れさ。」

アリス:「大量の資金が必要なんですね…。」

ウサギ先輩:「そうなんだ。だから、このオラクル攻撃は、後で説明する『フラッシュローン』という仕組みと組み合わされることが多いんだよ。一瞬だけなら莫大な資金を無担保で借りられるフラッシュローンを使って、価格操作に必要な資金を調達するわけさ。」

オラクル攻撃の怖い事例:Cream Financeの悲劇

ウサギ先輩:「実際にあった怖い事例を一つ紹介しようか。2021年に、Cream FinanceというDeFiプラットフォームが、このオラクル攻撃(フラッシュローンも併用された)によって、なんと約1億3000万ドルもの大金を盗まれてしまったんだ。」

アリス:「いちおくさんぜんまんドル!?日本円だと…えっと、ひゃくおく円以上ですか!?そんな大金が…。」

ウサギ先輩:「そうなんだ。攻撃者は、ある特定のステーブルコイン(yUSD)の価格を、オラクルが参照する市場で不正に吊り上げた。Cream Financeはその操作された異常に高い価格を信じてしまい、攻撃者はそのyUSDを担保に、他の価値ある暗号資産を不当に大量に借り出すことに成功したんだ。」

アリス:「うわぁ…聞いているだけでゾッとします。そんな攻撃、どうやって防いだらいいんですか?」

ウサギ先輩:「良い質問だね、アリスちゃん。オラクル攻撃への対策はいくつか考えられているよ。まず一つ目は、信頼性の高い分散型オラクルを利用すること。例えば、Chainlink(チェーンリンク)というプロジェクトは、たくさんの独立した情報源から価格データを集めて、それを平均化したり、異常値を排除したりすることで、より正確で改ざんされにくい情報を提供する仕組みを作っているんだ。一人の悪い魔法使いが鏡を歪ませようとしても、たくさんの正しい鏡があれば、その嘘は見破られやすいってわけだね。」

アリス:「なるほど!一人の言うことだけを信じるんじゃなくて、たくさんの人の意見を聞く、みたいな感じですね!」

ウサギ先輩:「その通り!他にも、複数の異なるオラクルサービスを組み合わせるとか、オラクルが提供するデータに異常がないか常に監視するシステムを導入するといった対策も重要だね。例えば、急激すぎる価格変動があった場合には、一時的に取引を停止するといった安全装置も考えられる。」

アリス:「色々な対策があるんですね。少し安心しました。」

ウサギ先輩:「うん。でも、完璧な対策というのはなかなか難しいのが現状だ。オラクルが安全でも処理が遅ければ価格差を利用したアービトラージに弱くなるし、逆に処理が速くても安全でなければ価格操作に弱くなってしまう。このバランスが非常に難しいんだよ。だから、DeFiを利用する僕たちも、どんなオラクルを使っているのか、そのオラクルは信頼できるのか、といった点を意識することが大切なんだ。」

一瞬だけ大金持ち?「フラッシュローン攻撃」の恐ろしい手口

アリス:「ウサギ先輩、さっきオラクル攻撃の話で『フラッシュローン』っていう言葉が出てきましたけど、それって一体何なんですか?一瞬だけ大金持ちになれる魔法の呪文、みたいな…?」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、なかなか鋭いね!まさに『一瞬だけ借りられる魔法の呪文』と言ってもいいかもしれない。フラッシュローンというのは、DeFiならではの非常にユニークな仕組みで、なんと担保なしで、一時的に、それも場合によっては莫大な金額の暗号資産を借りることができるんだ。」

アリス:「ええええ!?担保なしで大金を借りられるんですか!?そんな夢みたいな話があるんですか?それじゃあ、みんな借りて逃げちゃいませんか?」

ウサギ先輩:「ふふふ、そこがミソなんだ、アリスちゃん。フラッシュローンには大きな特徴があってね、それは『借りた資金は、必ず同じトランザクション(取引)の中で返済しなければならない』という絶対的なルールがあることなんだ。」

アリス:「同じトランザクションの中で返済…?それって、どういうことですか?」

ウサギ先輩:「ブロックチェーンの取引は、いくつかの処理がひとまとまりになって記録されるんだけど、フラッシュローンはその一連の処理が全部終わる前に、借りたお金に利子を付けてきっちり返さないといけない。もし返せなかったら、その取引自体が最初からなかったことになる、つまり『借りたという事実そのものが消滅する』んだ。だから、借り逃げは絶対にできない仕組みになっている。」

アリス:「へえー!じゃあ、借りたお金をすぐに返せるアテがないと使えないってことですね。何のためにそんな仕組みがあるんですか?」

ウサギ先輩:「主に、アービトラージ(裁定取引)なんかに使われるんだ。例えば、取引所AではコインXが100円で売られていて、取引所Bでは101円で売られているとする。この時、フラッシュローンで大量の資金を借りて、取引所AでコインXを大量に買って、すぐに取引所Bで売れば、差額の1円×数量分の利益が出るよね?そして、その利益から借りたお金と利子を返済する。これを一瞬の取引の中で完結させるんだ。」

アリス:「なるほどー!頭の良い使い方ですね!でも、それがどうやって攻撃に繋がるんですか?」

ウサギ先輩:「ここからが本題だ。悪い魔法使いは、このフラッシュローンの『一時的に莫大な資金を動かせる』という特性を悪用するんだ。オラクル攻撃のところで話したように、特定のコインの価格を操作するには大量の資金が必要だよね?でも、普通はそんな大金持ってない。そこでフラッシュローンを使うのさ。」

アリス:「あ!そういうことだったんですね!」

ウサギ先輩:「フラッシュローン攻撃の手順は、だいたいこんな感じだ。

  1. 攻撃者は、まずフラッシュローンで莫大な資金を借りる。

  2. その借りた資金を使って、あるDeFiプロトコルが価格参照しているDEX(分散型取引所)などで、特定のコインの価格を意図的に大きく操作する(例えば、大量に買い上げて価格を吊り上げる)。

  3. 価格が操作された状態で、そのDeFiプロトコル上で不正な取引を行う(例えば、異常に高くなったコインを担保に、他のコインを不当に多く借り出す、あるいは、異常に安くなったコインを不当に安く買い取る)。

  4. 不正な取引で得た利益の中から、最初にフラッシュローンで借りた資金と手数料を返済する。

  5. 残った差額が、攻撃者の儲けになる、というわけさ。」

アリス:「うわあ…なんだか銀行強盗みたいですけど、もっとずっと巧妙ですね…。これも実際に被害があったんですか?」

ウサギ先輩:「うん、残念ながらたくさんあるよ。例えば、bZxというプラットフォームは、過去に何度もフラッシュローンを利用した攻撃の標的になっている。オラクル攻撃と組み合わされることが多いから、先ほどのCream Financeの事例も、フラッシュローンが活用されたオラクル攻撃の一種と言えるね。」

フラッシュローン攻撃、どうすれば防げるの?

アリス:「フラッシュローン自体は便利な仕組みなのに、悪用されると怖いですね…。これも何か対策はあるんですか?」

ウサギ先輩:「もちろん、対策は考えられているよ。まず、スマートコントラクトのセキュリティ監査を徹底すること。これは基本中の基本だね。フラッシュローンを利用した攻撃は、コントラクトのちょっとしたロジックの隙を突いてくることが多いからさ。次に、やはり信頼性の高い価格オラクルを利用すること。フラッシュローンで市場価格を一時的に操作されても、オラクルがその異常な価格変動をすぐに反映しないように、時間加重平均価格(TWAP)のような、ある一定期間の平均価格を参照する仕組みを取り入れることも有効だね。」

アリス:「TWAP…?それは何ですか?」

ウサギ先輩:「Time Weighted Average Priceの略で、日本語だと時間加重平均価格だね。これは、ある一定期間の価格を平均して算出するもので、一瞬の価格操作の影響を受けにくくする効果があるんだ。例えば、直近1時間の平均価格を見るようにすれば、フラッシュローンによる数秒間の価格操作はあまり影響しなくなるだろう?」

アリス:「なるほど!瞬間的な動きに騙されないようにするんですね!」

ウサギ先輩:「そういうこと。他にも、DeFiプロトコル内の流動性を高く保つことも間接的な対策になる。流動性が低いと、少ない資金でも価格が大きく動いちゃうからね。流動性が高ければ、フラッシュローンでいくら大金を借りても、価格を操作するのが難しくなる。」

アリス:「色々な角度からの対策が必要なんですね。」

ウサギ先輩:「うん。フラッシュローン攻撃は、ブロックチェーンの透明性とプログラム可能性という特性を逆手に取った、非常にDeFiらしい攻撃とも言える。だからこそ、防御側もDeFiの仕組みを深く理解した上で、多層的な対策を講じていく必要があるんだ。」

他にもある?DeFiの経済的な弱点たち

アリス:「オラクル攻撃とフラッシュローン攻撃、どちらもすごく巧妙でビックリしました…。他にもDeFiには経済的な弱点があるんですか?」

ウサギ先輩:「うん、代表的なものをいくつか挙げておこうか。

  • スマートコントラクトの脆弱性:これは経済的脆弱性というよりは技術的な脆弱性だけど、結果として経済的な損失に繋がるから重要だね。プログラムのコードにバグや設計ミスがあると、そこを突かれて資金が盗まれたり、意図しない動作を引き起こしたりする。これは、どんなDeFiプロトコルにとっても常に潜むリスクだ。対策としては、やはり専門家による徹底的なセキュリティ監査や、バグを発見した人に報奨金を出すバグバウンティプログラムの実施などがあるね。

  • 低い流動性による価格操作リスク:さっきも少し触れたけど、特に新しいDeFiプロトコルや、マイナーなコインを扱っているプールでは、流動性が低いことがある。そういう場所では、比較的少ない資金でも価格を大きく動かすことができてしまうから、市場操作の標的になりやすいんだ。

  • 秘密鍵の漏洩・管理ミス:これはDeFiに限った話ではないけど、ユーザー自身の秘密鍵の管理が甘いと、フィッシング詐欺などで盗まれて、DeFiで運用している資産をごっそり持っていかれる可能性がある。DeFiは自己責任の世界だから、鍵の管理は本当に慎重にしないといけないね。

  • プロトコルのガバナンスリスク:多くのDeFiプロトコルは、ガバナンストークンを持つ人たちの投票によって運営方針が決まるDAO(分散型自律組織)の形を取っている。でも、もし悪意のあるグループが大量のガバナンストークンを買い占めて、プロトコルに不利な提案を可決させてしまう、なんてことも理論的にはあり得るんだ。」

アリス:「わあ…本当に色々なリスクがあるんですね。DeFiって自由で便利だけど、その分、自分で気をつけないといけないことが多いんですね。」

ウサギ先輩:「その通りだよ、アリスちゃん。まさに『自己責任』がキーワードだね。でも、怖がってばかりいても始まらない。これらのリスクをちゃんと理解して、対策を学んでいけば、DeFiの素晴らしい可能性を安全に享受できるはずさ。」

ウサギ先輩からのアドバイス!危険を避けるための心構え

アリス:「ウサギ先輩、私たちユーザーは、具体的にどんなことに気をつければいいんでしょうか?」

ウサギ先輩:「よし、それじゃあ最後に、このウサギ先輩からDeFiの危険を避けるための心構えを伝授しよう!

  1. DYOR(Do Your Own Research)を徹底する!:これは『自分で調べなさい』っていう意味の略語で、仮想通貨界隈では鉄則中の鉄則だ。誰かが「儲かるよ」と言っていたからって鵜呑みにしないで、そのDeFiプロジェクトがどんな仕組みなのか、どんなリスクがあるのか、ホワイトペーパーを読んだり、コミュニティの評判を調べたり、監査レポートを確認したりして、自分自身で納得いくまで調べること。

  2. セキュリティ監査レポートをチェックする:多くのまともなDeFiプロジェクトは、第三者の専門機関によるスマートコントラクトのセキュリティ監査を受けて、その結果を公開している。もちろん、監査を受けたからといって100%安全とは限らないけど、受けていないプロジェクトよりは信頼性が高いと言えるだろう。

  3. 最初は少額から試してみる:いきなり大金を注ぎ込むのは禁物だ。まずは、なくなっても構わないと思えるくらいの少額から始めて、そのDeFiプロトコルの使い方やリスクの感触を掴むのが賢明だよ。

  4. 資産を分散する:卵を一つのカゴに盛るな、という格言があるけど、DeFiでも同じさ。一つのプロトコルに全財産を預けるのではなく、複数のプロトコルや、あるいはDeFi以外の安全な場所にも資産を分散しておくことが大切だ。

  5. 怪しい高利回りには注意する:年利数千%!みたいな、あまりにも美味しすぎる話には裏があることが多い。ポンジスキーム(出資金詐欺)の可能性もあるから、冷静に仕組みを分析して、持続可能かどうかを見極める必要があるね。

  6. 常に最新情報をキャッチアップする:DeFiの世界は日進月歩だ。新しい攻撃手法が出てきたり、プロトコルの仕様が変わったりすることもよくある。信頼できるニュースソースやコミュニティから、常に最新の情報を得るように心がけよう。」

アリス:「わあ、たくさんありますね!でも、どれも大切なことばかりです。DYOR、しっかり覚えます!」

ウサギ先輩:「うん、その調子だ、アリスちゃん!DeFiは確かに魅力的な世界だけど、同時に未知の危険も潜んでいるワンダーランドでもある。でも、知識というランプを灯して、慎重に進めば、きっと素晴らしい宝物が見つかるはずさ!」

アリス:「はい!ウサギ先輩のおかげで、DeFiの経済的な脆弱性について、少し理解が深まった気がします!」

ウサギ先輩:「それは良かった!どんな冒険にも危険はつきものだけど、それを乗り越えてこそ、真の冒険家になれるのさ。ふふん、このウサギ先輩のようにね!」

ウサギ先輩のちょっと一息コラム:フラッシュローンは悪者じゃない?驚きの活用法!

やあ、みんな!ウサギ先輩だよ。今日はDeFiの経済的脆弱性、特にフラッシュローン攻撃なんていう、ちょっとダーティな話をしちゃったけど、ここで少しだけフラッシュローンの名誉挽回をしておこうかな、なんて思ってるんだ。

実はね、フラASHローンってのは、もともとアービトラージ(裁定取引)や担保の入れ替え、債務の借り換え(リファイナンス)なんかを、たった一つのトランザクションで、しかも効率的に行うために考案された、とってもクレバーな仕組みなんだ。想像してみてよ。A銀行で借りてる住宅ローンを、もっと金利の安いB銀行のローンに乗り換えたいとするよね?普通なら、一時的に手持ち資金でA銀行のローンを完済してから、B銀行で新たに借りる、みたいな手間と資金が必要になる。でも、もしフラッシュローンみたいに、「B銀行で借りてA銀行に返済する」っていう一連の流れを「一瞬で」「もしB銀行で借りられなかったら全部チャラ」でできたら、めちゃくちゃ便利じゃないかい?

DeFiの世界では、これと似たようなことがフラッシュローンで実現できるんだ。例えば、あるレンディングプロトコルに預けている担保(例えばETH)を引き出して、別の担保(例えばWBTC)に入れ替えたい時。普通なら一度ETHを引き出して、WBTCを預け直す、っていう手間がかかるし、その間に担保不足で清算されちゃうリスクもある。でも、フラッシュローンを使えば、一時的に必要なWBTCを借りてきてETHと入れ替え、余ったETHで借りたWBTCを返済する、なんていう複雑な操作をアトミックに(不可分な一連の処理として)実行できる可能性があるんだ。

他にも、自己清算(セルフリクイデーション)なんていう面白い使い方も考えられる。自分の借入ポジションが清算されそうになった時、フラッシュローンで資金を借りてきて一旦借金を全額返済し、担保を引き出す。そして、引き出した担保の一部を売却してフラッシュローンを返済し、残りの担保は手元に残す、というものだ。清算ペナルティを回避しつつ、資産の損失を最小限に抑えることができるかもしれないトリッキーな技だね。

もちろん、これらは高度な知識と技術が必要だし、スマートコントラクトを自分で組めるようなプロ向けの活用法だけど、フラッシュローンが決して「攻撃専用ツール」ではないってことは分かってくれたかな?どんな強力な魔法も、使う人次第で善にも悪にもなる。DeFiの道具たちも、それと同じなのさ。

だから、フラッシュローン攻撃のニュースを聞いて「フラッシュローン=悪」と短絡的に考えるんじゃなくて、その背景にある技術の可能性と、それをどう安全に活用していくか、っていう視点を持つことが、このワンダーランドを楽しむコツだとウサギ先輩は思うね!

さて、ちょっと一息つけたかな?また本編に戻るとしよう!

まとめ

アリス:「ウサギ先輩、今日もありがとうございました!オラクル攻撃フラッシュローン攻撃みたいに、DeFiには色々な経済的なリスクがあるんですね。なんだか、自由な世界にはその分、自分で自分を守る力が必要なんだって、改めて感じました。」

アリス:「でも、仕組みを知れば、どうしてそういう攻撃が起きるのか、どうすれば対策できるのかも見えてくる気がします。DYORをしっかりして、ウサギ先輩に教えてもらった心構えを忘れずに、DeFiの世界も少しずつ冒険してみたいです!」

ウサギ先輩:「うむ、アリスちゃんならきっと大丈夫だよ。今日の話は少し難しかったかもしれないけど、怖がらずに、でも慎重に、一歩ずつ進んでいくことが大切さ。DeFiの未来は、君たちのような新しい冒険者たちが作っていくんだからね!さあ、胸を張って、次の扉を開こうじゃないか!」

次回予告

アリス:「DeFiの経済的なリスク、しっかり復習しておきます!でも、DeFiのリスクってこれだけじゃないんですよね…?」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、良いところに気がついたね!実は、DeFiにはもう一つ、とっても不思議で、時には悩ましい『インパーマネントロス』っていう損失の概念があるんだ。次回は、この『永久じゃない損失』の謎に迫ってみようじゃないか!」

アリス:「インパーマネントロス…?なんだか哲学的な響きですね!楽しみにしています、ウサギ先輩!」

☕ 冒険の心得コーナー ☕

アリス:「ウサギ先輩! 今日のお話もすっごく面白かったです! なんだか、この記事を読んでいたら、私も仮想通貨を買ってみたくなっちゃいました!」

ウサギ先輩:「おっと、アリスちゃん、その気持ちはよく分かるよ。でも、焦りは禁物だ。この冒険記は、あくまで不思議の国の仕組みを知るための『地図』みたいなものさ。『宝の地図』じゃないんだ。」

アリス:「宝の地図じゃない…?」

ウサギ先輩:「そう。これは『ここでコインを買いなさい』なんていう投資のアドバイスをするものでは決してないんだ。投資っていうのは、自分自身でよーく勉強して、失っても生活に困らないお金の範囲で、自分の判断と責任でするものなんだよ。そこを間違えると、ワンダーランドで迷子になっちゃうからね。このお約束は、絶対に守ってほしいな。」

アリス:「はい、わかりました! 自分の責任で、ですね! でも、もしこの記事の情報が間違っていたらどうしよう…って、ちょっと心配にもなりました。」

ウサギ先輩:「良いところに気がついたね、アリスちゃん。このウサギ先輩も、できるだけ正確な情報をお届けしようと頑張っているけど、この世界は変化が光の速さだからね。情報が古くなったり、勘違いしたりすることもあるかもしれない。だから、もし読者のみんなの中で『あれ? ここの情報、ちょっと違うかも』って気づいた人がいたら、ぜひ優しく教えてくれると助かるんだ。みんなでこの冒険記を、もっと素敵なものに育てていきたいからね!」

アリス:「みんなで作る冒険記なんですね! なんだか素敵です!」


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