「疲れが取れない人」は、帰宅後の順番が違うのかもしれない
研修講師、手話通訳士の横山熊太郎です。
AIを活用しながら、シニア向けの情報や、書籍やガジェットの紹介などをしています。
「ちゃんと寝ているのに疲れが抜けない」
そんな感覚を抱えている人は、とても多いと思います。
仕事を終えて帰宅し、食事をして、お風呂に入り、眠る。
一見、ごく普通の生活です。
しかし、その“順番”によって、疲れの残り方が変わるかもしれない――。
PHPオンラインで紹介されていた記事
「疲れやすい原因になる『帰宅後の過ごし方』 ベストな入浴のタイミングは?」
を読んで、非常に興味深く感じました。 (PHPオンライン)
この記事では、鍼灸師の中根一さんが、東洋医学や自律神経の視点から「疲れにくい体」をつくる帰宅後の過ごし方について解説しています。
特に印象的だったのは、
「入浴→食事→就寝」
という流れです。
多くの人とは逆かもしれません。
しかし、そこには理にかなった理由がありました。
疲れは「悪いもの」ではない
記事の冒頭で、中根さんは東洋医学の「陰陽バランス」の考え方を紹介しています。
活動すれば疲れる。
そして休むことで回復する。
つまり、疲れそのものは悪ではなく、「自然な反応」なのです。 (PHPオンライン)
これはとても大切な視点だと思いました。
現代人は、「疲れてはいけない」と思い込みやすい。
しかし本来、人間は疲れるものです。
問題なのは、“回復できない疲れ方”なのかもしれません。
多くの人は「食事→入浴→就寝」
仕事から帰ると、まず夕食。
そのあとお風呂に入り、寝る。
多くの家庭で、この順番が当たり前になっています。
私自身も、「先にご飯を食べたほうが落ち着く」と感じることがあります。
しかし記事では、この流れが自律神経を乱し、疲れを抜けにくくしている可能性があると説明されています。 (PHPオンライン)
なぜ「入浴→食事→就寝」がいいのか
記事によると、
食事=副交感神経モード
入浴=交感神経モード
就寝=副交感神経モード
という流れになるそうです。 (PHPオンライン)
つまり、
「食事→入浴→就寝」
だと、
副交感神経 → 交感神経 → 副交感神経
と、体が何度も切り替わる。
これが、疲労感につながる可能性があるのです。
一方、
「入浴→食事→就寝」
なら、
交感神経 → 副交感神経 → 副交感神経
となり、体が自然に“休息モード”へ移行しやすい。
これは非常に納得感がありました。
「温泉旅行」を思い出すとわかりやすい
記事の中で特に面白かったのが、
「毎日を温泉旅行にしましょう」
という言葉です。 (PHPオンライン)
確かに温泉旅館では、
到着
↓
まずお風呂
↓
夕食
↓
ゆっくり休む
という流れが自然です。
しかも、不思議とその時間は心まで落ち着きます。
単なる“順番”ではなく、「気持ちの切り替え」も関係しているのでしょう。
忙しい毎日は、どうしても“作業”として夜を過ごしてしまいます。
しかし本来、夜は「回復の時間」。
その感覚を取り戻すことが大事なのかもしれません。
現代人は「休むのが下手」なのかもしれない
この記事を読んで感じたのは、現代人は“頑張る”ことは得意でも、“休む”ことが苦手だということです。
食事中もスマホ
お風呂でも動画
寝る直前まで情報
常に頭が動いている
これでは、体が休息モードへ入りづらい。
疲れが抜けないのも当然かもしれません。
記事の最後では、
「ゆったり余裕のある時間の過ごし方にこそ、疲れない生活のヒントがある」
と語られていました。 (PHPオンライン)
これは、とても深い言葉だと思います。
「効率」だけでは、人は回復できない
現代は、とにかく効率重視です。
最短。
時短。
生産性。
もちろん大事です。
しかし、人間の体や心は、機械ではありません。
“余白”がないと回復できない。
温泉旅行が癒やされるのは、温泉成分だけではなく、「急がなくていい空気」があるからなのだと思います。
だからこそ、夜の時間くらいは、
急がない
詰め込まない
戦わない
そんな時間にしてもいいのかもしれません。
おわりに
疲れが取れない原因。
それは、仕事量だけではなく、“夜の過ごし方”にあるのかもしれません。
特別な健康法ではなく、
お風呂の順番
食事のタイミング
夜の空気感
そんな小さな習慣が、体を大きく変えていく。
もし最近、
「寝ても疲れが抜けない」
と感じているなら、一度だけでも、
「入浴→食事→就寝」
を試してみる価値はあるのかもしれません。
忙しい毎日だからこそ、“回復する力”を取り戻す時間が必要なのだと思います。
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