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僕の直契約案件から、実務経験を積んで独立した人がいる話

こんにちは、ますです。

普段は、エージェント(案件を仲介する会社)やSES企業を挟まず、企業と直接契約して仕事を受けているフリーランスエンジニアとして、Web開発やAI活用、業務改善の仕事をしています。

どういう経緯でこの働き方になったのかは、自己紹介にまとめています。

この記事では、そうやって受けている直契約案件を、なぜ自分ひとりで抱えず、信頼できるエンジニアに業務委託でお願いしているのかを書きます。


やっていること

時期によって波はありますが、だいたい3〜5社の企業と並行して直接つながっていて、開発や業務改善の相談をもらっています。

その相談は、「これを作ってください」と決まった形ではなく、「この業務、自動化できないかな」くらいのふわっとした状態で問い合わせいただくことが多いです。

そこから話を聞いて、困りごとを整理して、必要なら小さい開発に落としていきます。
企業との窓口や要件のすり合わせ、条件の交渉みたいな顧客折衝は基本的に僕が持つことが多いです。

そのうえで、内容に合いそうなエンジニアに業務委託でお願いして、一緒に進めます。
入ってくれる人にはできるだけ開発そのものに集中してもらいたいからです。

実際にどんな直契約案件を受けて、どう形にしてきたかは、こちらにまとめています。

「直契約ってどうやってるの?」とよく聞かれますが、特別な営業をしているわけではなくて、勉強会やイベントで出会った経営者と、少しずつ信頼を積んできた結果です。

なぜ業務委託でお願いするのかというと、直契約で生まれる仕事を、自分ひとりの中だけで止めたくないと思うようになったからです。

企業からの相談はありがたいことに増えてきました。
でも、僕ひとりで全部を受けるには限界があります。
得意不得意もあるし、時間にも限りがあります。

一方で、周りには「ちゃんと力があるのに、案件に入るルートや実務経験のきっかけがなくて、次のステップに進みにくくなっているエンジニア」もいます。

企業は信頼できるエンジニアに出会いたい。
エンジニアは、次につながる良い仕事に出会いたい。

その間に立って、合いそうな人と合いそうな仕事をつなげられたら、企業にとっても、エンジニアにとっても良い形になると思っています。

僕自身ももちろん仕事として関わります。
きれいごとだけではありません。
でも、自分だけが案件を抱えるより、信頼できる人とチームみたいに進めた方が、できることも増えるし、関わった人の次のキャリアにもつながる。

そういう流れを少しずつ作っていきたいんです。

たとえば、こんなことがありました

勉強会で知り合ったエンジニアの方の話です。

最初は、いきなり「案件ください」という感じではありませんでした。

「今の現場だとPHPは触っているんですけど、マイナーなフレームワークが中心で、このままでいいのか少し不安で」
「LaravelやReactを勉強しているんですが、実務経験がないので、どうやって次につなげればいいか分からなくて」

そんな相談をしてくれたのがきっかけでした。

当時はSES企業に所属していて、単価も上がりにくい客先の現場にいました。
PHPの経験はあるものの技術に偏りがあって、Laravelを触りたい、Reactも身につけたい。
でも実務経験がないから案件に入れず、案件に入れないから経験も積めない。
エンジニア業界によくある悪循環です。

印象に残ったのは、技術より姿勢でした。

分からないことを素直に聞けて、業務の外でちゃんと手を動かして勉強している。
話していて、「この人なら一緒に進めても大丈夫そうだな」と思えたんです。

それで、僕が企業と直接契約して受けていた案件の中から、LaravelとReactを使う部分に、業務委託で一緒に動いてもらうことにしました。
条件交渉は僕が引き受けましたが、企業とのやり取りも含めて、その方には要件の整理といった上流工程から、実装、納品まで対応いただきました。

きちんと納品まで進めてくれて、その経験がReactの実務としてスキルシートに書けるようになりました。
それを足がかりに今度は自分でReactの現場に入っていきました。

同じ働き方でも間に入る会社が少ないぶん、条件の見え方や次の相談の受け方が変わってきます。
単価や進め方についても、自分で考えて選べる余地が増えます。

その後、月70万円ほどの単価でフリーランスとして独立していきました。

変わったのは本人の努力です。
ただ、あの小さな案件が循環を抜けるきっかけのひとつになれたなら、嬉しい限りです。
「ますさんのおかげで独立します」と連絡をもらったときは、自分のことみたいに嬉しかったです。

この経験があってから、「自分が取った仕事を自分だけでやる」ことに、少しもったいなさを感じるようになりました。

もちろん、自分でやる仕事もあります。
でも、誰かにとって次の一歩になる仕事なら、ちゃんと任せられる形にして渡したい。

その人が実務経験を積んで、次の案件に進めたり、単価が上がったり、独立できたりする。
そういうきっかけを作れるなら、自分ひとりで抱えるよりずっと嬉しいなと思ったんです。

一緒にできることは、案件を進めることだけではありません。
僕のつながりの中で、合いそうな経営者を紹介したり、仕事の取り方を一緒に考えたりすることもあります。

小さな実務経験が次の案件につながる流れ

どんな人と一緒にやりたいか

技術力はもちろん大事です。
でも同じくらいやり取りの安心感を大事にしています。

ちゃんと返信が来る。約束を守る。分からないことをそのままにしない。相手の業務に興味を持てる。

相談の段階から「まずここを整理したほうがいいですね」「この部分なら小さく試せそう」と一緒に考えてくれる人だと、なお嬉しいです。

今のスキルに自信が持てなくても大丈夫です。
先ほど紹介した方も、最初は「これから伸ばしたい」側でした。
直契約の現場にいきなり大きく入るのではなく、小さく始められる形を一緒に考えます。

まずは一度、話しましょう

今すぐ案件を探していなくても全然大丈夫です。
むしろ、いきなり仕事の話より、どんなことをしてきて、これからどっちに進みたいのかを、聞かせてもらえたら嬉しいです。

すぐ一緒にできる仕事があるかはタイミング次第です。
ただ、一度話しておくと次に企業から相談が来たときに「あ、あの人に声をかけたい」と思い出せます。
先ほどの方との仕事もそうやって始まりました。

企業から生まれるいい仕事が、いいエンジニアにちゃんと届く流れを、少しずつつくっていきたいと思っています。

▼ いきなり案件に放り込んだりはしません。進み方はこちら

▼ 相談するとき何を送ればいいかは、こちらにまとめています

X: @masu_engineer

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