「煽り」よりも、「品」が人を動かす。
「煽り」よりも、「品」が人を動かす。
7月10日、後楽園ホール。
JTO軍と飯伏プロレス研究所の対抗戦に向けて、SNSでは連日選手同士のやり取りが続いています。

今回、自分は飯伏幸太さんから個人的にお声掛けをいただき、研究所メンバーのサポートという立場で関わらせていただいています。
珍しく他団体への参戦です。
以前からお伝えしているように、PPPTOKYOと飯伏プロレス研究所はアライアンス関係のようなもので、その統率を図るべく、御恩と奉公、鋭意稼働していく所存です。
だからこそ、一人の人間として感じたことを書いてみようと思います。
以前、「仕事のスタンス」というnoteを書きました。
プロレスはリングの上だけで成立するものではありません。
どんな想いで発信するのか。
どう届けるのか。
誰に届けるのか。
そこまで含めてプロレスというエンターテインメントだと思っています。
今回SNSを見ていて改めて感じたのは、「煽ること」と「興味を持ってもらうこと」は、似ているようでまったく違うということでした。
もちろん、トラッシュトークを全否定するつもりはありません。
プロレスには昔からある文化ですし、それによって試合への期待感が高まることもあります。
だから、その文化そのものを否定する気はありません。
詳しくはこの記事でも。
ただ、一人の興行人として考えた時に、それだけでは少しもったいないなと思うのです。
たとえば今回やり取りをしている選手たち。
前口太尊選手も、高橋幸光選手も、普段から一緒に練習をしています。
リングの上では豪快で荒々しく見えることもありますが、普段接しているからこそ分かる、人への誠実さや相手への敬意があります。
乱暴に見えるキャラクターの中にも、ちゃんと「愛」と「品」がある。
だから今回も、相手の発信に対して真正面から向き合っているように見えます。
一方で、JTOの選手たちも、それぞれ本当に魅力のある素材を持っています。
だからこそ、もっと違う届け方があるのではないかと思ってしまうのです。
JTOさんには才能とタレント性を持ち合わせた選手が多く在籍していると思ってます。
ビッグ春華選手は先日、インタビュー記事が公開され、多くの人が初めて存在を知るきっかけになったと思います。
では、その次に団体がどういう掛け算のプロモーションを仕掛けていくのか。
他メディアへの売り込みなのか。
他ジャンルYouTubeコラボなのか。
インタビューなのか。
SNSでのブランディング戦略なのか。
一つの話題を、二つ、三つ、四つへと広げていく。
そこに興味を持った人を、会場へと導いていく。
プロモーションとは、その積み重ねだと思っています。
今回、飯伏プロレス研究所との対抗戦に出場する
北上コータ選手もそうです。
少し調べたり、経歴を見聞すると、「へぇー!そんな人生だったのか」と思える背景があります。
興味深いですし、プロレスファンなら注目度が上がります。
何よりポテンシャルが抜群な選手です。
けれど、その事が知られてすらないということがもったいない。もったいない。
武蔵龍也選手も素晴らしい選手で、
多くの選手が新しい環境へ挑戦していく中で、一期生の彼はなぜJTOという場所に残り続けているのか。
辞めていった選手たちを見て何を思うのか!?
その想いを深く知ることができたら、「試合を見てみたい」と思う人はきっと増えるはずです。
プロレスファンは、技だけを見ているわけではありません。
その人の人生を見ています。
だからこそ、自分は「人生」をもっと発信した方がいいと思っています。
たこぶつ選手とか、絶対カタギに見えない風貌から、その経歴や、そしてプロレスへの愛とか取り組み方が目に見えて分かるからこそ、もっと知りたくなります。気になります。
一体何者なんだと!?
けれど皆さん大衆に知られていないし、団体としても知られるような発信の取り組みがなければ、それらの存在は無いに等しいです。
これは団体として、
目的に向かう道筋や手法が間違ってるのでは!?
も思ってしまうわけです。同時に、そう気づかないと迷走してしまうと思うのです。
これだけ興味深い人生を送っている選手がいるのに、ただただもったいない。
SNSで相手を煽ることも、一つの手法です。
でも、それだけでは届かない人がたくさんいます。
それ以外の手法を知らないのであればそれは可哀想だと思う部分もあり、
団体自体がそれを学ぶ姿勢がなければ、団体に伸び代は薄いのでは!?
とも思ってしまいます。厳しい言い方ですが。
もちろん、反面教師として、我ごとのように、我々も日々一人でも多くの人に知ってもらえるよう、興味を持ってもらえるようなトライを続けないと、と思います。
まだプロレスを知らない人ほど、選手について「どんな人なのか」「どんな人生なのか」に惹かれて会場へ足を運ぶものです。
PPPTOKYOでも、そこはずっと意識しています。
試合を売るのではなく、人を好きになってもらう。
人を好きになってもらうから、試合が見たくなる。
その順番は、これからの時代、ますます大事になると思っています。
自分自身、興行を作る立場だからこそ、後楽園ホールを満員にすることの難しさは痛いほど分かっています。
だから今回の試合も、多くのお客様に見ていただきたい。
それは、今回はイチプレイヤーという立場ではありますが、我ごとのように思う部分でもあります。
そして、この試合をきっかけに、それぞれの選手の魅力がもっと多くの人へ届いてほしいと思っています。
煽ることよりも、伝えること。
勝つことよりも、惹きつけること。
そして、その根底には「品」と「愛」があること。
自分はそんなプロレスを、これからも作っていきたいと思います。
7月10日(金)、後楽園ホール。
リングの上で交わる熱量を、一人の選手として、人間として、
楽しみにしています。
そしてこのnoteもまた、参戦する団体様に一人でも多くのお客様が動員する一助となればと思っています。
同じチームの珍獣たちを統率しないとという使命感も、同時に併せ持ちながら。笑

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いつも購読ありがとうございます。
このnoteでは、PPPTOKYO代表としての日常やプロレス業界の考察はもちろん、団体経営・ブランディング・人材育成・マーケティングなど、「プロレス」というフィルターを通して見えてきた仕事や人生の本質を、自分なりの言葉で綴っています。
プロレスファンの方はもちろん、経営者やビジネスパーソン、何かに挑戦している方にとっても、少しでも気づきや学びのある記事を届けられたら嬉しく思います。
PPPTOKYOは、「人生という物語が投影できるリング」を創り続けます。
このnoteもまた、その物語の一部です。
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今後とも、PPPTOKYOならびに三富兜翔をよろしくお願いいたします。
